(続きです)
カサブタを作る方向に進化したヒトは
再生が不完全。ところが、
カサブタを作らないイモリは
再生デキタ。
どこに違いがあるかというと、ズバリ、
住むカンキョウ。
細胞が再生するためには周りに
水が必要。
ヒトが進出した陸上は海とは違う乾燥
した世界.
傷を早く塞いで水分を保たないと
周囲の細胞はすぐ死んじゃう。
そのため、陸上では即座に傷口を密閉
できるカサブタという方法で応急処置を
する必要がありました。
イモリは湿った水辺に住んでいるから
カサブタを作らなくても生きられる。
本来、細胞はある程度、再生する能力を
持っているんですが、
ヒトはカサブタで抑えた。
その結果、再生能力を失ってしまった。
再生しないかよりかは生きる方が
大切ですもの。
そういえば、定山渓の水辺に水辺に住む
と言われるあのカッパ、頭の上にある
お皿が渇くと衰弱してしまいますもんね。