「えっ、俺って悪なの?」

      “ちょい悪”

 

まるやまファミリー歯科では、乳幼児
向けにアンパンマンのDVDシリーズを
かけています。

その中で、ストーリーをおもしろくする
ために、バイキンマンの中にチョットだ
け「悪」と「恐怖」を盛り込んでありま
す。

でも「毒」は入っていません。
毒は子どもの心を傷つけますからね。

ところで、小学生くらいの頃には、
子どもって自分のことを「悪」だなんて
思いません。

それが13、14才くらいになると、初めて
自分の中に「悪」を発見する。
ちょっと悪い子になる。

小さい頃にはいつも「悪を倒せ!」と
言って遊んでいたのに、「えっ、俺って
悪なの?」ということで大混乱。

昔、幕末の頃、徳川家最後の将軍、慶喜
が薩長討伐に行った時、薩長軍に錦の
御旗が見えた。

これって、朝廷(天皇or官)軍という
意味。

で、慶喜、その時、「えっ、俺って悪に
なっちゃったの?」とビックリした話を
思い出した。

子どもの頃は「正義の味方ごっこ」を
しているから、悪と戦うノウハウはわか
っているんだけど、自分が悪に取り込ま
れつつある時にどうやって対抗するかな
んて、子どもの世界の教科書には書いて
ありません。

そのあたりのことは多分、文学作品に
触れるしかないんでしょうね。

まぁ、スマホに向かう時間をチョット
削って本を読みなさい、ということ
です。

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