①予想外の超大国・「日本」

アメリカや中国を抑えて、今世界が最も
手を出せない国があります。「日本」で
す。世界で最も分析され、最も慎重に扱
われる国は何処かというと、ほとんどの
方はアメリカ、中国を思い浮かべると思
いますが、世界中の戦略報告書の最後に
繰り返し登場する名前があります。それ
が「日本」なんです。おかしな話です。

世界中の戦略報告書の最後に繰り返し登場する国があります。それが「日本」なんです。

覇権国アメリカにより、中国はすぐに関
税が課され、ロシアはすぐに封鎖され、
同盟国にさえ、圧力というカードが使わ
れます。しかし何故か日本の前では誰も
が口をつぐむのです。

何故か日本の前では誰もが口をつむぐのです。

日本は危険な変数として分類されていま
す。しかし誰もその変数に触れようとは
しません。勝とうとも抑え込もうともし
ないのです。今、世界は日本を相手にし
ていません。その代わり、「計算」して
います。

日本は危険な変数として分類され、しかし誰もその変数に触れようとはしないのです。

日本に圧力を掛ければ何が崩れるのか、
日本を排除すればどのシステムが停止す
るのか、そして自分の国に対して日本が
方向転換した瞬間、どんな打撃を受ける
のかを少しずつ話していきます。これは
あくまでもお話です。まあ、そんな話が
あるんだと適当に聞き流してください。

日本に圧力を掛ければ何が崩れるのか、日本を排除すればどのシステムが停止するのかを少しずつ話して行きます。

では始めます。

私の名前は「ミラー(博士)」です。アメ
リカの国防戦略研究所で、供給網と安全
保障に関するを統合研究をしています。
まあ、その仕事はホワイトハウスとNAT
Oに同時に報告する立場だと言えば、だ
いたい感じは掴めると思います。で、私
の仕事は中国の軍事動向、ロシアのエネ
ルギー攻撃、中東の資源カード、ヨーロ
ッパの産業再編まで全てを分析する事で
す。今回のお話は、私の「手記」です。

私の名前は「ミラー(博士)」

中国の戦略文書を見ていると、「日本」
という単語が何度も出てきます。半導体
供給網で、最先端素材で、バッテリー戦
略で「日本」という文字が欠かさず登場
しました。

中国の戦略文書を見てみると、「日本」という単語が何度も出てきます。

そこで今度はロシアの戦略文書を見てみ
ました。やはり同じでした。戦後の復興
シナリオで日本は必須の変数として計算
されていたのです。
中東もそうでした。「石油後の未来投資
戦略で日本は核心的なパートナーとして
分類されていました。

ロシアも中東も、日本を必要としていました。

すべての文書で、敵国であろうと、同盟
国であろうと関係なく、「日本」という
名前が必ず含まれていたのです。通常は
特定分野でのみ言及されるか、選択肢の
一つとして出てくるのが一般的です。し
かし日本は違いました。すべての戦略文
書で日本は前提条件として扱われていた
のです。まるで水や空気のように必ず存
在しなくてはならないものとして、計算
されていたのです。

すべての文書で、敵国であろうと同盟国であろうと関係なく、「日本」という名前が必ず含まれていたのです。

日本を排除したシナリオを作成した文書
は一つもありませんでした。さらに日本
とは直接的に関係なさそうなアフリカ開
発戦略文書においてでさえ、日本の持つ
高い技術が計算に入れられていました。
日本はアメリカにとって「管理対象」で
あると信じてきた私の考えが揺らぎ始め
ました。

       【続く】

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