
峡谷は軍事力を誇示し、経済制裁をちらつかせ、外交的圧力をかける。
アメリカ・C国・ロシア、これらの国々
は、脅威を明確に示します。軍事力を誇
示し、経済制裁をちらつかせ、外交的圧
力をかける。予測可能です。でも日本は
違います。日本は脅しをかけません。軍
事力を誇示しません。制裁もかけません
し、圧力もかけません。その代わりに
「行動を予測させない」のです。

日本は脅しませんし、軍事力を誇示しません。制裁もかけないし、圧力もかけません。
戦略において最も恐しいのは敵ではなく
、変数です。敵には備えることができま
す。どう動くか、何を望むか?どこまで
やるか?わかっていますから。変数は違
います。誰にもわからないのです。日本
はまさにその変数になりました。

日本は「変数」になった。誰にもわからないのです。
「制御不可能」「代替不能」「予測不能」
大国が最も嫌う状態です。一つでも当て
はまれば厄介なのに、日本は3つも同時
に満たしているんですよ。制御しようと
してもできず、代替しようとしてもでき
ず、予想しようとしてもできない。

日本は「制御不能」「代替不能」「予測不能」を同時に満たしているんだ。
例として挙げれば、「半導体輸出規制問
題」。アメリカがC国への半導体輸出規制
を強化しました。C国に圧力をかける為
です。でも問題が起こった。日本がどち
ら側につくか分からなかったんですよ。

アメリカがC国に半導体輸出規制の圧力をかけた。
アメリカは日本に同調するように圧力を
かけました。C国は日本に中立を保つよ
うに圧力をかけました。両者とも確信し
ていました。日本はワレワレの言うこと
を聞くだろうと。結果、日本はどちらの
言うことも聞きませんでした。

アメリカは日本に同町するように圧力をかけた
日本は独自の基準を作ったんですよ。ア
メリカの要求も一部だけ受け入れ、C国
の要求も一部だけ受け入れました。そし
て残りは日本の国益に基ずいて判断した
んです。両者とも当惑しました。予想外
だったから。

日本は予想外のことをした
これが何を意味するのか?日本が独自の
路線を歩み始めた?半分正解。大切なの
はアメリカとC国が、日本を計算できな
くなったということです。過去は違いま
した。日本はアメリカ側でした。アメリ
カが要求すれば従った。アメリカにとっ
ては予想可能だったんですよ。

アメリカとC国は、日本を計算できなくなった
今は違う。日本は独自の計算式を持って
います。アメリカも知らず、C国も知ら
ない計算式です。