目から入ったゴミが鼻クソになる?

 

昔、学生時代、解剖実習というのがあっ
て、その時「鼻涙管」というのが目の下
の方にあったのを覚えています。

何で「目涙管」じゃないんだろうと
思っていました。

仕組みを考えたらやはり「鼻涙管」なん
です。

目の表面は、いつも結膜から分泌される
粘液と、涙腺から出る涙の皮膜によって
保護されています。

つまり、目にゴミが入るとこの皮膜が
ゴミをつかまえてしまう仕組み。

そして、まばたきすると新しい涙に
チェンジ。

古い涙はゴミや粘膜と一緒に、目頭に
ある涙のうという所に流されます。

世の中には「目から鼻へ抜ける」という
言葉がありますが、実際はこの涙のうか
ら鼻腔へ鼻涙管という管が抜けていて、
古い涙はそこを通って鼻腔へ向かう。

そして鼻腔内の壁の粘液やゴミと混じり
あって、最後は鼻クソになるのです。

泣くと鼻水が出ますが、これも同じ原理。

涙が鼻涙管を通って鼻の中に流れ込み、
鼻水になるってコト。

小説で「瞳に涙を浮かべた」なんて描か
れていたら、美しい情景を想像しますが、
「鼻から鼻水をたらした」などと描写
したならば、編集長から「書き直せ!」
と叱られそうです。

子どもたちの才能

バイオリンとピアノ

 

昨日は、ある男子中高一貫校の学園祭に
行ってきました。

今回はミュージックフェスティバルを
のぞいてみた。

学生なんだけど、腕前はアマチュア~
プロ級まで。

出演者は、普段着のTシャツ、ジーパン
姿で披露する。

ピアノ演奏だけの子もいれば、ピアノと
バイオリン、ギターを弾いて歌う子、
フルート演奏の子もいた。

順番通りにリサイタルは進んだのですが、
中には時間通りに演者が来なくて、みん
なをあわてさせ、遅れてきたと思ったら
派手に一発、曲を弾き散らして、終わる
とサッと消えるツワモノもいた。

父兄の皆さんから、温かい笑いがドッと
起きた。
いかにも中高生らしい。

圧巻だったのは、岸本隆之介君のピアノ
リサイタル。

この子は、サッカーでいえばU-18の
日本代表クラスのエース。

ところで、子どもたちにはいろんな才能
があります。

歌や絵の才能、ピアノやバイオリンの
才能、物理や数学の才能、そして将棋や
オセロの才能。

才能じゃなくとも、年頃の女の子たちに
は“キモイ”と言われてしまいそうな、
鉄道、アマチュア無線、アニメ、アイド
ル等の趣味。

学校ではみんなが何らかのスペシャリテ
ィを持っていて、お互いにリスペクトし
ているのだ。

自分の得意分野に自信を持って、それぞ
れの道を堂々と極める友人を見て、多様
性を認める。

そして、鍋の中に入れてそれをグタグタ
煮ると、お互いのことを認め合う文化が
育つのだ。

「本番が弱いヤツ」になっちまう。

マラソンのスタート

 

まるやまファミリー歯科に入って来られ
る患者さんはいの一番、「涼しいねぇ」
と言われます。

うちではエアコンのスイッチをまだ入れ
ていません。

ここはビルの1階で、両隣が建物なので
太陽の熱が届かない。

まぁいわば、北向きの洞窟の中。
室内は涼しくても外は暑い。

ところで、来年の今頃は東京オリンピッ
クです。
暑いです。

オリンピックで金メダルを獲得するには
、とにかく「相手に勝つ」ことが第一条
件。

どんなに平凡なタイムであっても、参加
選手の中で一番であればイイ。

まぁ要するに、オリンピックの競争の
原理は「絶対評価」よりも「相対評価」。

しかも、本番の大舞台で100%の力を
出し切れる人なんて、まずいません。
せいぜい50%くらい。

そこで70%の力を発揮できれば、それ
でもう金メダル。

実際、オリンピックのマラソンで世界新
記録が更新されたことはほとんどありま
せんし、一流のランナーにとって記録を
狙う大会と結果を狙う大会は別モノ。

大切なのは自己ベストじゃなくて、「て
っぺん」に立つこと。

この原則を忘れて本番で120%の力を
出そうとするから、余計なところに力が
入って空振りするのだ。

そして、フダンの半分も力が出せない。

つまり、表題の典型的な「本番が弱い
ヤツ」になっちまう。

 

「しょせん、空気の振動だ」でハイ、終わり。

 

「プルルル、プルルル!」

「お待たせいたしました、まるやまファ
ミリー歯科でございます。」

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ!」

「あっ、滅菌器が器具の滅菌終わった。
扉を開けなくちゃ。」

「キーン、キーン、キーン」

「〇〇さん、歯石取るからバキューム
持ってくれる?」

歯医者さんでは、コミュニケーションを
音でとっています。

そして、合図も音。

音って、すごく便利で、あと腐れがあり
ません。

例えば、昆虫の世界でコミュニケーショ
ンはもちろん目。

次にフェロモン(におい)ですが、日々
のコミュニケーションはニオイではとれ
ません。

アリの巣の中でニオイを出したら、おし
まいです。

くせぇ~!
巣の中にこもりますから、分解すること
を先に考えなくてはいけません。

だからニオイは絶対に有効じゃあない。

ところが、音はすごく有効。
消えてなくなりますもの。

音で思い出したのですが、悪口を言われ
た時、ある人が「しょせん、空気の振動
だ。」と言っていました。

何かイミがあると思うから怒るワケで、
「また空気が振動している」で、ハイ、
終わり。

何であんなに元気なんだろう?


   エネルギーのツボ、いっぱいある?

 

うちのチビスケを見ていると、成長期な
のに「もっと食べてよ」と言いたくなる
ほど食べません。

つまり、食が細い。

そして、エネルギーを節約するためか、
声も小さいし無駄な動きをしません。

した瞬間にエネルギーを消耗してしまう。
もっと食えばいいのに。

ところで、身体の中にエネルギーのツボ
がいくつかあるとしたら、女性はそのツ
ボがかなり開いていると思う。

7つあったら、4つや5つ開いている
イメージ。

ところが、おとなしすぎる男性は、ほと
んど開いていません。

「悪い人ではないんだけど、何か物足り
ないのよね」
と言う女性がいたら、その「何だかもの
足りない」は、自分と相手のどちらかが
悪いという話ではなく、エネルギーの問
題。

だと考えれば、少しは納得いくのではな
いでしょうか。

うちの奥さんを見ていても、うちのスタ
ッフを見ていても、彼女たちの方が男の
ワタクシよりもエネルギーがかなり大き
いと思う。

何であんなに元気いっぱいなんだろう?

ホント、エネルギーのツボが全開なん
じゃないだろうかと思う。

アダルトチルドレンではダメなんです。


  「何で勉強しないとダメなの?」

 

内田タツルさんという武道家がいます。

子ども向けに、「どうして勉強しなくて
はいけないのか」をこう語っています。

今、君たちがちゃんと勉強して生きる力
を身につけてくれないと、20年後、
30年後にキミたちの子どもが、もう豊
かでも安全でもなくなった社会で、飢え
ることや奪われることを恐れながら暮ら
すことになる。

勉強するのは、同じ集団に属する「未来
の世代」のためだよ。

動物の世界を見ても、弱い者から順番に
死に始めます。

そしてやがて集団は消えてしまう。

大人たちから「生き延びるための方法」
を学ばなければ、みんなが「子ども」の
ままでいいやと一人で自分勝手なことを
していれば、あと30年くらいで日本は
子どもの国になっちまう。

見た目はおじさん、おばさんでも、中身
は小学生のまま。

自分のことしか考えないで、欲しいもの
があれば「欲しいよう」とじたばたしま
す。

子どもが欲しいと言えば、誰かが持って
きてくれますからねぇ。

世の中、みんな子どもだったら、トラブ
ルを処理してくれたり、必要なものを
探し出してくれる大人がいなくなっちゃ
う。

まぁ、この集団が生き延びるには、ある
程度の頭数の「大人」が絶対必要だとい
うこと。

アダルトチルドレンばかりではダメなん
です。

カブトムシの角はなぜ大きい?

 

 

カブトムシの角はなぜ大きいか。

あんなものは、メスにはありません。
それなら、ただ生きていくためにはあん
な角は不用。

説明がつかないので、ダーウィンも「あ
れはメスの好みだ」と言いました。

角の大きいオスほどメスにもてる。
で、だんだん大きくなっていった。

これが、古典的な説明。
でも、今ではそうでナイようで・・・。

「こんな大きな角を持っていてもちゃん
とやっていけるんですよ。じゃまじゃあ
ないんです。そのくらいワタクシは丈夫
で健康なんです。」

角はそれを示す信号だとか。

つまり、「角が大きくて立派なら、その
分だけ元手が余分にかかっている。その
余分な費用を負担できるほどワタクシは
立派なカラダを持っているんですよ。」
というわけだ。

これを、「ハンディキャップの原理」と
言うらしい。

なんかコレと似ているものがあったなぁ。

そうだ、駅前に建っているあの大きな
G行(仮称)。
アレは大きなカブトムシの角だ。

ところで、角があるのをみんなカブトム
シと思うわけで、デパートに行ったら、
角のないメスは人気がないので安いんで
す。

りーぶ〇保育園(仮称)の歯科検診

 

昨日は、近くのりーぶ〇保育園(仮称)
の歯科検診でした。

診療所から徒歩1分のところにある保育
園なので、みんなテクテク歩いて来られ
ました。

いつものように、歯の検診。
口の中をチェック、ブラッシングを見て
アドバイス。
そして、フッ素塗布。

1~3才のチビッコたちが多いので、
DVDはアンパンマン。
そして、BGMもこれまたアンパンマン
のテーマ。

中にはしくしく泣く子もいましたが、
園長先生や保育士さんたちの励ましや
ご協力もあって、最後はチビッコたち、
みんな元気に上手に検診を終えました。

子どもたちは、昨日できなくても今日、
突然できるようになります。

子どもによって成長する時期はまちまち。

歯の治療をしながら、時々、そんなこと
を思う。

「放射線で焼く」ということ。

 

ワレワレ一般開業歯科医は、ふだんの
臨床では滅多にガンにお目にかかること
はありません。

ふつう、口の中のガン以外は、実際目で
見ることはできないのですが、口の中の
ガンだけは目に見えます。

見た目、炎症と区別できにくいことも
あります。

炎症なら、大きくなったり小さくなった
り、1日1日変化することが多いのです
が、ガンは週ごと、月ごとに変化してい
き、1回進んだら二度と元に戻らないの
です(それを不可逆的に進行するといい
ます)。

ガンの治療は主に、外科的切除、放射線
、免疫療法などがあります。

世間でよく「放射線で焼く」という表現
を使っていますが、正確には「焼く」と
いうのはちょっと違って、第一、放射線
に当てても熱くなりません。

体温は0.1度も上がらないし。

これは、焼いているのではなくて、放射
線を当てることによってガンの分子構造
を変えて、それ以上増殖しないようにす
ると同時に、免疫細胞によって食われや
すくしているのデス。

電卓を光合成?させてみた。

植物と一緒に光合成?

 

うちで普段使っている電卓の反応が悪い。

うちの奥さんがそう言っていた。

北の部屋に置いているから、太陽電池で
パワーを蓄えられないのか。

そこで、南の部屋に置いて、植物と一緒
に光合成?させてみた。

すると数分後に、電卓の反応がよみがえ
りました。

今では100円ショップでも電卓が売ら
れています。

その電卓を分解してみた人がいるのです
が、液晶パネル、キーボード、外枠、
電池、演算素子・・・どの部品一つとっ
ても、100円で入手できそうに思えま
せん。

いくら労働コストの安い国で組み立てた
としても、100円という値段は信じが
たい。

驚くべき値段。

その値段で8桁の加減乗除の計算がきち
んとできるワケですから。

こんな値段で電卓が販売されるような厳
しい国際競争カンキョウに、ワレワレ、
直面しているワケだ。

生物と同じように、生き残っていくため
には、工夫やアイデアや創造力が必要な
のかなぁと思う。

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