
サバンナには猛獣が多い
何でサバンナにはあんなに猛獣が多いん
だ?生物の種類が多いから?いや生物の
種類ならジャングルの方が多い。じゃあ
見通しがいいから隠れる場所がないから
狩りしやすいのでは?いやいや開けた土
地はかえって狩りしにくい。

サバンナには猛獣が多い
理由は3つあるんですよ。猛獣がぎっし
りしている土地は昔は地球上どこにでも
あった。アマゾンの熱帯雨林で頂点に立
っている獣はジャガー、あとピューマ。
大型はその2種類でおしまい。

アマゾンの熱帯雨林で頂点に立つジャガー

あとピューマも頂点に立つ
一方、サバンナはライオン、ヒョウ、チ
ーター、リカオン、ハイエナの5種が同
じ土地に住んでいます。これがそろって
いるのは地球上ではアフリカだけ。

サバンナに住む猛獣・ライオン
1つ目の理由は森と草原の食べ物の話で
、食える緑か、食えない緑か。そんなも
の森の圧勝でしょう。あんなに葉っぱが
あるんだから。でもね、植物が作る量な
ら確かに熱帯雨林のほうが多い。でも量
の問題じゃないんですよ。

食える緑か食えない緑かが問題。草原は食える緑。森は食えない緑。
動物が食べる量は草原の方が10倍多い。
何でかと言うと、森が作ったものが何に
化けるかを考えればいい。森が作るもの
は幹と枝と樹皮と葉っぱ。三木は硬くて
栄養がなくて、消化もできない。ほぼ木
材。やわらかい葉っぱはちゃんとある。
ただし20メートル上だ。届きません。

森が作るのは幹、枝、樹皮と葉っぱ。ほとんどが木材。葉っぱは20メートル上だ。届きません。
じゃあ草原はどうかと言うと、生えてい
るモノすべてが口の高さにあって、しか
も全部が緑の葉っぱ。草原って地面全部
が食べ物。

サバンナは生えているモノすべてが口の高さにあって、しかも全部が緑の葉っぱ。草原って地面全部が食べ物。
アフリカのタンザニアにセレンゲティと
いう草原があります。四国くらいの広さ
の草原に、300万頭の動物が暮らしてい
ます。そこでは1年で草が作った量の内
65%が草食動物に食われています。

アフリカのタンザニアにセレンゲティという草原があって、草原の65%は草食動物に食われています。
じゃあ熱帯雨林はどうか?それがたった
6,7%。これが1つの理由なんですよ。
森の緑はあっても食えない緑なんです。
【続く】