風車の弥七

 

診療も終わって一息ついてBS放送を見て
いると、最近、時代劇の水戸黄門(西村
晃主演)をやっています。

そこに「風車の弥七」という親分が出て
きますが、実は水戸藩にはこの弥七の
モデルがいました。

古文書によれば、水戸光圀の時代、
「松元草村小八兵衛」という男がいて、
藩主・光圀の隠密を務めていました。

これが「弥七」のモデルで、今でもちゃ
んとお墓があります。

「松元草村小八兵衛といえば盗賊の頭
で、一昼夜に120キロを往復してくる
男で、忍びの術に長けている」と書いて
ある。

忍び崩れで、最初は泥棒ばかりしていた
のですが、ある時とうとう捕まりました。

ところが運のいいことに、水戸光圀に命
を助けてもらい、生涯、光圀に仕えた
とか。

報酬は今の感覚で、年100万円位。

そして、彼が生きていた間は水戸領内の
夜のドロボーの数がめっきり減ったとも
書いてある。

どうやら「弥七」の存在が治安維持に
一役買っていたらしいのです。

長くなりそうなので、今日はこの辺で
やめておきます。

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