NATO加盟国
このところ、テレビの報道ではウクライ
ナの有事のことでもちきりです。
これも、日本がアメリカの同盟国だから
かなぁと思う。
ところで、第二次世界大戦後はアメリカ
とソ連がガチ、バチバチのの時代。
私が生まれた頃はアメリカとソ連が世界
を二分していました。
そんな時、共産主義国のソ連は共産主義
同志で国を固めて、ワルシャワ条約機構
ってのをつくり、それに対抗するために
資本主義国のアメリカとヨーロッパは
NATO(北大西洋条約機構)っていうの
をつくった。
つまり、コレ、軍事同盟です。
ところがその後、勝手にソ連が崩壊。
まぁ、20世紀最大の実験、「共産主義
の崩壊」という結果が出たのです。
で、もう、ソ連はアメリカのライバル
じゃなくなった。
で、ワルシャワ条約機構が解体。
いいじゃん、いいじゃんと思いきや、
実はNATOの手は緩んでいなかったの
デス。
NATOはその後も元ソ連だったロシアの
周りの国々をNATOに取り込んでいった。
まさに今のロシアの包囲網。
中でも、エストニア・ラトビア・リトア
ニアというバルト三国であるとか、ブル
ガリア・ルーマニアのようにロシアにす
ごく近い国もNATOへどんどん入ってい
く。
ロシア的には、非常に怖いワケです。
その他の小国もほとんどNATOに加入し
ました。
まぁ、プーチンにしてみると嫌でしょう。
だって、元子分が欧米に取られるんです
から。
まぁ、関ヶ原の戦いで言えば、「畜生!
隣のヤツらが寝返りやがった」というこ
とです。
プーチンが欲しいのは、ヨーロッパとの
クッションになる国。まぁ、緩衝地帯が
欲しいわけです。
そういうクッションになる国があると、
コントロールしやすいですからね。
必ずそこを通らないと陸の部隊は来れま
せん。
ところが、そのクッションをハガしに
来たのがいます。それがNATO。
「うちの軍事同盟に入らへんか?EUと
セットになっとるから儲かりまっせ。
こっちの水はうめえよっ」と誘う。
ウクライナはロシアにとって一番大きい
クッション。
だからNATOなんかに取られるわけには
いきません。
「絶対に入るなよ!いいか!NATOなん
かに入ったら絶対にワシは許しゃあしね
えぞ!」と吠えているプーチンの声が
聞こえそうです。
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