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問診表のコピーをB細胞の抗体に置き換えて考えてみた。

T細胞とB細胞の情報交換(オガワメモ)

 

そもそも免疫という現象は、1回かかっ
た感染症に2回目はかからないというこ
とから、何でこんなことが起こるんだろ
うということで「疫を免れる=免疫」と
いう概念ができました。

うちの歯医者の診療室で、「先生、カル
テの問診表がなくなりました」。

「えっ、ないの?しょうがないなぁ。
たしか、院長室の棚のファイルの中に
しまっていたハズだ。ええっと、どれだ
っけ?いっぱい似たようなファイルがあ
るから探すのが大変だなぁ。ちょっと
待ってて。探しておくから」

バタバタしてやっと問診票の原本を探し
出す。

「あった!じゃあ、〇〇さん、たくさん
コピーしといてネ。」
と、スタッフに渡す。

この場合、カルテの原本の問診表が抗体。
昔できた抗体は、少しだけ残っていた。

院長室がリンパ管(ソシキ)。
コピーが抗体の複製。

例えば、初めてコロナに感染すると、そ
れに反応するリンパ球のB細胞の抗体が
増えて働きます。

せっかく増えたんだから、コレ、全部
残したいんだけど、何せ入れる場所が
狭いので、大方は死にます。

その中で一部がそのまま残って、リンパ
組織の中でずっと眠り続けるワケです。

ですから、2回目にコロナがきたらその
あちこちに眠っているB細胞が起こされ
て、次々コピーされて抗体をつくるので
す。

抗体がコロナの抗原にひっつくと、コロ
ナの毒性が消え、得意の細胞の中へも
入れなくなり、そこで待ち構えていたワ
レラが食細胞(好中球やマクロファージ
)のえじきになるのです。

どうやら抗体の根っこの部分がおいしそ
うに見えるらしい。

アゴの下のリンパ節がグリグリ膨れます
けど、コレ、何が起こっているかという
と、この膨れているリンパ節の中でコロ
ナの抗原を手に入れたT細胞と、同じモ
ノを手に入れたB細胞が情報交換して、
抗体をつくる準備をしているんです。

そう思うと、アゴの下のグリグリ、たの
もしいなぁという気持ちにもなります。

「皿洗いで1食無料でギョーザ食わしたる」

ギョウザの王将 出町店

 

「食後30分皿洗いで1食無料・ギョー
ザ食わしたる」というギョウザの王将・
京都出町店が10月31日で閉店しました。

閉店の記事書いてもらったら、あっち
こっちから元学生が来てくれたトカ。

サイフの中身が貧血の学生さんにはあり
がたい店でした。

この店は、京都府立医大が近いため、
医者になった子が多かった。

「脳外科医になったからタダで診察した
るで」とか、「手術の時はオレが紹介し
たる」とか、弁護士もいたし坊さんも
いた。「死んだらタダで拝んだる」って。

随分前に貸したお金が返ってきたらしい。

36年前にお金貸してた人が、返してくれ
た。

とっくに死んどると思ったけど、記事に
写真が載って生きとるとわかった。
ずっと気になっとったんや。

ところで、ギョウザの王将の本店は、東
山ひとつ越えた山科という所にあります。

ワレワレ世間の人から見たら、山科は
京都。

でも京都の洛中に生息している人から見
たら、山科は京都じゃない。
随分遠い洛外の田舎。

山科に生まれ育ったある男が洛中の人に
こう言われた。

「ギョーザの王将の社長はんが殺された
事件、まだ犯人捕まれへんのやろ。怖い
わ。」

会えば必ず言われるという。

100年たっても200年経っても「山科と
いうたら、ついこの前ギョーザの王将の
社長はんが・・・」と代々言われるのだ。

何たって、京都人の感覚から言えば、
ついこの前の大火と言えば「第二次世界
大戦」じゃなくて、1467年の「応仁の
乱」ですからねぇ。

京都人にとっては、京都御所が世界の
中心。

そっからどれだけ近いかで順位が決まる。

洛中が一番。
山科は東山のウラ側。
順位がとっても低いんデス。

「うるせぇなぁ」を、「ねぇ、母さん」だと思えば・・・


             「うるせぇなぁ」

 

小学生~中学生になる男の子をもつお母
さんが、「最近はうちの子、“うるせぇ”
とか“知らねぇ”とか、反抗してくるんで
す」と言っておられました。

ご本人はとても寂しそうです。

まぁ、思春期にもなると男の子は急に
口数が少なくなるものです。

何か話しかけても、「知らねぇ」。

男の子は思春期になると、親が関わらな
い世界が楽しくなってきて、男だけで
群れて遊ぶ世界や、部活の先輩・後輩で
成り立つ世界、仲間内だけで通じ合える
会話やルールができる。

だから楽しい。

大人にはわからない楽しい世界ができて
くるのです。

こういう世界があるということを、ワレ
ワレ親は理解しないし、忘れてしまって
いるから、的外れなことを言ったり、心
配したりして、「やめなさい」と言う。

それが「うるせぇ」わけです。

まぁ、理解してくれないのなら口もきき
たくないということ。

それならきちんと説明してくれればいい
じゃないのと反論したくもなりますが、
彼らは彼らなりの拙い言葉で一生ケンメ
イ説明しているのです。

なのに、「何それ?」とまた母ゴンの
批判攻撃にあってしまう。

たいていの子はこの時点で貝のように
口を閉ざしてしまいます。

だから、「めんどくせぇ。うるせぇ。
知らねぇ。もういい。はいはい。」。

息子について何もかもを知ろうとする
親の態度も「うるせぇ」。

ワタクシにも思い当たるフシがたくさん
あります。

思春期は、一人で新しい世界に立ち向か
う時期。

その時の不安が「うるせぇ」になる。

じっと見守ってあげましょう。

「うるせぇ」を「ねぇ、母さん」だと思
えば、きっといいキョリを保てるはず。

ツバの通り道をつくることが大切。

 

まだまだ多くの人が、食べカスを取る
ことが歯磨きの目的だと思っています。

歯みがきの目的ってのは、残念ながら
食べカスを取ることだけではありません。

歯周病予防なら歯ぐきの中に毛先を入れ
てバイ菌を追い出す。

ムシ歯予防ならズバリ、歯垢をとって
ツバを歯の表面に触れさせること。

英語ではこれを「プラークコントロー
ル」といいます。

だから、食後にただ単に歯を磨くだけ
じゃないのです。

ムシ歯予防について一言だけ。

糖分を含むモノを食べると、必ず口の
中は酸性に傾く。

そしてその瞬間から、歯の表面のカルシ
ウムやリンがツバの中に溶け出します。

まぁ、歯の表面に穴があくということ
です。

ツバが通れば、その穴をツバに含まれて
いるカルシウムやリンが埋めてくれる。

プラス・マイナスゼロです。

ツバが通らなければ歯の表面はどんどん
掘れて、マイナス、マイナス、マイナス
になり、どんどん穴が大きくなっていく
のです。

あぁ、なんて怖いことでしょう。

「多くの州で昨夜の私のリードが魔法のように消え始めた!」

大統領選挙

 

街ですれ違っても「品のいいおじいさん
」といった程度で、気づかない人が多そ
うなBイデン氏(仮名)と、100メート
ル先ぐらいでもわかるほど強烈なオーラ
をまき散らすTランプ氏(仮名)。

カナダ南国(仮名)で大統領選挙が
始まりました。

テレビで見ていたら、この1ヶ月間は
Tランプ氏の言動ばかり目につきました。

このT氏、何を言い出すかわからない
面白さがあります。

だからテレビは終始T氏を映します。
すると、みんな見てくれる。

まるでT氏のことをシンプルに好きか
嫌いかを問う選挙のようです。

それはともかく、州ごとに選挙人を奪い
合うオセロのような開票速報は、見てい
ても飽きませんでした。

世界中を巻き込んだショーみたいで。

ひとひねりした演出として見れば、うま
くできています。

昨日は接戦でした。

Tランプ氏は「多くの州で昨夜の私の
リードが魔法のように消え始めた」と
言っていました。

それにしても、T氏、負けそうな展開を
予想して、またあの政治手法を用意。

「システムが不調なのは邪悪な人間が
システムの働きを妨害しているからだ。
悪いのは誰だ。そいつを特定して排除
しろ」というもの。

この場合、悪いのは「郵便投票を含めた
選挙そのものが不正だ」というコト。

まず敵をつくって、そこに憎しみを集中
させる。

これはわかりやすい。

ワルモノを特定してつぶしても、それで
もうまくいかない時には「その陰に隠れ
てすべてを操っている真のワルモノがい
る」という話にもっていけるからです。

次の標的を探すだけで、絶対に失敗とか
反省というのはナイ。

いつも敵を追いかけているワケだから、
脈拍が高まって、体温が上がって・・。

今回はそんな展開の選挙だったような
気がします。

七帝戦のコト。

七帝柔道

 

今年はコロナ禍で中止になりました
けど、「七帝戦」というのがあります。

旧帝大の一番の特権は、七帝戦に出られ
る可能性があるというコト。

七帝戦って、7つの旧帝国大学の全体育
会系クラブによる対抗戦。

毎年6~9月にかけて開かれ、主管大学
は毎回持ち回り。

北大→九大→阪大→京大→東大→東北大
→名大→北大・・・の順にローテーショ
ンする。

7年間大学に在籍したら、全国にすべて
行けます。

ワタクシの所属していたH大の公認卓球
部は、全学、医、歯、水産学部の計4つ
あって、そのうち七帝戦に出れるのは
全学卓球部ダケ。

全学のレベルは道内の大学リーグでは
1部の下位あたり。

ワタクシは辺境の歯学部卓球部だったの
で、指をくわえて見ていました。

この七帝戦、お勉強ができる国立大学の
お遊びと侮ることなかれ。

大学の大会では高校時代にインターハイ
で活躍していた強豪選手たちとも対戦す
るため、はるか格上の相手にも勝てるよ
うに必死で練習するんデス。

東京6大学リーグで連敗記録ばかりが
報道される東大野球部も、七帝戦での
試合を見れば、しっかりと練習をこなし
真剣に野球に取り組んでいることがワカ
ル。

6大学リーグは、相手がプロ予備軍な
連中ばかり。
東大野球部は決して弱くはありません。

ところで、「七帝柔道」という、七帝戦
に限る名物の柔道があります。

これは、「待て」がなく、寝技中心の
ルール。

大学へ入学する柔道部員は初心者が多く
、寝技なら短期間で技術の向上が望めま
す。

ところが、立ち技は才能・経験に左右さ
れる。

寝技中心の七帝柔道では、番狂わせが
よく起こります。

七帝戦を観ていたら、そこには、まじめ
なやつも、面白いヤツも、頭の良いヤツ
も、アホなヤツも、本当に個性的で多様
な連中が勢ぞろいしています。

もう60回くらいの歴史があって、優勝
回数は京大・東北大が15回、東大7回、
北大は3回。

運が良ければ大学4~6年の間、主管校
にあたり、地元で七帝戦が楽しめます。

ふだんは全学って同じH大内にあるので
すが、練習も別々にしているので、別々
の大学って感じ。

でも七帝戦ともなればうちの代表なの
で、全力で応援していました。

「山科にお嫁に行ったら東山が東にないやんけ」

洛中(上京・中京・下京)から見て東山は奥にアル

 

先日ある旅行会社が、「日本でいちばん
行ってみたい街はどこだ?」というアン
ケートをとったら、3位が函館、2位
札幌、そして1位が京都という結果が
出ました。

旅行会社が統計をとっているので、やっ
ぱりその辺へみんなに行ってもらいたい
のかなと思ったりもします。

実は京都はワタクシ、住んでいたことが
ありまして、でもその頃は古い街だなぁ
くらいしか思っていませんでした。

若いこともあって、関心もたいしてなか
ったものですから。

でも今なら、京都の歴史にも多少興味が
あります。

オッさんになったんだなぁと思う。

京都の洛中で生まれ育った老舗の令嬢の
話デス。

そのお嬢さん、若い頃、いい縁談があっ
てもいつも平気で断っていました。

30過ぎたある日、久しぶりに縁談が
やってきた。

「とうとう山科の男から縁談があったん
や。もうカンニンしてほしいワ」

経済的な水準が下がったということでは
ありません。
地理的な条件が落ちたのだという。

「山科の何がアカンのですか?」

「そやかて、山科なんかに行ったら、
東山が西の方に見えてしまうやないの」

確かにその通り。

東山の山並みは、洛中から眺めれば東側
に広がっている。

東山と呼ばれるようになったのも、その
ため。

そして山科は東山のさらに奥、その南東
に位置している。

あそこまで行けば間違いなく東山は西の
方にその姿を現す。

でも、それの何がつらいのか。
暮らしていくのに不都合なところはどこ
にもないではないか。

東山のウラ側を眺めて過ごすだけのこと。

洛中に生まれて育った者には、洛外に
住むということが耐えられなかったのか
もしれません。

たしかに、洛外に行けば怨霊がうじゃ
うじゃ住んでオルと信じられていた時代
ですからねぇ。

就職活動のコトを考えてみた。

「カッカッカッ」とハイヒールの音

 

先日新聞を読んでいたら、JALもANAも
来春の新卒は「ゼロ採用」という記事が
目に留まりました。

コロナで業績が落ちていることから、
新卒の採用は見送ることに。

キャビンアテンダントを目指していた
女の子たちは、方向転換を迫られること
になります。

コロナ以前は、大企業の有効求人倍率と
いったら0.47とか何チャラだったけど、
中小企業だったらまぁ、50倍とか。

第一次産業だったら、それこそ1000倍
くらい。

だけどみんなやっぱり、「就職」といっ
た時のイメージがすごく狭いワケで、
丸の内とかでスーツを着てカッカッカッ
とハイヒールの音をたてて歩く、そうい
うのを就職と考えているんじゃないかな。

テレビでもそういう姿を映しているし。

中小企業とかは眼中になくて、丸の内が
ダメならいきなりコンビニのバイトみた
いな感じで・・・。

構成メンバーが少ない職業ってのは全く
数に入ってないのかな。

ワタクシも今は開業してバリバリやって
いるように見えますけど、卒業後は人気
のある就職先の面接に行ってもすべて
落ち、唯一拾ってくれたのが、大学の
歯周病・歯内療法の講座。

ここの教授がまた心の広い先生で、上に
立つ人はこうでなくっちゃ。

この先生についていこうと思い、医局に
入って自分なりに頑張りました。

それに応援してくれる友人もいたので、
心強かった。

この講座に入ってから運勢が上がったよ
うな気がします。

まぁ、人生、万事塞翁が馬。
何が起きるかわかりません。

「引いたくじが一番いいくじ」
という考え方もあります。

就職活動って、「よーい、ドン」で一斉
にスタートするイメージがありますが、
まぁほとんどがそうなんですが、でも
世の中って、途中からレースに参加する
やり方もあるんです。

そっちの方は意外と競争率が低いんデス。

ピアニストが2人、「うち、こんな家だっけ?」

 

最近、BS放送で「空港ピアノ」「駅ピア
ノ」という番組をよく見かけます。

世の中でピアニストが増えていると思い
ます。

我が家には電子ピアノが2台あります。

うちのチビスケ、コロナ禍の頃、学校が
休みなもんでピアノを激しく弾きまくっ
ていました。

そのせいか、鍵盤の「レ」の音が突然
鳴らなくなった。

「レの音が鳴らねぇ!」

もう20年以上前のシロモノなので、
思いきって買い替えることに。

最近の電子ピアノは、指で弾いた感覚が
本物のピアノに限りなく近い。

話は戻るのですが、旧電子ピアノの
「レ」の音が何で鳴らないんだろうと、
鍵盤を持ち上げたり引っ張ったり、ずら
したりしていたら、打つ側と受ける側が
摩耗していることがわかりました。

そこで、その辺に転がっている紙を拾っ
て3、4回折ってはさんでみたら、何と
「レ」の音が再び鳴るようになった。
(鳴るじゃん!)

「なおったよ」とチビスケに言うと、
やはり最新式の電子ピアノを下見で弾い
てみた後だったのがまずかったのか、
「古いのはもういらねぇ」。

結局我が家では最新式を買うはめになり
ました。

我が家では、ワタクシを除く、うちの
奥さんとチビスケの2人のピアニストが
ピアノを弾いている。

「うち、こんな家だっけ?」というくら
い最近はどちらかが弾いてオル。

「やる気」のスイッチ


     ”やる気がおこりましぇ~ん”

 

まるやまファミリー歯科に来ている小学
生は、場所がら、〇山小学校、S園小学
校、N条小学校、中学生ならK陵中学校
の子が多い。

中央区のこの辺の子供達は、勉強を
やる子が多いと思う。

近くにZ進会とかR成会とか、まぁいろ
んな学習塾、進学塾がありますし・・。

そして、どの子も通っています。

ところで、勉強で一番難しいのは、子ど
もを「やる気」にさせること。

勉強のやり方や良い塾選びはその次の
段階。

「やる気」のスイッチがどこかにある
はずです。

ワタクシが経験した限りでは、うちの
チビスケが将棋に夢中だった小さい頃、
「宿題終わったら2回将棋しようか」と
か「公文のカテゴリ終わったら、新しく
出た『テニスの王子様』(マンガ)を
一緒に買いに行こうか」というのが、
やる気のスイッチでした。

でもちょっと大きくなった今では、こん
な子どもだましにはもう乗ってきません。

でもどこかに「やる気」のスイッチは
あるはずです。

ある日突然神が降りてきて、「やる気」
のスイッチを押してくれたらなぁと思う。

まあ、自分が気づくまで待ちましょう。

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