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ネイキッド・カウボーイ

NYタイムズスクェアの交差点

雪が降っても歌います

 

朝、早起きしてBS朝日をつけたら、た
またま「DEEPプラネット」という番組
をやっていた。

ビックリしました。

裸のカウボーイがNYタイムズスクェア
の交差点で歌っているのです。
それもギター1本で。

この人、日本では知名度が低いのです
が、NYのタイムズスクェアで個人営業
する「ネイキッド・カウボーイ」と呼ば
れるパフォーマーです。

彼は、ブリーフ姿でカウボーイブーツと
カウボーイハットのみ着用して、アコー
スティックギターを弾く。

ブリーフ姿の、まぁ、一見、単なる変態
スタイルですが、このスタイルを何年も
貫くうちに一躍NYの人気者になった。

いつも観光旅行の人たちに囲まれて、記
念撮影。

一緒に写真を撮りたがるのは、だいたい
若い女性たち。

大雪の日も現場に立つ。
寒いので、ブリーフと靴下は重ね履き。

ワタクシ、ふと思ったのですが、ここは
ブロードウェイのミュージカルが盛んな
地域。

1つのショーでも、お客さんは入って
まぁ、50人くらい。

一歩外に出ればそこに集まった人たちは
皆、お客さんだ。

観光客の皆さん、自由の女神の前で写真
を撮るように、ネイキッド・カウボーイ
の横で写真を撮るのだ。

いわば、NYの観光名所。

でも、いつまでやれるのだろう。
もし後継ぎがいなければ、家元となって
2代目、3代目に引き継げばイイ。

「あんた、余計なおせっかいだよ」と
言われそうです。

 

何も見えないけど、「アレ?何か変だぞ」

 

人から聞いた話なので、ホントかどうか
知らないんですが、地下鉄サリン事件の
時に知り合いの娘さんが・・・ってとこ
ろでもう怪しいんですけれど、まぁ、ウ
ソにしてみてもいい話です。

その女の子は、毎日同じ電車の同じ車両
に乗って通学していた。

で、ある日、いつもと同じ電車の同じ車
両に乗っていたら、いつもの車両に乗っ
ていないような風体の人たちが乗ってい
て、そのたたずまいがいかにも怪しげだ
ったので、なんだか気持ち悪くなって途
中の駅で降りて次の電車に乗った。

そしたらその人たちがその後、霞ヶ関駅
で降りてサリンをまいたというんです。

これこそ、ルーティンの手柄。

毎日同じことをしていると、そこに起き
たチョットした変化というか、何かコレ
変だぞという感度が上がるワケです。

船に乗っている船長が夜の暗い海を
見て、何も見えないけど「アレ?何か
変だぞ」と感じることがあります。

一方、初めて船に乗るお客さんは、そこ
に何も見えなかったらゼロなのデス。

ブラックジャックの診断

 

 

歯科治療では、診断があってはじめて
治療にとりかかります。

マニュアルでは「ナントカの場合はコウ
で、ナンタラカンタラの場合はアアで」
と決まっていますが、まぁそれは歯だけ
をみた場合で、生身の人間の中の歯だと
考えれば、その人の生活環境を考えなが
ら治療しなくてはなりません。

手塚治虫の「ブラック・ジャック」とい
うマンガがあります。

ブラックジャックが天才的な外科医なの
は、実技がスゴイからじゃないと思うん
です。

全エピソードがそうなんですけれど、
ブラックジャックの天才性は、患者さん
自身の歴史を瞬間的に見て取る能力にあ
って、決して手が速いというのではない
のデス。

だから、きっと過去と未来の時間の流れ
の中で患者さんの現在の症状を的確にと
らえているから、診断も誤らないんだろ
うとワタクシは勝手に思うのデス。

ミスは、気をつけるものじゃなくて、防ぐものなんです。

 

歯医者さんの治療システムって、
ミスしないようにつくられています。

一つひとつの動作に全て理由があって、
大学ではこれを修得、訓練しました。

ところで、世の中では「ミスじゃん、
許してよ、仕方ないじゃん、反省してる
よ」・・・・そう思っている人は大事な
仕事を任せてもらえません。

つまり、つまらない仕事ばかりになる。

人間はミスする生きモノ。
キカイじゃないからうっかりミスする
こともあります。

でもこれをどうやって防ぐかが大切。

電車の運転手さんもそうだけど、飛行機
のパイロットもそう。
着陸する時タイヤを出し忘れたら大変な
ことになる。

お医者さんだって歯医者さんだって、
ミスしないように気をつけるっていう程度
ではダメなわけで、だからこそ、どうやっ
てミスを防ぐかを必死に考えたり研究した
りするのデス。

ミスというものは気をつけるものじゃない
んです。
防ぐものなんデス。

ミスを防ぐ方法を考え、練習した結果、
ありゃ頭良くなっちゃった、ありゃ重要な
仕事を任された、という順番なのです。

”気分”という言葉は「気を分ける」


     気分が悪い 

 

まるやまファミリー歯科では、治療を
始める前に必ず「今日の体調はいかが
ですか?」と問診します。

「体調はいまひとつで、気分もあまり
よくなくて・・・」と答えられる患者
さんが時々おられます。

まぁそんな時には、麻酔をうつような
積極的な治療はなるべく控えます。

特に高齢者の方の場合。

ところで、「気分」という言葉は「気を
分ける」と書きますが、まぁ、プラスと
マイナスの気が分かれて、プラスが多け
れば気分がイイ。

マイナスが多ければ気分がワルイ。

たとえば、病気は「病の気」。
これはマイナスの気が多い状態。
だからこそ、プラスの気の割合を増やす
ことが大切。

カラダを休めたり、おいしいものを食べ
たり、楽しいことをしたり、好きな音楽
を聴いたり・・・。

そうすると自然と免疫力が高まって
きて、プラスの気が満たされるように
なって・・・。

まぁ、心とカラダはつながっているの
デス。

「an」のサービス部門、52年の歴史に幕。

 

先日、アルバイトニュースの「an」の
〇塚さん(仮名)がアイサツに来られ
ました。

今年の11月下旬に、アルバイト・求人
のサービス部門を終了するという。

いつも電話とFaxのやり取りだけで、
「声は聞こえど姿なし」でしたが、初め
てお会いできて嬉しかった。

突然のサービス部門終了ということで
ワタクシもびっくりしましたが、前日
耳にした〇塚さんもビックリしたという。

アルバイトニュースといったら、創刊が
52年前。
〇塚さんのお母様と同じ年齢だとか。

ネット社会になって、今までなかったよ
うなサービスが消えてゆきます。

1つのパイをめぐって、ゼロサム。
まぁ、合計したらブラス・マイナスゼロ
の世界です。

人が少なくなるからITが活躍するのか、
ITが活躍するから人が少なくなるのか知
りませんが、直木賞受賞の故邱永漢先生
は、ITが大きくなりすぎればそれとバラ
ンスをとるように今度はアナログが増え
てきて、ITが小さくなってゆくと言って
おられた。

歯医者をやっていると、いろんな人がい
ろんな話を持ってきてくれます。

子育ては「手入れ」?


     波平さんとカツオ

 

長く子どもの患者さんを見ていると、
小学校時代と中学生時代はなんとなく
顔つきが変わってきたぞと思う。

子どもから大人に変わる時期なので、
何となく心が不安定で落ち着かなく、
いらいらしたりもする時期です。

小さい頃は、言葉は悪いのですが
コントロールがしやすいもの。

それが少し大きくなるにつれ、相手は
しだいにコントロールできなくなり、
最終的には彼らを一人前として認めて
やり、相手のルールの中でつき合わな
くてはなりません。

「この時期なくして、いつ子どもは大人
になる!」

ホント、大切な時期だと思う。

「『手入れ』とは、バランスを崩しやす
いシステムに加減を見ながら手を加えて
システムを強固にしてやることである」

とどこかの生物学者の先生が言っていた。

母親たちの子育てを見ていると、ホント
「アレは手入れだなぁ」と思う。

舌って、筋肉です。

 

ふつう誰も、舌のことなんか考えたこと
がないと思います。

舌に口内炎ができてはじめて、「どこに
できた?」と言って鏡の前で「アカンベ
ー」をする。

まぁ、その程度。

舌というのは、筋肉。
筋肉が粘膜の袋に包まれたものが舌。

筋肉ですから、舌はしばしば食肉となり
ます。

まぁ、食肉って、解剖学的に言えば、
ほとんど筋肉のみですからねぇ。

ところで、舌の筋肉がどう走っているか
は、ウシのタンを買ってきて断面を切っ
て観察してみればよくわかります。

ヒトの舌もウシの舌も同じホ乳類。
筋肉の走り方はどちらもたいして変わら
ないんです。

オスが「アカンベー」をする。
アカンベーしたオスの舌の姿がとても
素敵なら、きっとメスが惹かれて、子孫
の数にエイキョウするハズ。

でもおそらくそうでないから、ウシの舌
もヒトの舌も形はどうでもいい。

だから経済的にキノウしてくれそうな、
ああゆう形になるのだ。

65才を過ぎると、急に薬の種類が増えているように思えます。

 

診療する時に、たとえば「鼻水が出まし
た。ノドも痛いです。熱も出ました。
頭も痛いです」という症状を患者さんが
訴えるとします。

「鼻水が出るのは鼻炎。ノドが痛いのは
咽頭炎で、頭痛があるのは偏頭痛だ」と
し、「あなたはいっぺんに3つの病気に
かかりましたよ。症状が3つあるから、
6種類のクスリを出しましょう」と言っ
たら、「何よ、この先生、とんでもない
ヤブ医者だ!」と言われるでしょう。

その3つが同時に起こる原因を探るのが
医者の仕事。

この場合、医者と名乗る以上、「あぁ、
これはカゼのウィルスによるいわゆる
感冒症候群と言われるもので、鼻水も
ノドが痛いのも頭が痛いのも全部そこか
ら来ているんですよ」と言わなければ
なりません。

すると患者さんは納得する。

歯科医院に来られる患者さんにクスリの
処方を見せてもらうのですが、なぜか
65才を過ぎると、クスリの種類がグン
と増えているような気がします。

詳しいことはわかりませんが、命に直接
関わるクスリ以外なら、除外したり減量
したりした方がいいと思う。

古文書

 

気を取り直して、昨日の続きです。

古文書を読むと、江戸時代にはドロボー
の大親分を手名付けてわずかな報酬と引
き換えに治安維持に協力する仕組みがで
きていたということがわかります。

これは、古文書を求めて全国各地を歩き
まわって読ませてもらっている、歴史家
の磯田道史氏が言っていた話なので、か
なり信用できる。

歴史の教科書は、「国民の皆さん、ワレ
ワレの歴史はこんなものでした。このよ
うに思って下さい」と、政府や学者さん
が信じてほしい歴史像が書いてあります。

この磯田氏、どんな辺ぴな場所へでも
自分の足で歩いていって、ミミズのはっ
たような字で書いてある古文書を読ませ
てもらっている。

この一次資料には、ウソもあるものの、
決して表に出ることはなかった当時の
人々の生々しい声が聞こえるのだ。

自分の趣味も兼ねてこういうワクワクす
る仕事ができるなんて、磯田氏、「なん
とも幸せな人生だなぁ」と思う。

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