子どもの頭にのせたリンゴを射ったウイリアム・テルはスイス人。

ウイリアム・テル

 

スイスって国があります。
攻めることを放棄した国です。

ココの国は、NATOという軍事同盟に
入っていません。

まわりの国境を接している4つの国が
NATOに入っているので、スイスが攻め
ない限り、お隣から攻められることは
まずありませんからねぇ。

で、どこも攻めないけどオレのところ
攻めるんだったら、ガチでお前ら、皆殺
しにするぞって全員が思っているのが、
スイスの国民。

スイス人ってのは、徴兵制をもつ国民皆
兵で、武装した中立国家です。

武器を持たない平和っていう考え方じゃ
ない。武器を持つ平和。

だから、スイスでは毎年1、2回、軍事
訓練があって、攻められたら全員で敵を
やっつけに行くと決めています。
なので、そこらへんの酒屋のオッサンの
家の倉庫に、フツーにマシンガンとかが
置いてある。

家の奥にマシンガンが置いてアル

そしてフツーの生活で使っているあの橋
、敵が攻めてきた時は橋を爆発させるよ
うに決めてあるんです。

「攻められたら全力で戦うぞ、オウ!」

だいたい、敵国が攻めてきたら空港が破
壊されますから、壊されるという前提で
高速道路はヒコーキの滑走路に使えるよ
うに作られているんデス。

敵が攻めてきたら橋を爆破する

スイスって、「アルプスの少女ハイジ」
のイメージがあるんですが、「ウイリア
ム・テル」もスイス人。

ウイリアム・テルは6才になる自分の息
子の頭の上にリンゴを載せて、弓で射っ
たって結構有名な話で、「ウイリアム・
テルは弓の達人なんだなぁ」とワタクシ
子供の頃思っていました。

確かテルの時代は今から6~700年位前
だから、スイスは隣のオーストリアに
乗っ取られていた頃。

        

「必要に応じて村を守るのであれば、
自分たちは死んでも構わないし、たとえ
息子であっても国を守るために必要であ
れば殺しても構わない」っていう戦い方
をスイス人はするんです。

それが、「ウイリアム・テル」のリンゴ。

小さい頃からそんな英雄伝を聞かされて
育ったもんだから、スイス人って、攻め
られたらたとえ自分が犠牲になっても、
全員で敵をやっつけるんだ、オウ!とい
う国民性が育ったのかなぁとも思う。

 

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