紀元前の入れ歯の歯は、死人の歯だった。

大昔の入れ歯の話です。

紀元前700年頃のイタリア半島の北部、歯の抜けたエトルリア人は、モノを食べるのに必要な歯の代用品を工夫しようと、アレコレ考えました。

そして、抜けた歯のアトに黄金で土台をつくり、動物の牙や骨、歯を削って植え込んでいました。

最高級品は、人間の死体の健康な歯を仕立て直して、入れ歯にするもの。

お金持ちの人たちだけが可能でした。

残念ながらエトルリアはその後、ローマ帝国に取り込まれてしまいました。

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