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ワタクシの近畿観(後半)

熊野古道

 

(11月4日の続き)

で、観光としては真っ先に京都が出てき
ます。

千年の都であって、日本史の中心地。

実はあまりお金を持っていないのですが
、そこは京都人の知恵、文化でしのいで
います。

むしろ、生き延びるために京都の町を
ピカピカに光らせて人を呼び込んでいる。

観光業は材料費も人件費もかからないし
、おまけに観ても何も減りませんからネ。
コストが安いんです。

デモ、日本史的には奈良の方がよっぽど
古い。

何かで読んだのですが、奈良はとにかく
朝が早くて、店の閉まる時間も早い。

鹿が山に帰る頃にはお店は閉まる。

まぁ、よく言えば、昔ながらの生活を
守っているってことだ。

あと滋賀県ですが、滋賀の友人がいて、
「滋賀県って半分が琵琶湖なんでしょ」
って言うと、「失礼なヤツだ。琵琶湖は
滋賀県の面積の六分の一しかないぞ!」
と反論してきた。

続けて、京都・大阪の水を支えているの
はオレ達だという意識があって、下流の
人たちの生活のために合成洗剤を極力使
わないように気をつけているとも言って
おった。

和歌山はほとんどが山。

その中を熊野古道が貫いていて、他県の
人は熊野古道を整備の行き届いた国道く
らいに思っているかもしれませんが、
アレ、ただの山道です。

地図に「誰々さんの家の角を曲がる」と
書いてあるくらいの山道。

あと、三重については、あれは東海地方
じゃないの?と考えています。
だって、山の向こう側だもの。

まぁ、ワタクシの近畿観ってこんな感じ
デス。

ワタクシの近畿観(前半)

近畿圏

 

先日、うちの奥さんが用があって近畿
地方に行ってきた。

向こうは、北海道とは違って陸続き。
隣の県という感覚がぴんと来ない。

北海道とは言葉も文化も全然違う感じ
だと、肌で感じて帰って来た。

近畿地方は2府5県からなります。

大阪・京都・奈良・滋賀・兵庫・和歌山
・三重だ。

まぁ、こっちから見れば「あぁ、関西ね
」っていう感じ。

でも実は違うんです。

私も昔、京都に住んでいた時期があって
、そこには兵庫・大阪・奈良・滋賀から
学生がフツーに電車で通って来ていた。

三重・和歌山はさすがに山の向こうなの
で、通って来る者は少なかった。

京都にいた時は「大阪の人は京都人の
悪口を聞くのが好きで、京都の人は大阪
人の悪口を聞くのが好き」ということに
気づいた。

大阪はアクが強いとか、ガラが悪いみた
いなイメージがあるんですが、近畿地方
内でもだいたいそういう扱い。

そうは言っても、兵庫とはゆるやかに
混じり合っていて、尼崎になると大阪?
兵庫?って感じ。

神戸あたりまで行けば、もうそこは正真
正銘の兵庫で、そこから山陰、山陽へと
緩やかに続いていく。

姫路あたりはもう田舎で、山陽の入り口
へようこそだ。

その辺りから瀬戸内海の存在感が大きく
なる。

ちなみにワタクシの故郷広島は、瀬戸内
海なしには語れません。

木は海から陸上に上がって硬くなり、それを分解したのが真菌。

太古の植物

 

「海には何で木みたいな硬い植物がない
んだろう?あるのは、コンブとかワカメ
とかいう軟らかい植物ばかりだ。」

と、ワタクシ小さい頃からずっと思って
いまして、先日その答えを初めて知りま
した。

今から5億年前、地球ではワカメのよう
な植物が海から陸上に進出すると、植物
は重力や乾燥に耐えるため硬くなって、
「木」になったんです。

植物は上陸の後、ある物質を体内でつく
り出すようになったといいます。

木が作り出したのが、リグニンという
物質。

コレ、地球上で最も分解しにくい天然物
資です。

このリグニンを手に入れたお陰で木は
カラダを硬くすることに成功。

そして頑丈になった植物は、大きく高く
成長し、地球は緑に包まれました。

でも、生き物は100%死がやってくる。

当時このリグニンを分解できる微生物は
いませんでした。

すると木は、倒れた後分解されることな
く、地表に次々と溜まっていく。

で、そのまま化石になったのが、石炭。

そんな状況をある時、偉大な分解者、
キノコとかカビとかの真菌が解決してく
れたんです。

木の中にある硬い成分のリグニンを、こ
の真菌たちが分解するように進化したん
です。

硬い成分を分解して、自分の栄養に変え
て、分子レベルまで砕いて食べる。

その結果、倒れた木々が地表に溜まるこ
ともなくなって、豊かな土壌が生まれた
のデス。

まぁ、真菌たちの進化の力のお陰で地球
上の健全な物質循環が再び始まり、多種
多様な生物があふれる豊かな星になった。

ある意味では、真菌こそが地球上の生態
系にとって一番大切な生き物、主役。

人類がいなくてもたいして地球は変わり
ませんが、真菌がいなくなると、地球は
ガラリと変わる。

江戸末期、ペリーが日本に来て、一番
偉い将軍に会わせろと言いましたが、
もしも宇宙人が地球代表に会わせろとや
ってきたら、自信をもって実力者のカビ
に面会してもらおう。

 

日本に投資する?アメリカに投資する?

待合室のアメリカの絵

 

まるやまファミリー歯科の待合室に、
アメリカの絵が飾ってあります。

そういえば、世界の富豪ウォーレン・
バフェットがどこかのインタビューで
言ってたんですけど、1942年に1万ドル
投資するとして、アメリカの株に投資し
てたら今何十億円とかになっていて、金
に投資してたらまぁたいして増えていな
いって話。

で、アメリカの株って、基本、すっと
上がり続けているんデス。

アメリカってなんだかんだ言って、優秀。

世界一の軍事国だし、石油出るし、食料
あるし。

なので世界で何か状況が悪くなって不安
があったとしても、アメリカが潰れるこ
とはありません。

で、グーグルもあるしアップルもあるの
で、アメリカって超優秀な人たちが世界
中から集まってつくっている国なんです。

 

拡大図

 

この前グーグルの発表をやってた人なん
か、まぁ、あれインド人。

アメリカって世界中の優秀な人が集まっ
てそこで優秀な結果を出す。

ずっと昔からそこに住んでいるアメリカ
人って、そんなに優秀じゃなかったりす
るんだけど、優秀な人が世界中から集ま
るから世界中から投資されて、優秀な結
果を出すっていうシステムがぐるぐる
回っている。

日本はどうかというと、ほぼ上場企業っ
て、社長さんは日本人。

この前ルノーのゴーンさんが社長になっ
て急成長したんだけど。

日本も優秀な経営者を世界中から探して
きて集めたら、優秀な結果を出した。

けど、日本ってなぜか日本人の中から
選ぶっていうルールを持っている。

日本語をしゃべる人は1億人、英語を
しゃべる人は20憶人。

そうすると、20憶人の優秀な人たちが
どんどんステップアップしてアメリカの
企業に行く。

やはり日本はハンデがある中で戦ってい
るわけだ。

長期的にみたら、世界の皆さん、アメリ
カに投資するのが何となくワカル。

「ロシアのウクライナ侵攻」と「秀吉の朝鮮出兵」って、似てない?

おんな太閤記

 

NHK大河ドラマ「おんな太閤記」に、
天下を取った秀吉が諸大名に朝鮮出兵を
命じ、徳川家康も前田利家もそれに従っ
たという話があります。

でもなかなかうまくいかなくて・・・。

これ、何か似たような話があったなぁ。
何だっけ?

そうだ!ロシアのウクライナ侵攻。

以下は、前田利家の妻、お松様が秀吉の
正室ねねさんのところにやって来た時の
会話です。

お松:利家殿の文によると、朝鮮での戦
   が思うようにいっていないとか。

ねね:勝ち戦と伺っておりますが。

お松:それは初めの頃の話。日本の水軍
   が朝鮮の水軍に敗れ、今では朝鮮
   へ兵糧を送るのもままならぬとか。

ねね:まことにございますか?

お松:ハイ、味方の補給を断たれ、武器
   も食料も乏しくなっては、たとえ
   強い傭兵を送っていたとて勝ち目
   はございませぬ。早く和議をして
   手を引かねばと、利家殿は深く憂
   いておられます。

ねね:そのようになっておろうとは!

お松:太閤殿下に思いとどまってもらう
   ためには、ねね様にお話するしか
   ないと思い、お話致しました。

 

この話、秀吉をプーチン、朝鮮をウクラ
イナに置き換えてみたら、ロシアのウク
ライナ侵攻の話になる。

おんな太閤記は40年位前、橋田寿賀子が
脚本を書いたお話なんデス。

クリスマスシーズンの目玉

待合室に置いてみた

 

もうすぐクリスマスの飾りつけをするの
で、今年の目玉を何にしようかなと考え
ながらメルカリをぐるぐる探していたら
、いいのが見つかりました。

それが、上写真。

英国のエリザベスタワー(ビッグ・
ベン)。

赤い電話BOX、ガス燈、ロンドンタクシ
ー、これを後ろから光を当てて光らせた
BOX。

試しに待合室の中に飾ってみました。

明るくなった。

クリスマスシーズンになればショーウイ
ンドウのコーナーに置いて、光らせよう
と思う。

 

拡大写真

 

歩道に面するビルの1階は、ビルの顔。
まぁ、歯医者で言えば“受付嬢”。

一番最初に目にするので、夕方も暗くな
ってきたことだし、ピカピカに光らせて
おこう。

「運がいいですか」

今はもう故人なのですが、松下電器(現
パナソニック)の松下さんが社員の面接
をする時に、「あんた、人生ツイてると
思いますか」という質問をして、肯定的
な返答の人を採用したといいます。

それは、「ツイてる」という人には肯定
的な人生が待っている。

そうでない人には否定的な人生が待って
いるという考え方によるものです。

ツイてる人は、周りの人が応援してくれ
ている人生を送っているのでしょうし、
何があってもツイてると思っているのか
もしれません。

ワタクシも歯科のスタッフの面接をする
時、最後に「〇〇さんは自分で運がいい
と思いますか?悪いと思いますか?」と
聞きます。

まぁフツウは、「運が良かったり悪かっ
たり・・・」という答えがかえってくる
のですが・・・。

でも、「どちらかというと運がイイ方だ
と思う」という答えが返ってくれば、
ワタクシ嬉しくなって、「チョットその
いい話聞かせてくれませんか」と身を乗
り出して聞きたくなります。

もちろん気持ちは採用の方向に向かって
います。

歯の数と四足歩行のお話

 

四足歩行の赤ちゃん歯にまつわる話で、
ヒトは四足歩行に始まり、やがて四足
歩行に返っていくというのがあります。

ヒトが生まれてから死ぬまでの、歩き方
の過程を想像してみて下さい。

赤ちゃんが生まれた時、歯はありません。
歩き方はハイハイで、四足歩行。

生後10ケ月で上下の前歯が生えます。

この頃になると、そろそろつかまり立ち
ができるようになります。

これは三足歩行。

そして奥歯が生える頃になると、二足
歩行。

年を重ね、老いて奥歯がなくなってくる
と、杖をつくようになります。

これは、つかまり立ちと同じ三足歩行の
状態。

やがて歯がなくなると、四足歩行の寝た
きりになります。

人間はこのようにして四足歩行に始まり
、やがて四足歩行に返っていくという話
です。

この論理でいけば、歯がなくならなけれ
ば四足歩行にはならずに済むということ
です。

日本人は80才で残っている歯が10本以下
なのに対して、スウェーデン人は80才で
21本以上残っています。

スウェーデンでは、寝たきりの人はほと
んどいません。

しっかりブラッシングして、歯を残して
、できるだけ長く二足歩行でいきましょ
うという話でした。

ロンドン・エコノミストという雑誌

歯医者のブログとは遠くかけ離れた話
です。

「本は10冊、同時に読め!」っていう
本を読んでいたら、エリートのことが
こんな風に書いてありました。

*****************

エリートは間違いなく、「ロンドン・
エコノミスト」という経済誌を読んで
いる。

この本は「ニューズ・ウィーク」のよう
な厚みのある雑誌で、経済誌の世界最高
峰と言われている。

何が書いてあるのかというと、ズバリ、
「いかに人を支配するのか」ということ。

「ロンドン・エコノミスト」を買ってい
るのは、世界人口の0.2%。

そしてその0.2%に各国の富は集中してい
る。

0.2%の支配者層が残りの99.8%の人を経
済支配するために、社会情勢を読み解き
、政治の動きをとらえ、最新の経済ネタ
を仕入れているのだ。

欧米のエリートと話していると、シェー
クスピアの話はフツウに出てくるし、
それらの本を読んでいるという前提で会
話が成り立っている。

エリートの世界とはそういうものである。

*****************

ワレワレ歯医者とは違って、世界を相手
にしているビジネスマンたちはスゴイな
ぁと思いました。

ちなみに「ロンドン・エコノミスト」を
チョット調べてみると、正式名は「ザ・
エコノミスト」。

発行部数は160万部で、その約半分は
北米が占めています。

日本では、読売新聞と提携してて、すべ
ての記事は完全匿名のスタンス。

で、世間からは、執筆者がすべて匿名な
ので「名を名乗れ!」と批判されている
ようデス。

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