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”気分”という言葉は「気を分ける」


     気分が悪い 

 

まるやまファミリー歯科では、治療を
始める前に必ず「今日の体調はいかが
ですか?」と問診します。

「体調はいまひとつで、気分もあまり
よくなくて・・・」と答えられる患者
さんが時々おられます。

まぁそんな時には、麻酔をうつような
積極的な治療はなるべく控えます。

特に高齢者の方の場合。

ところで、「気分」という言葉は「気を
分ける」と書きますが、まぁ、プラスと
マイナスの気が分かれて、プラスが多け
れば気分がイイ。

マイナスが多ければ気分がワルイ。

たとえば、病気は「病の気」。
これはマイナスの気が多い状態。
だからこそ、プラスの気の割合を増やす
ことが大切。

カラダを休めたり、おいしいものを食べ
たり、楽しいことをしたり、好きな音楽
を聴いたり・・・。

そうすると自然と免疫力が高まって
きて、プラスの気が満たされるように
なって・・・。

まぁ、心とカラダはつながっているの
デス。

「an」のサービス部門、52年の歴史に幕。

 

先日、アルバイトニュースの「an」の
〇塚さん(仮名)がアイサツに来られ
ました。

今年の11月下旬に、アルバイト・求人
のサービス部門を終了するという。

いつも電話とFaxのやり取りだけで、
「声は聞こえど姿なし」でしたが、初め
てお会いできて嬉しかった。

突然のサービス部門終了ということで
ワタクシもびっくりしましたが、前日
耳にした〇塚さんもビックリしたという。

アルバイトニュースといったら、創刊が
52年前。
〇塚さんのお母様と同じ年齢だとか。

ネット社会になって、今までなかったよ
うなサービスが消えてゆきます。

1つのパイをめぐって、ゼロサム。
まぁ、合計したらブラス・マイナスゼロ
の世界です。

人が少なくなるからITが活躍するのか、
ITが活躍するから人が少なくなるのか知
りませんが、直木賞受賞の故邱永漢先生
は、ITが大きくなりすぎればそれとバラ
ンスをとるように今度はアナログが増え
てきて、ITが小さくなってゆくと言って
おられた。

歯医者をやっていると、いろんな人がい
ろんな話を持ってきてくれます。

子育ては「手入れ」?


     波平さんとカツオ

 

長く子どもの患者さんを見ていると、
小学校時代と中学生時代はなんとなく
顔つきが変わってきたぞと思う。

子どもから大人に変わる時期なので、
何となく心が不安定で落ち着かなく、
いらいらしたりもする時期です。

小さい頃は、言葉は悪いのですが
コントロールがしやすいもの。

それが少し大きくなるにつれ、相手は
しだいにコントロールできなくなり、
最終的には彼らを一人前として認めて
やり、相手のルールの中でつき合わな
くてはなりません。

「この時期なくして、いつ子どもは大人
になる!」

ホント、大切な時期だと思う。

「『手入れ』とは、バランスを崩しやす
いシステムに加減を見ながら手を加えて
システムを強固にしてやることである」

とどこかの生物学者の先生が言っていた。

母親たちの子育てを見ていると、ホント
「アレは手入れだなぁ」と思う。

舌って、筋肉です。

 

ふつう誰も、舌のことなんか考えたこと
がないと思います。

舌に口内炎ができてはじめて、「どこに
できた?」と言って鏡の前で「アカンベ
ー」をする。

まぁ、その程度。

舌というのは、筋肉。
筋肉が粘膜の袋に包まれたものが舌。

筋肉ですから、舌はしばしば食肉となり
ます。

まぁ、食肉って、解剖学的に言えば、
ほとんど筋肉のみですからねぇ。

ところで、舌の筋肉がどう走っているか
は、ウシのタンを買ってきて断面を切っ
て観察してみればよくわかります。

ヒトの舌もウシの舌も同じホ乳類。
筋肉の走り方はどちらもたいして変わら
ないんです。

オスが「アカンベー」をする。
アカンベーしたオスの舌の姿がとても
素敵なら、きっとメスが惹かれて、子孫
の数にエイキョウするハズ。

でもおそらくそうでないから、ウシの舌
もヒトの舌も形はどうでもいい。

だから経済的にキノウしてくれそうな、
ああゆう形になるのだ。

65才を過ぎると、急に薬の種類が増えているように思えます。

 

診療する時に、たとえば「鼻水が出まし
た。ノドも痛いです。熱も出ました。
頭も痛いです」という症状を患者さんが
訴えるとします。

「鼻水が出るのは鼻炎。ノドが痛いのは
咽頭炎で、頭痛があるのは偏頭痛だ」と
し、「あなたはいっぺんに3つの病気に
かかりましたよ。症状が3つあるから、
6種類のクスリを出しましょう」と言っ
たら、「何よ、この先生、とんでもない
ヤブ医者だ!」と言われるでしょう。

その3つが同時に起こる原因を探るのが
医者の仕事。

この場合、医者と名乗る以上、「あぁ、
これはカゼのウィルスによるいわゆる
感冒症候群と言われるもので、鼻水も
ノドが痛いのも頭が痛いのも全部そこか
ら来ているんですよ」と言わなければ
なりません。

すると患者さんは納得する。

歯科医院に来られる患者さんにクスリの
処方を見せてもらうのですが、なぜか
65才を過ぎると、クスリの種類がグン
と増えているような気がします。

詳しいことはわかりませんが、命に直接
関わるクスリ以外なら、除外したり減量
したりした方がいいと思う。

古文書

 

気を取り直して、昨日の続きです。

古文書を読むと、江戸時代にはドロボー
の大親分を手名付けてわずかな報酬と引
き換えに治安維持に協力する仕組みがで
きていたということがわかります。

これは、古文書を求めて全国各地を歩き
まわって読ませてもらっている、歴史家
の磯田道史氏が言っていた話なので、か
なり信用できる。

歴史の教科書は、「国民の皆さん、ワレ
ワレの歴史はこんなものでした。このよ
うに思って下さい」と、政府や学者さん
が信じてほしい歴史像が書いてあります。

この磯田氏、どんな辺ぴな場所へでも
自分の足で歩いていって、ミミズのはっ
たような字で書いてある古文書を読ませ
てもらっている。

この一次資料には、ウソもあるものの、
決して表に出ることはなかった当時の
人々の生々しい声が聞こえるのだ。

自分の趣味も兼ねてこういうワクワクす
る仕事ができるなんて、磯田氏、「なん
とも幸せな人生だなぁ」と思う。

風車の弥七

 

診療も終わって一息ついてBS放送を見て
いると、最近、時代劇の水戸黄門(西村
晃主演)をやっています。

そこに「風車の弥七」という親分が出て
きますが、実は水戸藩にはこの弥七の
モデルがいました。

古文書によれば、水戸光圀の時代、
「松元草村小八兵衛」という男がいて、
藩主・光圀の隠密を務めていました。

これが「弥七」のモデルで、今でもちゃ
んとお墓があります。

「松元草村小八兵衛といえば盗賊の頭
で、一昼夜に120キロを往復してくる
男で、忍びの術に長けている」と書いて
ある。

忍び崩れで、最初は泥棒ばかりしていた
のですが、ある時とうとう捕まりました。

ところが運のいいことに、水戸光圀に命
を助けてもらい、生涯、光圀に仕えた
とか。

報酬は今の感覚で、年100万円位。

そして、彼が生きていた間は水戸領内の
夜のドロボーの数がめっきり減ったとも
書いてある。

どうやら「弥七」の存在が治安維持に
一役買っていたらしいのです。

長くなりそうなので、今日はこの辺で
やめておきます。

やる気の賞味期限


        林修先生

 

テレビでおなじみの林修先生の「今で
しょ!」は随分前に有名になりましたが
、とてもいい言葉だと思います。

やってみたいと思ったら、小さなことで
いいから、少なくとも翌日までに何か
行動を起こしておくことです。

まぁ、「鉄とやる気は熱いうちに打て」
で、やる気が熱いうちなら小さな努力で
打てますが、2日後になると「そのうち
いつか」になって、その結果、「あの時
やっておいたらなぁ」ということになる。

思い立ってすぐなら努力を努力と思わず
にできますが、やる気が冷めたら牛に
なってしまう。

テコでも動かない。

ワタクシも、思いついたらすぐやるよう
にしております。

「やる気の賞味期限は少なくとも翌日
まで」です。

本屋さんで本を選ぶ時、つい自分の考え
と似ている人の本を選んでしまい、「そ
うだ、そうだ、そのとおり!よく言って
くれた!」と声援を送り、そしてその人
の書いた本をまた買ってしまう。

ホ乳類だけが口の中でモグモグできます。

ハ虫類のチラノザウルス

 

ホ乳類は母乳を吸って育つので、頬とか
口唇とか口蓋(口の中の天井)ができま
した。

ハ虫類や鳥類、魚類、両生類は、頬も
口唇や口蓋を残念ながら持ち合わせて
おりません。(ワニはなぜか口蓋を持っ
ています)

で、口唇や頬などができると、口の中で
食物をムシャムシャ咬むことができます。

それに伴って、食物を切るための歯とか
つぶすための歯ができて、そういう歯の
分化が起こるのです。

犬歯より前が食物を切る歯、犬歯より後
ろが食物をつぶす歯。

ハ虫類たちはまだその分化が起こって
いません。
歯はトンがっているだけ。

彼らは口の中で食物をモグモグできませ
んし、ストローでチューッと吸ったりす
ることもできません。

口唇や頬や口蓋がないからデス。

ヒトのカラダは長距離走向き?

北海道マラソン(北大構内を走る)

 

先日、北海道マラソンがありました。

友人が約42キロを完走しました。
4時間以上かかったとか。

それでも完走。
スゴイ。

見たら足首のアキレス腱付近の肉がとれ
、ホオがこけていた。

カラダ中のいろんなものがエネルギーを
生み出すために燃焼したのだ。

神様は、生き物に1つずつ武器を与えて
くれました。

鳥なら、空を飛ぶ能力。
魚なら泳ぎ、猛獣なら力、象なら大きな
カラダ、そして馬なら速く走る能力。

神様が人間に与えてくれたものは、おそ
らく脳。

頭で考えてつくった道具(クルマ、ヒコ
ウキ、フネ等)を使わないのなら、一定
以上のスピードで長いキョリを走れる脳
力が人間にはあります。

馬は速く走ることができますが、長続き
はしません。
せいぜい、走れて連続20キロくらい。

人間は42.195キロのマラソンを走ること
ができます。
二本足で走れるから。

二本足だと、肺での呼吸が足の動きに
ジャマされません。
だから長く走ってもバテルことが少ない
らしいのです。

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