
「ああ、これはどこかで見たパターンだな!」
【続きです】
戦後の復興、災害からの復旧、経済危機
からの脱却、日本は危機対応を何十回と
繰り返す中で、そのプロセスを自動化し
ちゃった。マニュアルが不要な程に。多
くの国で起こることは、失敗が起きると
責任のなすりあいが始まり、それが終わ
ると政治的混乱が起き、混乱が収まると
ようやく対策が出て、実行はさらに遅れ
る。

戦後からの復興、災害からの復旧、経済危機からの脱却、日本は危機対応を何十回と繰り返すうちに、そのプロセスを完全に自動化しちゃった。
それに対して日本の危機対応サイクルは
失敗が起きると、即座に分析が始まり、
分析と同時に制度修正が進み、制度修正
と同時に再始動が行われます。途中で止
まる期間がありません。このサイクルが
自動化されているということは、考える
必要がないということです。危機が来れ
ば、カラダが勝ってに動く。まるで呼吸
をするかのように。

日本は危機が起こると、即座に分析が始まり、分析と同時に制度修正が進み、制度修正と同時に再始動が行われます。
日本人は危機を恐れるのではなくて行動
に出るのです。他の国は危機が起こると
凍りつきます。どうすればいいか分から
ず、立ち止まってしまう。日本は危機が
来るとむしろ加速します。何をすべきか
既に知っているからです。

他の国は危機が起こると、凍りつきます。
リーマンショックのような金融危機も、
半導体危機、新型コロナウイルスによる
供給網の崩壊(ワクチン不足)、日本が対
応した速度を見てください。金融危機の
時、他の国は救済策でギロンするのに数
か月を費やしました。日本は1週間で対
策を打ち出し、実行に移した。新型コロ
ナウイルスの時、他の国がロックダウン
の是非で争っている間に、日本は既に独
自の対策システムを稼働させていました
。

新型コロナウイルスの時も、他の国がロックダウンの是非で争っている間に、日本は独自の対策システムを稼働させていました。
これが可能だった理由はただ1つ、「練習
じゃなくて、実践を戦い続けて来たから
」です。日本はホントの危機の中でホン
トの対策をしながら学んで来たのです。
人々が命を落とし、経済が崩壊し、国が
揺らぐ状況の中で学んだのです。日本の
大学受験生がほぼ全員やっていた、旺文
社の受験参考書「傾向と対策」みたいな
もんです。

昔受験生の時、お世話になりました。旺文社の「傾向と対策」
だから21世紀に新たな危機が訪れた時、
日本だけがあわてなかったのです。
「ああ、これはどこかで見たパターンだ
な!」そんな反応でした。

物理の「傾向と対策」(旺文社)。「これはどこかで見たパターンだな!」
まあ、偏差値の高い高校生が難問の数学
の問題を解く時の思考の過程と同じよう
な経路です。
おしまい