よく思うのですが、どうして日本ってこ
ういう国なのかなって。こういう国って
例えば、空気を読めるとか、実力主義よ
りも、その人の属性とか、まあ血筋であ
ったり、家柄であったり、そんなのを大
事にする国だということがわかっていま
す。
例えば、家康を見ていると、400年前に
こういう国を作ろうとして脳が壊れるほ
ど考えて、江戸時代のシステムを作った
。
跡継ぎに関して言えば、兄の秀忠は弟の
国松よりも才能がない。でも、家康は危
険なデパートの国松じゃなく、安心デパ
ートの秀忠を2代将軍にした。秀忠は父
、家康の影も踏めないほど、安全・安心
な性格。というか、何か物足りない。
もっと何か言えよ!
それが400年経っても社会通念として続
いているんです。
実力のある人にとっては実力主義はいい
んだけど、必ずしも世の中、実力のある
人ばかりじゃありません。弱者であった
り、実力を持っていても、なかなかいろ
んな事情で発揮できない人っているんで
すよ。そういう人を切り捨てない社会っ
てのが、実は、属性によって、ある程度
守られているのかなあと思うんです。
まあ、世襲は滅ぼされないためのシス
テム。
例えば、政治家や歌舞伎役者を見ていて
も、世襲制が多い。まあ、色々、御意見
があるでしょうが、世襲なら、自分も周
りもあらかじめ覚悟が出来るだろうし、
システムを最初から作らなくてもイイ。
古いシステムでも磨いてやればそこそこ
使える。それにコストかかんない。
『2代目○○を、今後ともどうぞお引き立
て宜しくお願い仕りまする。』とでも言
っておけば拍手を貰える。
パフォーマンスが下手でもしばらくは許
して貰える。
平和な日本だから出来たやり方。
社長が辞めたら、日本では普通、次は副
社長がなります。前任者のやっていたコ
トを見てやれば、まあ伸びしろは無いに
しろ、少なくとも安定経営はできるし、
部下も安心して仕事が出来る。
勢いがあって、実力のある人がいきなり
トップに立つと、古いシステムを壊し、
何をするかわからない。それについて行
けない人達は辞めていく。
ワタクシがいいと思うのは古いシステム
の本家と新しいシステムの小さい離れの
2つを用意しておき、まあ、Aチーム、
Bチームでもいい。時代に合わなければ
、ちょっとずつ本家(Aチーム)を縮小し、
離れ(Bチーム)を大きくして行く。
他にも、戦国時代の関ヶ原の戦いで毛利
氏が採った戦術。東軍が勝っても、西軍
が勝ってもいずれであっても、毛利家は
滅びないやり方。
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