
「ロシア戦略チームが見た日本」
【続きです】
私はヨーロッパの社会保障関連会議に出
席するためにベルギーのブリュッセルへ
行きました。NATOの本部で開かれる会
議で、ロシア・ウクライナ戦争の復興戦
略がテーマでした。会議室にはヨーロッ
パ各国の専門家が集まっていました。

NATOの本部ブリュッセルで開かれた会議とテーマは「ロシア・ウクライナ戦争の復興」。会議室にはヨーロッパの専門家たちが集まっていました。
ドイツの代表が発言しました。ロシア・
ウクライナ戦争が終われば、復興需要が
莫大になるという内容でした。インフラ
整備、住宅、工場、港湾施設まですべて
破壊されたのですから。
私はあることに気ずきました。復興パー
トナーの候補のリストにヨーロッパの国
々が入ってなかったのです。なぜヨーロ
ッパの企業が入ってないのか?

私は、復興パートナーの候補リストの中にヨーロッパの国々が入っていないことに気ずいた。
「ヨーロッパは入りたくても入れないん
です。ロシアはワレワレを信用していな
いからね。戦争が終われば、また制裁す
るだろうと考えているんです。」

「ヨーロッパの国々は、復興パートナーに入りたくても入れないんですよ。ロシアは我々を信用していないからね。」
「確かに。では中国はどうですか?」
「中国はもっと問題です。おカネは貸し
てくれるでしょうが、魂まで売れ!と言
ってきます。ロシアが中国の属国になり
たいと思うでしょうか?」

「中国はもっと深刻です。おカネは貸してくれるでしょうが、魂まで売れ!と言って来ます。」
私はその時ようやく状況を理解しました
。ロシアは西側も中国も望んでいなかっ
たのです。
ここにロシア戦略チームの分析資料があ
ります。そこにはロシア経済開発省傘下
の研究所が作成した戦後のシナリオが収
められていました。ロシアは既に答えを
決めていたのです。

「ロシアは既に答えを決めていました。」
「復興パートナーは、日本でなくてはな
らない!」と明記されていました。
「日本は政治的な条件をつけない。」
「約束した期限を守る。」そして最も重
要なのは、「最後までやり遂げるという
ことだ!最後までやり遂げることが出来
るのは日本だけだ!」これがロシアの専
門家たちの結論でした。

「復興パートナーは日本でなくてはならない。日本は政治的な条件をつけない。約束した期限を守る。そして最も大切なのは、最後までやり遂げることだ。」
ヨーロッパは政治のために中断し、中国
は服従を要求する。しかし日本は契約通
りに終わらせる、と。ロシア・ウクライ
ナ戦争には耐え抜いたものの、未来は日
本なしでは不可能だと判断していたので
す。

ヨーロッパは政治のために中断し、中国は服従を要求する。
次のページにはさらに驚きの内容が書い
てありました。日本の建設会社が、中東
や東南アジアで見せた実績分析でした。
砂漠に都市を築き、ジャングルに港を造
り、戦後直後でさえ工事を完成させた記
録が列挙されていました。ロシアの分析
官たちはこれを見て確信したのです。
「日本ならシベリアの復興も可能だろう
と。」戦後の世界は言葉よりも実行を求
めているのだなと思いました。

日本は砂漠に都市を築き、ジャングルに港を造り、海に滑走路を造った実績がある。
ロシアが日本を選んだのは簡単でした。
日本は言葉ではなく、仕事で示すからで
す。政治よりも契約を、約束よりも完成
を大切にする国、それが日本でした。

政治よりも契約を、約束よりも完成を大切にする国、それが日本でした。
アメリカ・中国・ロシア皆それぞれ違う
理由で日本を必要としていました。それ
は選択ではなくて必須だったのです。
【続く】