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好きなものを目の前に出して、嫌いなものを引っ込める。

歯医者を長くやっていると、いろんな患者さんが来られます。

歯がやっと生えてきた赤ちゃんから、歯がほとんどない100歳に近い方まで。

で、初めて歯医者さんにかかる子どもは、お母さんの胸の中で「何されるんだろう」とちょっとドキドキ。

表情を見ればわかります。

最初がカンジンなので、いろいろ気を配ります。

アンパンマンのDVDやB.G.Mで楽しい雰囲気をつくったり、トレーの上にある子どもの嫌いそうなものは引っ込めたり。

そして、お母さんと仲良くなったり。

ほんのチョットしたことでいいのです。

以前読んだ本に、気配りについてこんなことが書いてありました。

「あなたがお好きなワインを用意しておきました」とか、「あの方のことをあまりお好きではないようなので、今日はお呼びしませんでした」という風に、好きなものを目の前に出して嫌いなものは引っ込めるというのが、相手の心を開かせるコツなのだと。

教えないコーチが名コーチ

青雲高校のコーチ、星一徹昔、テレビアニメで「巨人の星」というのがありました。

主人公の星飛雄馬の父、星一徹は、息子のいる青雲高校の野球部のコーチでした。

設定では、巨人軍の名三塁手、巨人軍のコーチ、中日ドラゴンズのコーチもしております。

この人、ホント、何も教えない。

いつも腕を組んで、只ただ、みんなの練習を見ているだけ。

メジャーリーグには”教えないコーチが 名コーチ”という言葉があります。

その言葉の奥にあるのは、ヒトは失敗してはじめて自分の間違いに気づくということ。

コーチがはじめから教えすぎると、選手は依頼心が強くなり、自分で考えようとしなくなる。つまり、思考停止。

すると進歩もなくなる。

まずは自分の頭で悩んで考え抜かないと何事も身につきません。

まぁ、「あのコーチちっとも教えてくれない」と言われても、最初は知らん顔をしていればいいのです。

そのうち失敗して間違いに気づき、自分の方から教えを乞いにくる選手が現れる。

そういう選手が現れたら、2日でも3日でも付きっきりで教えまくればいい。

その時こそ、その選手の知識欲や向上心がピークに達して、聞き入れ態勢が万全に高まっている時。

そうすれば、放っといても選手は教えをスポンジのように吸収していきます。

教えすぎると何もいいことありません。

飲み込むと太ります。

日本人の歯が抜ける原因を世代別にみると、歯周病で歯を抜く人は45才を過ぎるとグンと増えます。

さらに、働き盛りで、太った人や糖尿病の人、たばこを吸う人、ストレスを抱えている人は歯周病が一気に重症化します。

だから、歯医者さんがチェックした方がいいのです。

ところで、寝たきりの高齢者は栄養状態が悪いので、抵抗力が弱まってバイ菌が増えます。

で、毒素がカラダ中に回って敗血性ショックをうけやすくなって、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

小さい頃「よく咬んで食べろ」と親に叱られたものですが、よく咬まずに飲み込むことを続けていると、太ってきます。

ワタクシの知るところでは、咬むところがなくてほぼ丸呑みしている方は、たいてい皆さんふっくらされています。

ただし、咬まないだけが原因でもないのですが・・・。

秋風が吹けば受験生の頃を・・・

今年の日公(仮称)は、夏ごろから秋風が吹いていました。

ワタクシ、秋風が吹く頃にはよく、受験生だった頃の夢をみます。

「まだ準備ができていないのに、明日はもう試験だ」とか、まぁ、秋風が受験生だった頃のことを思い出させるのです。

今思えば、やり方を間違っていた。

そこで出たワタクシの結論。

「勉強は素質ではなくて、やるかやらないか。

そして、やり方が正しいかどうかで決まる」もし結果がついてこなければ、やり方を変えてみればいい。

確かに、受験勉強には”王道”というのがあるのです。

歯周病を放っておくと、糖尿病が・・・

皆さんご存知のとおり、歯周病は感染症です。

最近、歯科界でも、歯周病は糖尿病と関係しているぞという話が出るようになりました。

簡単に言えば、歯周病を起こすバイ菌が体の中に入ると、カラダは菌を排除しようと強い炎症を起こします。

炎症ってのは、カラダを防御するための一連の反応。

その炎症を起こす物質がたくさん作られて、血糖を下げるインシュリンの働きをじゃまします。

すると血糖値が上がって、糖尿病になるというワケ。

歯周病を治療すると、炎症の度合いがきれいに下がり、血糖値を下げるインシュリンも分泌されるようになったという報告もあります。

まぁ、糖尿病の原因がすべて歯周病というわけではありませんが、歯周病を治療すると糖尿病も改善することもあるよっていう話でした。

LET IT BEのバッグを置いてみiた!

待合室の「LET IT BE」

診療室の「アビーロード」LET IT BEのバッグが手に入ったので、待合室に置てみた。

ビートルズの「LET IT BE」は、年配の方ならよくご存知だと思います。

あのアルバムは実はレコーディングされておりません。

アレは、スタジオでえんえんとやっていたリハーサルなのです。

レコーディングだったらしっかりミックスまでやるんですが、ビートルズは誰もそれに手をつけておりません。

他人に任せてしまったのです。

「レット・イット・ビー」の映画もそう。

偉そうに仕切りまくるポール、そのポールにネチネチ言われて怒るジョージ、それをウンザリした顔で見るリンゴ、それを見ていながら全く知らん顔のジョン。

あれは、崩壊していくグループのドキュメンタリーなのです。

完成するまでビートルズは誰一人みていませんでした。

レコードも映画も同じことで、あの時期のビートルズは、興味がなかったのでしょう。

まぁ、崩壊していたということです。

だからあんなにファンの心を暗くするような映画になった。

でもビートルズが凄いのは、その数ヵ月後、大傑作「アビーロード」を作ってしまったこと。

(診療室の壁際に立てかけてあります)こんなバンド、解散して47年経つけど、二度とでて来ないだろうなぁ。

ドラえもんのヒカリゴケ

ドラえもんのひみつの道具で、「ヒカリゴケ」というのが出てきます。

22世紀のバイオテクノロジーが生み出した太陽のような光を出すコケです。

この不思議なコケを暗い洞窟に植えつけると、瞬く間に洞窟が明るくなるという代物。

こんな素晴らしい道具があれば、電気代もかからないし、エコロジーだし、温暖化も防げて、いいことだらけ。

と思っていたら、この北海道にドラえもんの世界に登場したヒカリゴケが存在していたのです。

それが、羅臼のあたりにある「マツカウス洞窟」のヒカリゴケ。

なぜヒカリゴケの話をしたかというと、この10月からまるやまファミリー歯科のある3階に、ヒカリゴケの会社が事務所をかまえたから。

「マコモ光苔(ひかりごけ)」といいます。

マコモは日本各地の沼地や小川などに生えているイネ科の大型多年草。

「それを加工、発酵、熟成して自然食品をつくっています」と社長さん、言っておりました。

B.G.Mが洗練されてきた?

ビル・エバンスのジャズ・ピアノまるやまファミリー歯科に来られている患者さんなら、お気づきのことと思いますが、最近、診療室のB.G.Mが少々変わってきました。

以前はクラシック、ポップス、ビートルズのイージーリスニング等でしたが、最近はそれらに加えて、ビル・エバンスのジャズピアノ、ピエール・ビュゾン氏のピアノ・バラードなども・・・。

これらは全て、ある患者さんに教えていただいたもの。

歯医者さんではクラシックが定番ですが、時間帯によってはB.G.Mを変えています。

ワタクシ、音楽はサッパリで、困ったちゃんなのですが、音色に精通された患者さんからいただいたのを聞くと、「なんか、いいなぁ」と素直に思う。

今回はオルフェウスのバロック・コンサート。

1989~1990年にニューヨークで録音したものをいただきました。

さっそく診療室でかけてみよう。

でもね、いくらイイ音でも、歯医者さんの診療室って騒音だらけ。

タービンの音やエンジン音、超音波洗浄器、バキューム吸引、鳴り響く電話、ドタバタ走りまわるそんな雑音の中で聴くと、せっかくのいい音色も台無しだなぁ。

野生動物はムシ歯などの生活習慣病には・・・

野生のチータームシ歯は、生活習慣病。

ガン、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、痛風なんかもそう。

実はこれらの病気にかかるのは、人間と、人間に関わっているペット、家畜、動物園の動物たち。

例えば、トラやライオンは肉しか食べないんだけど生活習慣病にはなりませんし、 クジラの皮下脂肪は20cmあるけと動脈硬化にはなりません。

ではなぜ人間のワタクシたちがこんな病気になるのか。

実は、「酵素」の力に関係しているのです。

酵素は熱に弱いため、加熱食品には存在しません。

酵素が含まれる生食を食べている野生動物やエスキモーは病気にならないし、酵素が含まれない加熱食品ばかり食べている人間やペットは病気になってしまう。

病気の予防や老化防止のためにも、生野菜や生の果物をしっかりとって酵素を増やした方がいいということデス。

まぁ、体温計の数値が43度までしかないのは、カラダの酵素が43度で変性してしまうから。

43度まで体温が上がれば、ヒトはこの世からバイバイなのデス。

知識・見識じゃなくて態度なのデス。

コーラ国のランプ大統領イギリスの政治家で文人の、チェスター・フィールド氏という人がいます。

今から300年前の人。

彼の「息子への手紙」という本の中に、知識と見識と態度のことが書いてありました。

この本、英国のジェントルマンシップの教科書みたいなもん。

「すぐれている人というのは、広い知識と物事に対する見識(判断力)があって、態度も立派な人のことだ。見識を持たない人は寂しい人生を歩むことになる。態度いかんで知識や見識が輝きもするし、曇りもする。そして人を一番ひきつけるのも、残念ながら知識や見識ではなく、その人の態度のようである」知識や見識よりも態度なんだそうです。

確かに人前で話をする時に人を引きつけるのは、話の内容じゃあなくて、その人の雰囲気や表情、身ぶり手ぶり、声の出し方。

まぁ、コーラ国(仮称)のランプ大統領(仮名)をご覧になればわかると思いますが、態度なのです。

なんせ、世間の人はスピーチで何かを教えられるよりも、楽しく聞けることの方を好みますからねぇ。

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