思春期特有の無視や「うるせえなぁ」

思春期

 

先日、孫が高校生になるという知り合い
の女性と世間話をしました。

「最近、孫が全く口をきかなくなったの
よ。あれこれ質問すると、面倒くさそう
にウンとかスンとかの最短言葉。」

「お年玉送ったのに、お礼の電話もない
のよ。嫌われたのかしら?」

ついこの間まで何でもバアちゃん、バア
ちゃんとなついてくれていたのに、と
ため息をつきながら寂しそうでした。

まぁ、そういうもんですよ。
思春期ですもの、どこでもそうですよ。

でも大丈夫。

なぜなら、今も昔も男の子が成長の過程
でたどる道筋だからです。

中学校から高校にかけて、時期や長さは
人それぞれですが、ほとんどの子供は
思春期を迎えます。

この思春期が親の悩みのタネ。
特に男の子の思春期は謎。

無口になる。
友達や部活の仲間が最優先。

何やらつるんで怪しいことをやっていて
も、これら全てに理由がアル。

その理由や本人の思いを理解せずに接す
ると、「うるせぇなぁ」の一言や、口が
貝になって無視の態度で部屋に閉じこも
って出てこない。

まぁ、それが思春期。

随分前のことですが、考えてみればワタ
クシにも思春期の頃があって、部屋に
閉じこもって好きなことをしていました。

自分だけの世界に閉じこもって、ああだ
こうだと考えるのが楽しかった。

子どもたちは、今日までは子どもで、
明日からいきなり大人になるワケではあ
りません。

思春期というそのドアを開けると、ぐ
にゃぐにゃ、ドロドロ、ワケわかんない
いろんな混合物があって、アップアップ
してて、霧の中をしばらく進む。

すると向こう側に5㎝くらいドアが開い
ているのが見えて、その向こう側に緑や
青い空がかすかに見える。

そのドアを開けたら、「ようこそ、いら
っしゃいませ、大人の世界へ」と書いて
アル。

その日がやってくるまで、じっと見守っ
てやらないとね。

ブログ一覧