2018年 5月 の投稿一覧

ぶつけて腫れて、あわてて歯医者に連れてきて・・・

ヒフの腫れ(赤いのは毛細血管)就学前の児童が幼稚園で遊んでいる時に鼻の下をぶつけて腫れて、それを見てお母さん、あわてて歯医者さんに電話してかけつける。

そんなことがたまにあります。

ケガをすると、傷口のまわりのヒフは赤くなって、次第に盛り上がってきます。

つまり、腫れる。

腫れっていうのは、毛細血管から血液中の水分がしみ出て、皮膚の下に溜まってできます。

しみ出た水分には、ケガや病気のために壊れたソシキを取り除くための細胞や、そのあとを修理するための細胞やタンパク質が含まれています。

これらを大量に送り届けるために、水の流れで運ぼうというわけです。

もしケガや病気のせいで病原体が侵入すると、これを退治するために白血球やリンパ球も水に乗っかって到着します。

実は、腫れるってのはケガや病気を治すための必要な反応なのです。

ちなみに、「たんこぶ」は強い打撲によって血管が破けて皮下に内出血が起こり、たまった血液がヒフを押し上げることで起こります。

まぁこれは普通はガンガン泣きますが、大丈夫。

でもこぶができずに失神して、泣かずにグッタリしていれば、こりゃあ大変。

脳出血のおそれがあります。

この場合は、歯医者を飛ばして脳神経外科に連れていった方がイイ。

ツドームで運動会が・・・。

札幌ツドームこの時期は運動会のシーズンです。

近くのS園小学校(仮称)は、児童数が増えて、運動場に校舎を増設中。

なので、運動会を札幌のツドームでやったとか。

ある患者さんが言っておりました。

ふつうは円山競技場でやることが多いのですが、今は高体連の真っ最中。

で、史上初めてのツドーム開催。

ここ、屋根がついているので、雨が降っても平気。

電光掲示板に競技の進行とか得点とかがキラキラ出るので、子ども達の記憶に残ることでしょう。

うちのスタッフにも、「ツドームの運動会どうだった?」と聞いたら、「快適でした。

暑くもないし、寒くもないし、日差しもないし、風も吹かないし、スペースに余裕があって暇な時には本も読める。この運動会、絶対に子ども達の一生の思い出になるような気がする」と。

ところで、これからの運動会は午前中に終わるようになるとかならないとか。

午前中終了待望説には、お母さん方からも子ども達からも、誰からも反対意見は出なかったそうです。

運動会の練習時間を減らして、英語の時間を割り当てるのかもしれませんね。

運動会日和でした。

〇山小学校(仮称)の運動会先週の土曜日は天気も良くて、絶好の運動会日和。

診療が終わって家に帰ると、小学校の方から子ども達の歓声が聞こえてきたので、〇山小学校(仮称)に行ってきました。

うちのチビスケはもう中2なので、この場所にはおりません。

でも子ども達の声にひかれて、足が運動場に向かったのです。

トリは、低学年と高学年の男女リレーでした。

例年、必ずコロぶ子がいて、みんなで拍手をして応援するのですが、今年はそんな子もいなくて・・・。

ワタクシだけかもしれませんが、子どもたちの一生ケンメイ競技する姿を観るのが好きです。

何か目に見えないエネルギーがもらえるような気がして。

小学生の皆さん、先生、保護者の皆さん、じいちゃん、ばあちゃん、今年もお疲れ様でした。

肩こり、コリコリ。

患者さんに”今日の調子はどうですか”と聞くと、時々、”肩が凝っています”という返事がかえってきます。

まぁそれはいいとして、その肩こり。

肩のところにある肩甲骨は、上半身の骨盤です。

肩甲骨まわりの筋肉は、人類の祖先が4本足で歩いていたとき、上体の半分の体重を支えていたと考えられています。

だから現在でも、肩甲骨のまわりでは非常に強じんな筋肉が発達している。

ところが、デス。

人類の祖先が進化して2本足で歩くようになった。

すると、負荷が肩甲骨の周りの筋肉にかからなくなった。

そこで、血液がそこに留まって血のめぐりが悪くなる。

おまけに2本の腕がブラブラしているので肩の関節付近に負担がかかっておる。

肩をもんでもらった時には、このうっ血が流れるので一時的には治ります。

でも、一時的。

だからマッサージは根本的な解決にはなりません。

じゃあどうしたらいい?ものの本には、昔に戻って4本足で歩けばいいと書いてある。

4本足はムリだから、四つんばいになってゾウキンで床でも拭こうか。

さっぽろ歯っぴいらんど2018

待合室にポスター掲示中今年も6月2日(土)12:00からサッポロファクトリーで、札幌歯科医師会等主催の「ミッフィーとうたおうファミリーコンサート」があります。

ミッフィーが歌のお姉さんと一緒に繰り広げる、歌や手遊びの楽しいコンサートです。

参加料は無料。

その他に何があるかというと、無料歯科健診、むし歯菌テスト、口臭測定、口腔がん検診、手がた型どりコーナー、ポスターコンクール入選作品展示。

あと、牛乳試飲コーナーなどなど。

去年は、小さい子どものいるうちのスタッフもお客さんとして参加。

お土産袋を両手一杯もらって来たようデス。

弟子は師匠から「学び方」を学ぶのデス。

師匠が弟子の将棋をじっと観察している高校生棋士、藤井聡太が杉本昌隆師匠と同じ7段に昇進しました。

いったいどうなるんだろうと、世間の皆さん、ニヤニヤ顔で応援しています。

ところで、「師匠と弟子」の話でこんなのがあります。

師は何も教えてくれない。

少なくとも弟子の目に「意味がある」と思うことは何も教えてくれません。

いつもいつもトイレ掃除とか、廊下の拭き掃除ばっか。師はすまし顔で「これが修行である」と言い張る。

弟子は困惑する。

そのうち、「先生は私に無意味なことばかりさせるはずがない。ということはだ、つまり、私はイミのあることをしているのだ」と考えるようになる。

まぁ、師はあまりにも偉大なので、そのふるまいが深すぎて私にはわからないのだという思考に陥る。

そういえば昔、「柔道一直線」というスポ根ドラマがあって、師の車周作は弟子の一条直也に、「水を運べ!」とか「マキを割れ!」とか「山にこもれ!」とか、意味のないことばっか言ってた。そうすれば必殺技「地獄車」のことがわかると。

師は「学べ!」と言っているのです。

ひとたび学び方を学んだ者は、それから後はどのような経験からも、どのような出会いからも、どのような人物からも、どのような言動からも豊かな知見を引き出すことができます。

賢者有徳の人からはもちろん、愚者からも悪人からもそれぞれに豊かな何かを学びとることができるのデス。

学校歯科検診に行ってきた。

キョロキョロ見渡す後列の子ども達(イメージ)

廊下で順番を待つ子ども達(イメージ)昨日、緑苑台小学校の学校歯科検診に行って参りました。

例年どおり、北大の助っ人の先生と、うちのスタッフ2名、そしてワタクシ。

小学1年生のトップバッターは、いつも緊張しています。

なんたって、初めての歯科検診。

「何されるんだろう。初めてなんだし、どうしたらいいだろう。」というような顔つきをしています。

これも例年どおり。

後列の子ども達は、検診を受けてる子をじっと見ています。

そして、「こんな感じでやればいいのか。

歯医者に行った時のように痛そうじゃないぞ。すぐ終わるし、楽勝!」というのがわかってか、まわりの仲のいいヤツと担任の先生の目を気にしながらちょっとジャレ合う。

これまた、いつもの光景。

そして自分の番がきて、口をあけて、Drが「ゼロ、ゼロ、イチ、イチ。EからCまで斜線。

イチ、イチ、斜線。DがC、Eがマル」のようなわけのわからない変な暗号を唱えておしまい。

かくして、歯科検診の時間は”楽勝、ラクショウ”の授業時間になるのです。

最後に校長先生や保健室の先生と小話をして、小学校をあとにしました。

今年も無事終わってよかった。

5月16日(水)は学校歯科検診のためお休みです

毎年5月の連休明けに、緑苑台小学校の学校歯科検診があります。

今年も、北大の助っ人の先生と一緒に、うちのスタッフ2名を引き連れて行って参ります。

ワタクシ、ここの小学校の初代学校歯科医なので、今年で16年目。

緑苑台は石狩市の新興団地。

学校設立当初は、児童数はたしか234名。

それが年を追うごとにどんどん増え続け、ピークのH25年は、539名。

その後徐々に減り続け、今年H30年は児童数が450名を切りました。

学校の先生によると、最近家が建たなくなったとか。

というのも、近くに中学校ができる予定だったのが、建設中止。

中学校を見越して家を建てた若者夫婦が、はしごを登った後にはしごをはずされた形になってしまった。

そりゃあもう、家を建てる理由がなくなってしまいます。

かくして少子化も伴って、児童数が減少傾向に。

世の中では、今ある小学校・中学校でも子どもの数の減少で、いつなくなるかわかりません。

ワタクシの小さい頃通っていた小学校、当時1000人の児童数を誇っていたのですが、今は廃校になったと聞きました。

海外の歯ブラシ

海外のドラッグストアなどで歯ブラシ売り場を見たことがある方は、海外の歯ブラシが日本のものに比べてデカイという印象を持たれていると思います。

ムシ歯予防先進国の北欧、欧米だけでなく、アジア諸国と比べても日本の歯ブラシはかなり小さい。

まぁ、ヘッドの長さはブラッシング時間と動かしやすさのバランスを考えて選べばよいので、大きければいいというわけでもありません。

「どの歯ブラシを使ったらいいですか」とよく聞かれるのですが、値段やメーカー、硬さ、形、いろいろ基準はありますが、何のためにブラッシングをするかを考えればいいのです。

ワタクシが皆さんにアドバイスするとしたら、「バイ菌ができるだけよくとれるかどうか」としか言いようがありません。

コンサドーレを将棋に例えた人がいた。

ワン・タッチの練習風景ゴールデンウィークの最終日、ワタクシ、北海道コンサドーレ札幌の練習基地、宮の沢の白い恋人サッカー場に行って参りました。

その日は小雨ながら、前日のガンバ大阪戦で勝利したせいか、選手、サブの皆さん、明るいフンイキで練習、そして、クールダウン。

写真はワン・タッチの練習。

外の輪の選手がお互いワン・タッチのパス。

内輪の選手3人がそれをとる。

とられた選手は、罰としてとった選手と入れ替わる。

ツー・タッチした選手も罰として内輪の選手と入れ替わる。

ワタクシが見ていた時は、ジュリーニョがチャナを「ツー・タッチ!ツー・タッチ!」と指摘していた。

ところで、今年の強いコンサドーレを将棋に例えてみたサポーターの方がおられました。

彼によると、FW:都倉は歩。着実に進み、起点をつくり、ペナルティエリアに入り、金となり、王を獲る。

MF:チャナと三好は角。カットインやアウトに流れて攻撃をサポート。

菅は香車。縦への突破で敵陣を切り裂く。

駒井は飛車。縦横無尽にあらゆる局面をサポート。

宮沢・深井は銀。王に届く手を食い止める。

DF:ミンテは金。王を守る最後のとりで。

福森・進藤は桂馬。いざという時の飛び道具。

GK:ソンユンは王。

こういうバランスがとれているから、今の札幌は強いのかな。

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