標準装備の要塞みたいな机椅子

 

先日朝のニュースで、昭和の店が10代、
20代のヒトに注目を浴びていると報じら
れていました。

昭和の喫茶店、昭和のオシャレ、昭和の
レコード・・・。

いろいろ出ていましたが、ワタクシが昭
和でおすすめしたいのが、学校で使う机
椅子。

30代以下の方は誰も見たことがないと
思います。

アレ、何に例えたらいいのか、まぁ、
要塞化した秘密基地。

ワタクシが通っていた地方の小学か中学
校では、まぁ無骨な机でした。

決して今みたいにスタイリッシュでオシ
ャレじゃあなかった。

机というか、机と椅子が一体化している
いわゆる机椅子ってヤツが標準装備だっ
たんです。

こげ茶色で重厚な、木製のゴッツイやつ。

この机の収納力がスゴイんですけど、そ
れに輪をかけてイスの収納力もこれまた
ハンパじゃない。

これがイスかっていうか、箱なんですよ。

南米とかでバナナが大量に入っていて、
そこに座ることもできるようなごっつい
木箱。

箱だから座ると太ももがスレて痛い。

机の中にはいろんな教材とかプリントと
かをギューギュー押し込んであるんです
よ。

で、両サイドに3つも4つもフックが
ついていて、右に体操着、カサ、ガバン
なんかをダーッとぶら下げて、左には
美術で使う道具箱みたいなもんをぶらさ
げて、文武両道を具現化したヤツ。

学期末になるともう入れる所がなくて、
重量がエグイことになっている。

その出来上がった状態で掃除時間に机椅
子を寄せると、もうそれが地獄で、いろ
んなものが詰まりに詰まったダークマタ
ーみたいなこの物質をもうみんなで押す
のが必死。

子どもですから、自分のカラダよりもは
るかに重い。

世界史の資料集に出てくる、なんかピラ
ミッドをつくるぞーみたいな感じで、あ
ちこちから「んぐぅ・・、んぐぅ・・」
と悲鳴が聞こえてくる。

と、まぁそんな昭和の机椅子をワタクシ
ならおススメします。

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