リードすることには慣れていないのデス。

ベルギー戦で赤い悪魔に同点ゴールを決められたサッカーワールドカップのベルギー戦、後半10分に日本がまさかの2点リード。

しかしその後3点取られてゲームオーバー。

いろんな評論家がああだ、こうだと言っております。

サポーターのワレワレも、いろんな思いをもったと思います。

まぁ、悔しいけどとても幸せな2週間でした。

ワタクシも試合を終わって、何であのような結末を迎えたんだろうと考えていました。

内田樹さんという日本の思想家が「日本辺境論」という本を書いているのですが、その中に民族の成り立ちというのがあります。

ワタクシ、「あっ!もしかしてこれかな?」と思いました。

日本人にはサッカーの技術はあるけれど、その反面、サッカーでの劣等感が常につきまとっています。

だって、歴史あるサッカーの世界へ途中から入れてもらったわけですから。

ホントのサッカー文化はどこか他のところでつくられたもので、自分のところでつくったものではない。

何となく劣っているのではないかという意識を日本人はなんとなく持っています。

だから、強豪国を真似して研究する。

ヨーロッパの新知識の輸入と消化吸収に忙しい。

「きっとアイツらはもっとすごいはずだ」と。

でも、想定外のリード。

後半30分どうすればいいのかわからなくなったと西野監督は言っていた。

おそらくこれは、始めから自分たちを中心にひとつの文明を展開することのできた民族と、その一大文明の辺境民族のひとつ(日本)としてスタートした民族の違いからくるのではないかと思いました。

まぁ、ワレワレ日本人って、キョロキョロして何か新しいもの、もっと優れたものはないかと外の世界に絶えず求めてきましたからねぇ。

リードすることには慣れていないのデス。

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