最新情報

アンパンマンの積み木を待合室に置きました。

まるやまファミリー歯科の待合室の子どもコーナーに、アンパンマンの積み木をそろえました。

ワタクシ、朝早く来て、ポンと置いて知らん顔していたのですが、あまりに小さくて存在感がなかったせいか、スタッフは誰一人気づきませんでした。

でも、待合室で待っている3才に満たない子どもはすぐ気づいてくれました。

なんだか、「やったぁ!」って感じでウレシイものです。

その子は黒色と紫が好きと言っていた。

何でと聞くと、バイキンマンの色だからだと言う。

バイキンマンの良さがわかるんですね。

アンパンマンが成功したのは、バイキンマンの功績が大きいと思う。

初期のアンパンマンに登場する悪役は、パンチがなくて面白みに欠けていました。

でもバイキンマンが登場すると、話がぐっと引き締まった。

甘いものにはちょっと塩を入れるといい。

「毒」は絶対に入れてはいけません。

子どもは傷つきますからねぇ。

おもしろい話にしようと思ったら、ちょっと怖くしたり、ちょっと悪を入れてやるといいのデス。

年を重ねると歯が黄ばんでくるのは?

患者さんからよく、「歯が黄色くなった気がするんですが・・・」と聞かれることがあります。

もちろん人間は生き物なので、年を重ねるうちに細胞の中の水分がだんだん少なくなってきて、劣化する。

それでカラダ同様、歯も加齢化し、歯のエナメル質の構造も徐々に劣化してくる。

最初歯が白いのは、歯の表層のエナメル質が白いから。

若い時にはこのエナメルが分厚いのですが、年を重ねていくうちに薄くなっていき、その下にある象牙質という黄ばんだ色の層が透けて見えてきます。

研磨剤入りの歯磨剤を使うと着色はとれます。

そして、歯がきれいな白に戻ったような気がします。

しかし、継続して使えば、どんどん歯の表面を薄くしてしまいます。

結果として、「白い歯」をうたい文句にした歯磨剤を使い続けることで、歯は黄色くなるのです。

研磨剤配合の歯磨剤は、たまに使うことが基本です。

死体は武器になる。

(イメージ)解剖の先生の養老孔子(仮名)さんが言っていました。

「死体は武器になる」と。

ある時、教室にヤクザが乗り込んできました。

ヤクザはなかなか帰ろうとしない。

養老先生、しょうがないから別の部屋に行って何やら持ってきた。

そして机の上に「ドン!!」と放り出した。

それは、解剖中の人体標本の手。

ヤクザはビックリして退散しました。

ああいうのを出されると、人間というのはガクッときて対応できなくなります。

突然身体の一部が目の前に出されるという状態は、彼らの行動パターンに入っていませんからねぇ。

世間の文脈というのは、生きた人間にあるのです。

そこに死んだ人間のモノが出てきたら、文脈がガラリと変わって違うものになってしまう。

「ボクはねぇ、ヤクザの弱点は経験的にわかっている。だから死体というのは武器になるんです。」

診療中、北大交響楽団の学生さん達がやってきた!

ポスター

受付付近診療中に、北大交響楽団の学生さん達が3人やってきた。

どうやら、7月7日(土)に札幌コンサートホールKitaraで第135回北海道大学交響楽団定期演奏会を開催するらしいのです。

目玉は、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」。

で、ポスターを貼らせて下さいということでした。

その場で、待合室受付の下に貼りました。

学生さん、「そんないい場所に貼っていただいていいんですか」。

「イイんです。」ワタクシが決めるからいいのです。

カワイイ後輩達にお願いされたら、そりゃあ誰だって応援したくなりますワね。

どうやら「やる気のスイッチ」が入ったようデス。

決勝戦を見つめる(イメージ)ここに2人の中学生がいます。

2人とも小学4年生になって一緒にテニスを始めました。

2人しかいないもんだから、いつも一緒に練習していた。

子どもによってモチベーションは様々。

一人は、テニスがおもしろくて、没頭。

どんどん力をつけていきました。

もう一人はテニスだけに集中できない性格らしく、さぼったり、途中で遊びに行ったり、将棋を指したり、死んだふりをしたり・・・。

二人は違う中学校へ入学し、ある時久しぶりにテニスの大会で会いました。

一人はその学校のエースになり、上級生のシード選手を次々と破り、決勝まで進みました。

もう一人の方は一回戦でボロ負け。

ヘコんでいました。

負けた彼は決勝で戦っている昔のパートナーを横目で見ながら、ボソッと一言。

「何でオレ、あの頃テニスを放り投げて、あんな鬼ごっこに夢中になってたんだろう。あいつみたいに一生懸命やっていれば、オレだって今頃は・・・・。」どうやら、「やる気のスイッチ」が入ったようデス。

目の前でみんなの注目を浴びて、決勝で戦う昔の相棒を見て、何か思うところがあったのでしょう。

1つ気づき、1つ成長したようです。

ちなみに、一回戦でボロ負けした彼は、このブログに時々登場する、うちのチビスケです。

歯周病は、お口の中のサイレントディジーズ(静かな病気)

硬いモノを食べた時、歯に痛みを感じた。

歯を磨いていたらよく血が出る。

・・・・もしかして歯周病にかかっているかもしれません。

実は、歯周病ってのは「痛み」などの自覚症状が出にくいので、知らない間に進行しています。

で、お口の中の”サイレントディジーズ(静かな病気)”と呼ばれます。

ブラッシング時、歯ぐきから出血するのは、カラダの中でパトロール中の血液、まぁ白血球とかリンパ球なんですけれど、それがバイ菌のいるところで戦ってくれているからです。

そこに偶然歯ブラシの毛先があたると、出血する。

そして皆さん、歯ブラシで歯ぐきを傷つけてしまったと勘違いして、そのあたりのブラッシングをやめてしまう。

でも実は逆。

続けるべきなのです。

血の出るところにはバイキンがいるのですから、逆に血を出し切るように、せっせと歯ぐきの中を磨いてバイキンを追い出さなくてはなりません。

次から次へと血は出ますが、な~に、死にやしません。

大病院に行くと紹介状がないと5400円余計にかかる。

大病院一般ピーポー(人々)の不満のひとつに、大病院に治療に行くと、紹介状がなければ5400円(税込み)余計にかかるというのがあります。

歯科なら3240円(税込み)。

日本の医療制度では、保険証1枚あればいつでもどこでも好きな時に好きな病院を選べることになっています。

結果的には、ちょっとしたカゼでも心配だからといって、最新の機器のある高度な病院に行って診てもらいたいと思う人がいるわけです。

でも、最新鋭の機器などがそろっている大病院ってのは、緊急性の高い急性期の重症な患者さんを診るところ。

大病院は医療界の「最後の砦」なわけで、フツーのカゼなら、まずは近所のお医者さんとこに行くのが望ましいのです。

それをわかってもらえないと、大病院を中心に、日本の医療がホントに疲弊して崩れちゃう。

かくして、「近所の医院の紹介状がなければ5400円多くかかりますよ。それが嫌なら近所の医院へまず行ってね」ということになる。

日本ではすぐ医者に診てもらおうとしますが、世界では、熱が出て近所の医院に電話しても「あぁ、そうですか。糖分のあるコーヒーでも飲んで、ついでにアスピリンでも飲んで、熱が下がらなかったらまた連絡してくださいね」って電話で対応しちゃう国の方が圧倒的に多いのです。

1勝1負になるように試合を組むのじゃ。

中学生テニスのイメージ昨日ワタクシ、うちの奥さんと一緒に北海道中学生テニス大会(硬式)を見に行ってまいりました。

中学生が必死に1球を追いかけて走る姿を見るのは、実にいいものです。

小学校からテニスを始めた子と中学生からテニスを始めた子では、この時点で実力差がはっきりしています。

以前ワタクシ、ジュニア育成に定評のあるあけぼ〇テニスクラブ(仮称)で汗を流していた時期があります。

その時、オーナーにこんな質問をしました。

「どのようにしてジュニアは強くなっていくのですか?」オーナー曰く。

「いい質問じゃ。それはじゃなあ、1勝1負になるように試合を組むのじゃ。1勝したら自信になる。1負したら悔し涙を流して、足りないところが見えてくる。そして常に2勝するようになったら、1つ上のクラスに上げてやる。そしてまたそこで1勝1負になるように試合を組むのじゃ」少年鈴木貴男はそうやって強くなっていった。

「はぁ・・・。」ワタクシ事で申恐縮なのですが、うちのチビスケも今回の試合に出ました。

第1日目は全敗。

まわりで全敗したのは自分一人だったらしく、相当ヘコんでいました。

次の日は、カテゴリー別に分けた敗者復活戦。

そこでは、まさかの優勝。

「オレ、やる気になった」と言っておった。

あけぼ〇テニスクラブのオーナーの言ったとおりじゃん。

やる気をだした。

1勝1負の法則かぁ、うまいこと言うなぁ。

「RASHOMON」(羅生門)という一般名詞

映画「羅生門」サッカーワールドカップの最中だというのに、「紀州のドン・ファン」の不審死の真相解明アレコレが連日テレビを賑やかしています。

世間の関心が高いんですね。

それを見ていて、あの黒澤明の映画「羅生門」を思い出しました。

あの「羅生門」、事件があって当事者の言い分が3人3様で、真相がわからない。

で、終わってしまうっていう映画。

それで、複数の証言があって真相がわからないことを英語で「RASHOMON」(羅生門)と言うらしい。

黒澤映画からつくられた一般名詞だとか。

日本語ではまぁ、「藪の中」。

アメリカの小説なら「誰が犯人でしょうか」という風にもっていくのに、この「羅生門」、「ホントのことはわからないんだよ」ともってきた。

まぁ、正解はひとつなんだよと考える西欧人にはインパクトがあったんでしょうね。

長いこと日本人をやっていると、「まぁ、そんなこともあるんだなぁ」とか、「まぁイロイロやね」でうやむやにされても、たいして驚かないのデス。

ブログ一覧