2021年 9月 の投稿一覧

科学の世界では、マネから始まることもありました。

蒸気機関車

 

蒸気キカンで産業革命を起こしたワット
は、誰もがご存知でしょう。

彼は英グラスゴー大学の前で修繕屋を開
く職人でした。

そこにある時、ニューコメンが開発した
蒸気キカンが持ち込まれました。

彼は修繕しながら仕組みを学び、効率化
に思いを巡らせるうちに新しいキコウを
考えついたのでした。

それがワットの蒸気機関。

で、彼は産業革命の父と呼ばれるように
なった。

歯周病の世界の研究史をたどっても、
同じです。

ラットの口に歯周病菌を入れて、いろい
ろ試す。
次にネコの口、そしてサルの口を使う。

最終的には人間の口の方にベクトルは
向きます。
マネを重ねていく。

ところでそのワットによる悪戦苦闘の
工夫をフランスで見ていたのが、若い
学者のカルノー。

まぁ、カルノーサイクルの発見者で、
そこから熱力学という物理学の分野が
スタートしました。

必ずしも最初にキソがあるのではありま
せん。

ワットおじさんがニューコメンをマネし
て工夫するから、カルノーの基礎物理学
が出てきたのだ。

科学技術というのは全て過去のマネから
成り立っています。

マネは基本で、それが満足にできないメ
ーカーや技術者からは新しい発見は生ま
れない。

世界的グローバル企業のパナソニックは
昔、松下電器と呼ばれていましたが、私
の小さい頃、口の悪い人は‘マネシタ電器
’と言ってたのを覚えています。

「勉強量は時間ではなくて、ページ」だと言っていた。

 
      あかもん

 

もう9月なので、だいぶ肌寒くなって
きました。

お笑い芸人の‘あかもんさん’という方が
います。

この人、受験生向きの教育系YouTuber
なんですが、勉強についていろんな事を
述べています。

その中に、「勉強量は時間ではなくて
ページ」だよ、ってのがあります。

そもそも1日=24時間は固定なので、
時間を今より増やすのは難しい。

勉強を量で捉えると質が下がってしまう。

例えば16時から18時まで青チャート(数
学定番の問題集デス)を2時間やると決
めた場合、分量のノルマが漠然としてい
るから、モチベーションがついてこない。

2時間やれば終わりだよ、なので、2時
間の密度はあまり気にしない。

最後の15分くらいになると「もうええか
」とゆっくり着陸態勢に入る。

こんな感じだと、問題集の進みも遅く、
どんどんしわ寄せがいく。

ここで逆に勉強量をページで捉えている
とどうなるか。

青チャートを20ページ終わらすとした場
合、この場合は20ページを早く終わらせ
ると自由時間がゲットできるので、ガン
バれるし、ペースも上がる。

そうすると脳もフル回転するから効率も
上がるし、脳も鍛えられる。

もし晩ご飯前になって終わっていなけれ
ば、何とか終わらそうとハッスルする。

最後はフードファイター(早食い・大食
いを競技として大会に出る人)みたいに
問題集をほおばるようになる。

と、まぁ、そんなことを言っておりまし
た。

まるほど、皆さんいろいろ工夫をこらし
て試練を乗り越えているんだなぁと思い
ました。

まぁ、『Aさん式』の恐竜でいくか!


「Aさん式」恐竜で「がおー!」

 

ある小学校の学習発表会、その年の劇は
恐竜が登場するストーリー。

主人公の恐竜役は、子ども達に大人気。

役者はジャンケンで決めたそうなのです
が、選ばれたのはおとなしい女の子、A
さん。

「がおー!」と登場するシーンでも、
どうしても声がうまく出ません。

そこで先生、「もっと声を出せ!」と
言いたいところですが、そうはせずに
「まぁ、『Aさん式』の恐竜でいくか!」
とおっしゃる。

劇の完成度を優先するのではなく、
「Aさん式」を考えてあげる。

その子なりの頑張りを見ようとする姿勢
が徹底されているのです。

確かに「誰々式」で考えると、こどもは
とても楽になります。

声の出にくいAさんもとても楽しそうに
「がおー、がおー!」と演じていたよう
デス。

これがホントの教育の姿なのかなぁと
思いました。

林先生の「現代文で行こう!」

「今でしょ!」で一世を風靡した林先生
のお話です。

彼は東進ハイスクールに、英語の学習ア
ドバイザーとしてバイトで入りました。

でも一番好きなのは、数学。

そこで、数学のテストを受けて、数学の
講師として正式に授業をすることに決ま
った。

でもここで立ち止まって考えた。

「数学で勝負していくのがホントにベス
トなのか?」

彼は法学部出身の文系。

大学の数学科で無限の深淵を秘めた数学
という世界を専門的に研究してきた連中
と戦って、本当に勝ち目があるのかと
考えた。

そっと周りを見回してみると、他にも
科目はあるのです。

英語、日本史、化学、古文、現代文・・。

現代文?
これは好きではないにしても、得意な
科目。

そこで、当時爆発的な人気を誇っていた
現代文の先生の授業を、こっそりのぞい
た。

「相手が軽い!これなら楽に勝てる!」

そこで数学の講師として採用してくれた
上の人に、「現代文で行きます!」と
宣言。

「お前はバカか!」と一喝されたものの、
とりあえず1回公開授業をすることにな
りました。

生徒には申し訳ないのですが、明らかに
モニター越しの別室で見ているアノ人の
ための授業でした。

公開授業が終わって、「いかがでしたか
?」と言う前に、アノ人は「現代文で
行こう!」と早速返事をくれました。

こうして林先生、「勝ち易きに勝つ」道
を選んだのです。

今、林先生、テレビで忙しそうですが、
東進ハイスクールでは現代文を教えてい
るそうです。

布ぞうりを3年も履いています。

うちの奥さんが作った布ぞうり

 

室内履きと言えばスリッパをイメージす
る方が多いと思いますが、何のなんの、
布ぞうりもスリッパ同様、室内履きです。

ぞうりやゲタと同じように、鼻緒を足の
指でつまんで履く。

材料は、「布」なら何でもイイ。

我が家では最近、うちの奥さん、布ぞう
り製作にハマっておる。

これは以前地方に住んでいた時、近くの
おバアにやり方を教えてもらい、それを
しっかりノートに記録して時々作ってい
ました。

彼女流の布ぞうりの材料は、古いふとん
のシーツやふとんカバー、もう着なくな
ったハンテンや丹前など。

うちは江戸時代じゃ。

「いったいいくつぐらい作ったの?」と
聞いたら、「数えたら12個も作っちゃっ
た」と。

その辺にあるキレで作るもんだから、形
や大きさ、色あい等は自由自在、天真爛
漫。

ワタクシも10年くらいスリッパの代わり
に履いているのですが、履いていると
暖かくて気持ちがいいし、何より丸洗い
できて手入れが簡単なんです。

モップみたいな材料なので、歩くだけで
掃除にも貢献できる。

そして、意外と長持ちなんです。
今の布ぞうりも3年位履いているかな。

ヒトとサルは脳の使う場所が違うんデス。

オガワメモ(線条体と前頭葉)

 

生物には共通の部分というのがあって、
それが呼吸であったり、栄養をとること
であったり、排せつだったりします。

生きていくということはそういうことを
することで、人間も他の動物でもその辺
は大して変わりません。

でも、脳の発達っていうのはすごく面白
いところがあって、例えばフツーの自動
車のエンジンの開発で新しいエンジンが
できると、古いエンジンを全部捨てて
新しいのを載せますが、脳の場合は古い
モノは残しておく。

そして、残した上に進化するにつれて新
しい脳をどんどん重ねていく。

具体的に言えば、古い脳の大脳基底核
(線条体が中にあります)の上に新しい
脳の大脳皮質(前の方に前頭葉がある)
を重ねていく。

大脳基底核(の入り口にある線条体)は
快楽を感じるところ。

それに対して、大脳皮質は未来を予想す
るところ。

ドーパミンという快楽物質が神経を通し
て中脳から出て線条体に行き、あるいは
中脳から直接前頭葉に行く。

「今日1個あげるけど、ガマンしたら3
個あげる」という話になると、原子脳の
線条体は「3個あっても今日の1個の方
がいいや。今、食べたいんだよう!」と
なる。

まぁ、人間以外の動物は脳が発達してい
ないので、ヘソ曲がり以外はだいだいこ
んな風になる。

でも人間のように脳が発達して前頭葉の
ところに刺激が行くと、「ちょっと待て
よ。3個もらえるんだったら、待った方
がいいな」と考える。

太古の昔は原子脳の線条体しかなかった
ので、それが働いて目の前のモノを追い
かけるダケでよかった。

でもエサが足りなくなることもある。

これじゃあエサが足りなくなるぞという
ことで、ヒトは新しい脳、つまり大脳皮
質を獲得して、その中にある前頭葉を使
って、長期的にこうすれば食料を獲得で
きるぞという風に考えるようになった。

それで他の動物なら考えもしない農耕を
するようになったのだ。

ヒトとサルは脳の使う場所が違うんデス。

 

「才能のあるヒト、ないヒト。」

才能ある人

 

ずいぶん前の話ですが、ワタクシが小さ
かった頃、母親はワタクシのことを
「チョメチョメ君は偉いねぇ、努力家だ
ねぇ」と事あるごとに言っておりました。

それで、「オレって努力家なんだ、スゲ
ェ」とずっと頭の中でリピートしていま
した。

努力家というのは、まぁ、才能のない人
のことをプラスにとらえて言う言葉で、
才能があれば努力なんてたいして必要あ
りません。

何でもすぐできちゃいますから。

才能のある人が努力するのは、才能のな
い部分について。

でもたいていの仕事は、ミスをしなかっ
たり、資料を作ったり、話をまとめたり
、人に会ったりするなど、総合力を求め
られます。

だからその全てに才能ある人なんていま
せん。

だから、仕事はどこかの部分を努力しな
ければならない訳だ。

ですから、「チョメチョメ君は努力家だ
ねぇ」という言葉は、当たり前でフツー
の人の話になる。

ところで、ヒトには学校向きの人と社会
向きの人がいるとワタクシ思っていて、
学校向きの人なら高得点が必要なので
一人で限りなく100点を目指します。

でも、社会向きな人はとても一人で100
点なんてとれませんので、周りの人みん
なで力を合わせて100点を目指せばよい
ワケです。

みんなそれぞれ役割がありますからねぇ。

赤色の服は、勝てる服?

17世紀イギリス軍・古代ローマ軍

 

医療従事者はまぁ、大体白い白衣。

でも戦いになると、色が関係してくる
ようです。

古代ローマ軍、17世紀のイギリス軍、
どちらも強い軍隊でした。

その強さの表れが赤い服。

当時強いとされる軍服には、赤い色が
使われてきました。

そういえば戦国時代の最強軍団、武田
信玄の赤備えもそう。

めっぽう強かった。

甲斐武田軍の赤備え

 

オリンピックでも、ボクシング・レスリ
ング等、赤と青のウェアを身に着けた人
たちの勝率を調べたら、赤の方が10%
勝率が高かった。

で、「これはどういうこと」って調べた
人がいて、何と興奮すると脳の血液量が
増えるということがわかった。

赤い服を着ているとワクワクしてくる。

筋肉測定で、赤い色を見たらどうなるか
っていう研究した人もいて、その結果は
赤い色を見ると見た人の瞬発力が落ちる。

持久力も落ちる。
その結果、成績が落ちるということが
わかった。

ハハーン、なるほど。

サッカーで日本代表(青いユニフォーム)
と韓国代表(赤いユニフォーム)が戦う
時、青い選手は赤い選手を見ながら戦う
ことになるので、瞬発力や持久力が低下
して負けにつながっていくのではあるま
いか。

もちろん実力は同じだと仮定してですが。

地元のコンサドーレ札幌のホーム着は、
赤黒。
アウェーに行くと白。

ホームではめっぽう強いけど、アウェー
では、同じチーム?と思えるほど弱い。

これも何か、服の色が勝率に関係してい
るのだろうか?

服は色を通じて人の心を操るもの。
そして、赤色の勝負服は強そうに見える
のだ。

大室圭さん(仮名)が徳川家の養子になれば・・・

篤姫

 

うちのスタッフの一人が、2008年の大河
ドラマ「篤姫」にはまっています。

篤姫は、簡単に言えばサツマ藩の分家に
生まれた娘が本家の養女となり、その後
すぐ京都公家、近衛家の養女となって
13代将軍、徳川家定に嫁ぎ、大奥のトッ
プになった。

そして幕末、江戸無血開城を無事に果た
し、大奥の最期を看取った。

その時、西郷隆盛とか勝海舟とかいろい
ろ出てきて、まぁそのお陰で江戸の町は
大火を逃れ、無事明治維新にバトンタッ
チしていく、というストーリー。

公家と将軍家の縁組みは、江戸時代では
フツーに行われていました。

うちのスタッフと話をしていると、だん
だんエスカレートしてきて、だんだんの
ってきて、今話題のマチャ子様(仮名)
と大室圭さん(仮名)の話になりました。

ワタクシはたいしてこの話には興味がな
くて、詳しい内容は知らないのですが、
ふとこんなバカバカしいアイデアが浮か
びました。

徳川家は細々と存続していて、今18代目
です。
次期(19代)も決まっています。

いっそ大室さん(仮名)が徳川宗家に
養子に行って、徳川圭さんとなり、そこ
に天皇家のマチャ子様(仮名)が嫁入り
するという筋書きはどうでしょう。

今は細々と生き延びている徳川家ですが
、ご先祖様はあの徳川家康を筆頭に、
豪華ケンラン。

公家と元将軍家の縁組み。
これなら誰も文句言わないでしょう。

大室圭さんの篤姫バージョンです。

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