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”食後”は、「食後30分」が目安。

具合が悪い時には、近くのクリニックに行きます。

すると、先生が診断してくれて、薬をくれます。

これが今は一般的。

ムカシの先生は診断後、一発ブチュとお尻に筋肉注射をしてくれたものですが・・・。

これは効果テキメンでした。

ところで、歯医者さんでもクスリを出します。

処方箋には「食後」と書いてありますが、クスリを飲む「食後」って、食べてから何分後と聞かれたことがあります。

「食後」ってのは、だいたい「食後30分」。

30分というのは、食べ物が消化される時間の目安。

食べた直後に薬を飲んでしまうと、胃の中にまだ未消化の食べ物が残っているので、それに薬が混ざってしまいます。

すると、クスリが溶けきれずに食べ物といっしょに小腸へ運ばれてしまい、その成分を胃から吸収できなくなるのデス。

”食べたらすぐ磨こう”運動は、50年以上も前に・・・

”食べたらすぐ磨こう”運動の目的は、たいして歯を磨かなかった当時の日本人に歯磨き習慣を定着させることでした。

運動が始まったのは、50年以上も前。

当時はツバの効果やムシ歯のホントの原因がわかっていませんでした。

そのため、学校の先生も歯科医師も食後すぐに歯を磨くことが正解だと信じていました。

でも確かに、この運動のおかけで日本人に歯磨きの習慣が定着しました。

その後ツバの効能への研究が進むと、食べてすぐ歯磨きをするのは、せっかくのツバをムダにする行為だということがわかってきました。

糖分を取った瞬間から口の中は酸性になって、歯の表面のカルシウムやリンが溶けます。

まぁ、穴があき始めるということ。

でも、ツバがあればその穴を30分以上かけて埋めてくれるのです。

これが、食べた後すぐ歯を磨くなという理由。

にもかかわらず、日本人だけはこれまで同様、食べたらすぐ磨く習慣を続けてきました。

まぁ、見直した方がいい習慣も結構あるということデス。

舌は宙ぶらりん

アインシュタイン歯の治療をする時、舌が時々動きます。

でも大丈夫。

動いても、決して傷つけることはありません。

そのようなやり方でやっています。

舌ってのは、大きな筋肉の塊です。

例えば、手や足の筋肉なら両端が骨にくっついているので、カラダを動かせば連動して動きます。

ところが舌は骨にくっついておりません。

だからカラダの中で宙ぶらりんで、ブラブラしています。

こんな筋肉は舌だけ。

そんな舌は、使わなければ衰えてしまいます。

元気な高齢者の舌はよく動くのですが、寝たきり高齢者となると舌はほとんど動きません。

口腔ケアをしている歯医者の先生や衛生士さんがよく言っていることなのですが、舌の筋肉をほぐすと舌がよく動くようになって、食事に意欲が出てくるらしいのデス。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。

夏の甲子園ワレワレ大人のお盆休みも終わり、生活も日常に戻ってきました。

でも、夏の甲子園では高校野球真っ最中。

勝ったチーム、負けたチーム、イロイロありますが、勝ちゲームってのは運や勢いなどの不確定要素が多すぎるので、分析するのは意外と難しい。

逆に、負けゲームってのは敗因がはっきりしているので、分析しやすい。

9回で140球の球を放ったとして、その140球を1球ずつチェックしていけば、必ず失投があってエラーもあります。

失投もエラーもないのに負けてしまうことなど、原則としてまずありません。

そして、一つの失投や一つのエラーがその後のゲームの流れを左右するのデス。

ワレワレ歯医者の仕事もこれと同じ。

他人の成功談から何かを学ぶってのは意外と難しくて、それよりも他人の失敗の原因を徹底的に分析して、なぜ失敗したのか、どの場面で失敗したのかを探すといいのデス。

まぁ、いわゆるカケゴトで言う、逆張り。

失敗には必ず原因があってそれをしなければいいのデス。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし、ということデス。

解剖学教室の標本

小学校の理科室よく小学校の理科室に、骨の標本が置いてあります。

アレはただの模型だとわかっていても、子どもの頃は夜一人で理科室に入れませんでした。

でも外国では、頭骨が標本として売られているのです。

ホンモノです。

元解剖学の大学教授、養老孔子さん(仮名)が言っておられたのですが、解剖学教室では内臓や四肢の一部を標本にしてあります。

作り方は、人体が含む水を抜き、かわりに樹脂を染み込ませて、その樹脂を固める。

そうすると、ほとんどそのままの「乾いた」人体標本ができる。

これは、持ち運びに便利で観察しやすい。

こういうものをフツウの人は、ほとんど”モノ”だと見てしまう。

初めての人に見せると、たいていは模型だと思う。

模型なら確かに”モノ”です。

「残念でした。本当の人体です。」そう教えると、皆、仰天します。

そんな話。

ところで、標本になった仏さまにもそれなりの人生があったわけで、親子兄弟もいたはず。

今は自分の生きた証が後世の人のために役立っているわけで、そう考えれば、まぁ、標本になってよかったのかなぁと思う。

今日までお盆です。

みんなで集まってご先祖様の思い出話に花を咲かせたいものデス。

唾液って、人類誕生から600万年勝ち残っているのですもの。

ワレワレ歯医者の仕事現場には、唾液がつきもの。

汚いと思っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

とても頼りになる助っ人みたいなヤツです。

唾液は、軟らかくなった歯を元通りに硬くしてくれますし、食べカスを押し流して、感染症を引き起こす細菌のカタマリを抑えてくれますし、まぁいろんなキノウを持っています。

人類誕生から600万年。

唾液が悪いものなら、とうの昔になくなっています。

イキモノのカラダってのは、無駄なものをキープしておくような余裕はありませんからねぇ。

教科書を見て驚いた。

先日、うちのチビスケの教科書や参考書を見て、驚きました。

随分たくさん、イラストや絵が盛り込まれているのです。

ムカシ教科書と言えば、ただ文字がビッシリ並んでいるものばかりで、今そんなのを出したら、まず読んでもらえません。

最近では、字数は多くないものの、スキマを作って、ズイ所にイラストを配置したようなものばかりがスタンダードになっています。

本もチョット大きなA4サイズになりました。

世間に目を向けても、契約書でもない限り、文字ばかり並べられた書類は一言「わかりにくい」と評価されています。

そこで、文字情報にイラストや図や写真、グラフなんかの、見てパッとわかる情報を加えて「わかりやすい」を目指すことになるのです。

子どもたちは、教科書が大きくなって重くなった、10キロを越えるカバンを背負い、来る日も来る日も通学しています。

そういう時代にいつの間にかなってしまったのデス。

モンテッソーリと確かに言っていた。

”成長する力”をサポートするまるやまファミリー歯科の待合室の週刊誌をパラパラめくっていたら、「モンテッソーリ教育」の話が出ていました。

このモンテッソーリ教育ってのは、子供が本来持っている”成長する力”を最大限に尊重して、周囲の大人はコドモが自発性や感性を発揮するようにサポートするってヤツです。

どうやら将棋の藤井四段(15歳)も、アメリカのオバマ前大統領も、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も、幼児期にこの教育を受けていたらしいのです。

この話をさっそくうちの奥さんにしたら、「そうよ。うちの〇〇〇(チビスケ)だってモンテッソーリ教育だったでしょ。」「・・・・。」そうでした。

うちのチビスケが幼稚園に入る時、そう言えばうちの奥さん、盛んに”モンテッソーリ、モンテッソーリ”と確かに言ってました。

豚毛や馬毛を使った「高級歯ブラシ」は?


豚毛歯ブラシ歯ぐきの状態をおしえると、患者さんから「安い歯ブラシを使っているからダメなのかなぁ」という返事が返ってきます。

安い高いが問題じゃないんだけどなぁ。

バイ菌が取れるか取れないか、なのです。

よく、豚毛や馬毛を使った「高級歯ブラシ」がありますけど、バイ菌が取れればOKですが、取れなければ・・・。

余談ですが、豚毛や馬毛を使った高級歯ブラシは、乾燥に時間がかかりすぎます。

バイ菌は湿った状態が大好き。

こうした「高級歯ブラシ」は、朝磨いて十分に水切りして歯ブラシ立てに入れてても、夕方までしっとりしています。

この間、何時間にもわたって菌が繁殖して・・・。

そんなところに高級感を出さなくても、ナイロン毛で十分。

なんたって、ナイロンの方が早く乾燥しますもの。

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