教えないコーチが名コーチ

青雲高校のコーチ、星一徹昔、テレビアニメで「巨人の星」というのがありました。

主人公の星飛雄馬の父、星一徹は、息子のいる青雲高校の野球部のコーチでした。

設定では、巨人軍の名三塁手、巨人軍のコーチ、中日ドラゴンズのコーチもしております。

この人、ホント、何も教えない。

いつも腕を組んで、只ただ、みんなの練習を見ているだけ。

メジャーリーグには”教えないコーチが 名コーチ”という言葉があります。

その言葉の奥にあるのは、ヒトは失敗してはじめて自分の間違いに気づくということ。

コーチがはじめから教えすぎると、選手は依頼心が強くなり、自分で考えようとしなくなる。つまり、思考停止。

すると進歩もなくなる。

まずは自分の頭で悩んで考え抜かないと何事も身につきません。

まぁ、「あのコーチちっとも教えてくれない」と言われても、最初は知らん顔をしていればいいのです。

そのうち失敗して間違いに気づき、自分の方から教えを乞いにくる選手が現れる。

そういう選手が現れたら、2日でも3日でも付きっきりで教えまくればいい。

その時こそ、その選手の知識欲や向上心がピークに達して、聞き入れ態勢が万全に高まっている時。

そうすれば、放っといても選手は教えをスポンジのように吸収していきます。

教えすぎると何もいいことありません。

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