アメリカの論文、イギリスの論文

ハワイで学会がある

 

歯周病の世界を引っ張っているのは、
アメリカの歯周病学会です。

今年はハワイで開催されます。
それも、お正月前の11月頃。

ハワイで開催される学会は人気がありま
す。

もちろん純粋に研究発表を聞きにいく先
生も多いんだけど、開業医の先生たちの
楽しみは何といっても、学会が終わった
後の海とか観光とかの息抜き。

まぁ、旅費・宿泊費は何とか経費で落ち
ますから。

ところで、学会では、同じ論文でもアメ
リカ人の論文とイギリス人の論文はチョ
ット違います。

アメリカ人の論文は、「コレ、電報じゃ
ないの?」と思えるものがたくさんあっ
て、ホントに電報みたいな書き方をする
んです。

とにかく、いらないことをできるだけそ
ぎ落とす。

その点、イギリス人の論文は必ず一ひね
りしてあることが多いんです。

お国柄でしょうか。
テーマ自体がひねられている。

アメリカ人が書くと、ひねりがナイ。

悪いヤツがいて、穴に潜っているからと
いって最新鋭のバクダンを上から落とす
ような、大体そんな感じ。

アメリカ人の論文は、ヒロシマに原爆を
落としたような感じ。

バクダン落としたら死んだとか、そんな
のあたり前じゃないかと。
一ひねりしてナイ。

細部を切り捨てて、エイヤア!とやって
しまうところは、アメリカのいいところ
でもあるし、悪いところでもある。

でも、エイヤア!で彼らは月にも行った
し、エイヤア!でコンピューター産業も
爆発的に発達した。

イギリスのように細部をひねることにこ
だわっていると、アップルコンピュータ
ーみたいな文化はなかなか出てこないと
思う。

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