古文書

 

気を取り直して、昨日の続きです。

古文書を読むと、江戸時代にはドロボー
の大親分を手名付けてわずかな報酬と引
き換えに治安維持に協力する仕組みがで
きていたということがわかります。

これは、古文書を求めて全国各地を歩き
まわって読ませてもらっている、歴史家
の磯田道史氏が言っていた話なので、か
なり信用できる。

歴史の教科書は、「国民の皆さん、ワレ
ワレの歴史はこんなものでした。このよ
うに思って下さい」と、政府や学者さん
が信じてほしい歴史像が書いてあります。

この磯田氏、どんな辺ぴな場所へでも
自分の足で歩いていって、ミミズのはっ
たような字で書いてある古文書を読ませ
てもらっている。

この一次資料には、ウソもあるものの、
決して表に出ることはなかった当時の
人々の生々しい声が聞こえるのだ。

自分の趣味も兼ねてこういうワクワクす
る仕事ができるなんて、磯田氏、「なん
とも幸せな人生だなぁ」と思う。

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