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教会や神社はストレスを消す装置?

教会の中

 

先日うちの奥さんが、卒業したカトリッ
ク系大学のチャペルコンサートに行って
きた。同級生と一緒に。

礼拝堂でクラッシクコンサートが行われ
たらしい。

教会とか神社って、フツーにしている
生活の「ウラ」みたいな気がします。

文化は解毒剤だとよく言われるけど、
都市が発達するといろんなストレスが
かかって、いろんなマイナス面が出て
きます。

たぶん、教会や神社はそれを消す装置。

文化って、ゴミ箱みたいな面もあるから
、都市生活の面倒なものを全部その中に
放り込んじゃう。

それが音楽や絵画なんかの催し物になっ
たりする。

脳ミソって面白くて、長い時間そのこと
を考えたり感じたりしていると、なぜか
どんどん現実感が強くなってきて、知ら
ないうちにそういう世界を作ってしまう。

ユーレイのことばかり考えていると、
ユーレイはその人の中に住みついちゃう
し、宇宙のことばかり考えていると、頭
の中も見る物全てが宇宙になってしまう。

神様のことばかり考えていると、その人
の中を神様が占領してしまう。

そして、変な現実が頭の中を占領してし
まうと、脳の中のバランスが悪くなって
しまう。

じゃあ、どうする?

仕方がないので、修正する方法は頭の中
に入ってくる全てのモノを変える。

たまにコンサートに行くのもいい。
木や山や空を見るのもイイ。

花鳥風月を見たら、ビルやアスファルト
や人間だけが全てじゃないよ、っていう
ことに気づくハズ。

ウイルスに限らず、いろんなものは変異するんです。

2本鎖のようなファスナー

 

もうワタクシの年では、同期や後輩たち
も出世して、教授になっていろんな大学
で活躍されている方々が多いんです。

今回、大学同窓会の記事に目を通してい
たら、後輩でうちの口腔微生物学教室の
教授になった先生が、ウイルスの変異に
ついてこう語っていました。

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ウイルスは変異しやすいと言いますが、
あらゆる生き物の核酸(DNAやRNA)は
化学的には同じモノなので、ウイルスの
核酸だけが変異するってワケではありま
せん。

では何で変異が起こるの?

答えは、ウイルスでは変異が生じた時に
そのままそれが修正されないことが多い
から、変異が起こるんです。

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ヒトや動物・植物・細菌はみな、2本鎖
のDNAをゲノム遺伝子として持っていま
す。

「ゲノム」って、親から子に生物学的な
特徴を伝える遺伝情報のこと。

でもウイルスの場合、1本鎖のDNAや
1本鎖のRNAがゲノム遺伝子になってい
る場合がある。

まぁ、仮にヒトの場合、2本鎖のうちの
1本のある部分の配列が何かの理由で失
われても、もう一方の鎖の情報をもとに
修復されます。

まぁ、チャックのファスナーのような
もの。
一方が壊れても、使っているうちに直る。

でもウイルスのようにゲノム遺伝子が1
本鎖の時、その遺伝子の一部が失われた
としたら、元の正しい配列がわからない
ので、適当な配列にされたり、離れたと
ころをただつないだりするということに
なる。

だから「修正されない」ため、変異が
起こる。

特に1本鎖のRNAウイルスは、変異が
起こりやすいのデス。

ちなみに、新型コロナウイルスはその
1本鎖RNAウイルス。

この変異はランダムに起こるので、実際
ウイルス自身が生き残れないこともあり
ますし、病原性が強くなるかもしれない
し、ワクチンが効かない変異かもしれま
せん。

今のところ問題になっているのが、新型
コロナウイルスの変異株のトゲの部分に
せっかくできた抗体が合わないかもしれ
ないということ。

まぁ、幸いにも、これまでの変異株につ
いては抗体が無効になるようなことはあ
まり起こってないようですが。

 

よみぃさん、コンサート中、突然ケイタイの音。「シですかね?」そして神対応。

 

あるピアノコンサート中に起こったハプ
ニングの話です。
ピアニストっていいなと思いました。

ピアノのクラシックコンサート演奏中、
ケイタイの着信音が突然鳴り始めた。

場内から突然「ピピッ」という音。

ピアニスト「(着信音?)」

楽譜を閉じた。

「(注意するかな?)」
音が止むか確認したが、中々鳴りやまな
い。

こちらからはごく小さな音に聞こえるけ
ど、このまま次の曲を弾いてしまうと
会場が不穏な空気包まれてしまう。
「(どうしよう・・・)」

 

ケイタイの着信音をメロディに取り入れたらどうだろう?

 

作曲家兼ピアニストなら、ピンチをチャ
ンスに変えられるか?と考えた末、
「シですかね?」
の一言。

携帯の音をピアノで再現。
この音を使って即興で作曲を始める。

随所に携帯の音をメロディとして入れる。
ケイタイの着信音を模倣したメロディ。

「もしもし」

その呼び出しに「もしもし」と応じるよ
うな情景を想像しながら曲を紡いでゆく。

ケイタイの音から作曲、大成功。

凍り付いた会場の空気を一変させる、お
見事な神対応。

演奏後は、発信音源のお客さんに「気に
しなくて大丈夫ですから」と、笑顔で優
しくフォロー。

ピアニスト「ありがとうございました」。

会場は大拍手の渦が客席に貼りついて、
いつまでもはがれない。

まぁ、こういうアドリブを活かすのがプ
ロですかね。

どんな場面でもピンチをチャンスに変え
る。それこそ才能、人柄デス。

ちなみにこのピアニストの名前は、ユー
チューバーのよみぃさんデス。

体の中でアセトアルデヒドという毒が病原体やウイルスを制しているという妄想。

     アセトアルデヒド前後

 

肝臓のことを調べていたら、「もしかし
て・・・?」という妄想が浮かびました。

お酒の強い体質には地域差があります。

アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ人は
お酒に強い人たちです。

逆に中国、日本、韓国などの東アジア人
はお酒に弱い。

高温多湿の地域での感染症で、そういう
体質になった。

だから欧米の人たちって、誰でも飲める
んです。

確かに彼らはワインを水のように飲んで
います。

アルコールは、まず①肝臓で分解されて
アセトアルデヒド(毒)になります。そ
してさらに②そのアセトアルデヒドは
分解されて、酢酸になります。

酢酸って、お酢のことです。これは無毒。

このように、肝臓は二段階処理をしてい
ます。

で、お酒に強いとは、この2番目の処置
をすばやく行い、その結果すぐにアセト
アルデヒドを酢酸に変えることができる
ということ。

まぁ、すぐ毒が消えるということ。

     アルコール
       ↓
   アセトアルデヒド(毒)
       ↓
     酢酸(無毒)

逆に、お酒に弱い人はこの2番目の処理
が遅く、その結果全身に回ったアセトア
ルデヒドという毒に長い時間さらされる
ことになる。

アセトアルデヒドはあえてすぐ分解しな
ければ、長い間体内に留まることができ
ます。

アセトアルデヒドというのは人にとって
毒なだけじゃなくて、病原体がカラダの
中で増えるのを抑えているんじゃないか。

カラダの中でアルコールから生じた毒を
もって、病原体という毒を制す。

新型コロナウイルスで欧米人の死亡数が
多いのに対して日本人の死亡数が少ない
のは、カラダの中ですばやく分解できな
いアセトアルデヒドという毒が、もしか
して何か役に立っているのかなぁと思い
ました。

血中にアセトアルデヒドが溜まりやすい
人が生き残ってきた。

まぁ、人類の長い歴史の中で何が自分た
ちに有利に働いたのかと考えたら、感染
症と戦ったことくらいしか思い浮かびま
せんもの。

銀歯をSet時に寝ちゃうのは、ノンレム睡眠です。

レム睡眠・ノンレム睡眠

 

銀歯をSetする時、7分ぐらい咬んでもら
っています。

疲れているのか、たまに眠られる患者さ
んもいます。気持ちよさそうに。

起こすの気の毒だなぁと思いながらも、
声をかける。

「口を開けて下さい」と言うと、口を
開ける。
でも、眠っていることは見ればわかる。

ヒトの睡眠には、ノンレム睡眠とレム
睡眠があります。

ノンレム睡眠は、「脳は眠っている状態
に近いけど、カラダはまだ起きている」。
まぁ、深い眠り。

レム睡眠は「脳は起きている状態に近い
けど、カラダは深く休んでいる」。
まぁ、浅い眠り。

だいたい、ノンレム→レム→ノンレム→
レム→ノンレム→レム→ノンレム→レム
を一晩に4~5回繰り返して、レムで朝
が来る。

オガワメモ

 

よく言われる“金縛り”は、間違ってレム
から入っちゃった。

レム睡眠中に起こる。

つまり、「脳は起きているけどカラダが
深く眠っているので、カラダは思うよう
に動かない」。

最初にドンと深い眠りに入ってしまう
(ノンレム睡眠)。

他の動物もみな一緒。

レムにいきなり行っちゃうと、これが
危険なんです。

カラダが動かないレムにいきなり行っち
ゃうと、突然襲われても動けない。

だから先に脳を休ませて、カラダは動け
る状態にしておかないと反射的に動かな
い。

で、大丈夫だなと思ったら、安心して
カラダが動かないレム睡眠に入る。

ですから、「口を開けて下さい」」とい
うと口を開けるのは、正しいノンレム睡
眠だ、とそんな理屈を考えながら、銀歯
のハミ出したセメントを取るんです。

将棋ソフトのポナンザは、一体どのくらい強いんだ?

ポナンザVS佐藤天彦名人

 

将棋の話です。

たしか12,3年前、プロの棋士たちは
「とうとうコンピューターはここまで
来たか!でもトッププロのレベルまでに
はまだ50年はかかるハズ!」
と言っていました。

当時の将棋プログラムは、せいぜいトッ
プ・アマ、プロ棋士に届くか届かないか
というレベル。

ポナンザという将棋コンピューター、
これ、T大(仮称)将棋部の人が開発し
たソフト。

将棋力を人間の身長に例えてみると、
開発当時のポナンザはまだ1メートル位。
小学生の子どもです。

子どもの身長が1メートルから10センチ
伸びたら、大きくなったなぁと感じるも
のですが、コンピューターは違う。

何事も指数関数的な伸びなのです。
一気に伸びる。

8年前にポナンザが初めてプロ棋士を
破りました。

その時の身長は、まぁ2メートル程度。
5年で2倍伸びた。

さらに5年経って、4メートル。
もう、同じ人間とは思えません。

将棋では自分と強さが近い相手だとそ
の実力がよくわかります。

4~5年前の2017年に佐藤天彦名人が
このポナンザと戦ったのですが、もの
すごい勢いで抜かれたと言っておりま
した。

身長で言えば8メートル級。
フツーならこのポナンザ、もう人間に
負けることはありません。

人間の能力には限界がありますからね。

気が付いたら後ろの遠くの方に何かが
見えて、「あっ、やばい!」と思った
瞬間に、津波のように吞み込まれた。

これがコンピューターの世界。

佐藤名人、2回戦って、2回とも100手
を切って降盤。

この結果を受けて、コンピューターVS
プロ棋士の戦いは終了。
その役割を終えたのデス。

まぁ、「AIは強いです。もういいでしょ
う」ということ。

佐藤名人は、「戦っている最中、相手が
人間なら心の底でお互い会話をしている
もの。でもコンピューターとは最後まで
会話できなかったというか、心が通じな
かった」と言っておりました。

「どこでもドア」


   「ドラえもん」より

 

まるやまファミリー歯科にかかっている
DVDの「ドラえもん」の中に、”どこで
もドア”ってのがよく出てきます。

こんなの夢の中の話だと思っていました
が、実現できそうな時代になってきまし
た。

空想の世界だと思っていたのが、バー
チャル・リアリティで現実になった。

例えば、ヘッドマウントディスプレイに
センサーがついているヘッドセットがあ
ります。

それ、360度どこを見ても3Dでつくった
景色が見えるような装置。

そのヘッドセットに2台のカメラをつけ
て視線を移動すると、仮想が簡単に3D
合成できたりします。

どこにでも可視体験しながら行けます。

家にいながらオリンピックにも行けるし
、サッカー・テニスでも特別席で試合を
観戦できます。

宇宙にだって行ける。
教育の場や医療の場でも使えます。

この前ニュースを見てたら、3Dに合わ
せてカラダが上下したり、においが出て
きたり、水しぶきがかかってきたり・・。

どんどん進化しています。

「どこでもドア」なんてできるわけない
じゃんと思ってたけど、バーチャル・リ
アリティだと向こうからこっちに、国立
競技場みたいなのがやってくるのです。

いや~、すごい!

ミトコンドリアは別の生き物でした。

まるやまファミリー歯科では時々、顕微
鏡を使って菌を見ています。

でも最近は使ってないなぁ。

ところで、初めて顕微鏡をつくったオラ
ンダのある学者が、試しに自分の歯の間
をその顕微鏡で覗いてみてびっくりした
そうです。

あまりにおびただしい数の生き物が動き
回っていたから。

まぁ、今思えば、歯周病菌のようですが
・・・。

ワレワレの体内にはとんでもない数の
細菌が棲みついています。

そして、菌と共同生活をしているのです。

今ではまぁ、フツーの話。

ところで、昔、高校の生物学で「ミトコ
ンドリアというのが細胞の中にあって、
エネルギーをつくっているのだ」と教わ
りました。

でもこのミトコンドリア、実は細菌のほ
うの遺伝子を持っていたのデス。

ということは、人間の細胞の中に入るま
では全く別の生き物だったということ。

このミトコンドリア、自分一人では生き
られないため、ヒトの細胞の中に入って
共生という道を選んだのです。

まぁ、腸の中の菌と一緒。

教科書に載っているたった1行ぐらいの
文章でも、先人達の100年くらいの研究
の歴史や知恵がぎっしり詰まってるのデ
ス。

医療系学部に上がると、難しい物理・数学はほとんど使わない。

物理・数学

 

夜10時頃、自宅居間のカーテンを開ける
と、道路をはさんで向かいにある学習塾
の照明がこうこうとついています。

小・中・高校生は夜遅くまで頑張ってい
るんだなぁと思う。

塾の前に停められた自転車が、ご主人様
のお帰りをじっと待っている。

もうずいぶん前のことだから忘れてしま
いましたが、高校時代は途中から理系・
文系に分かれます。

理系から文系には簡単に変われますが、
文系から理系は基礎学力がないと難しい。

ワタクシが大学に入って感じたことは、
医学部・歯学部は受験科目に物理とか
数学とかが必須でしたが、学部に上がっ
てから難しい物理や数学を使うことはほ
とんどありませんでした。

ほとんどが暗記科目。
まぁ、文系に近い。

ホントの理系は、理学部・工学部かなぁ
と思う。

ではなぜ物理・数学というのが必要なの
か。

私の勝手な解釈なのですが、医療系学部
だと診断能力が問われます。

診断があって初めて治療に進めるから
です。

その診断能力は、論理的なモノの考え方
が必要です。

物理・数学は、この能力を育てるにはう
ってつけの科目。

もし医者が、「〇〇と同じような症状が
あったから、診断はたぶんコレね」とい
う医者なら、ワタクシはかかりたいとは
思いません。

これは論理的ではないから。
ホント、素人レベル。

診断する時はあらゆる可能性を考えて、
そこから消去法でアレも違う、コレも違
うという風にして絞っていく。

例えば歯科で考えてみると、突然アゴが
腫れた、という症例があるとします。

最初何を考えるかというと、「コレは
炎症か外傷か、のう胞か腫瘍かエプーリ
スか、それとも先天性の疾患か?」。

そこから既往歴とか現在の症状を聞いて
、見て、当てはまらないものを更に消去
していく。

そしてレントゲンとかCTを撮って、また
さらに絞っていく。

で、最後に、これは炎症の可能性が高い
となると、そこからさらにその原因を探
っていくということになります。

今の新型コロナウイルスって何かという
と、炎症のカテゴリーに入ります。

人生とはわからぬものデス。

アバ

 

ヒトの人生って、何か目に見えない力が
働いて、計算通りにはならないことがあ
ると思います。

また、自分のやりたいことをやろうとし
て、どうもうまくいかず、逆に自分の
意志とは全く違うことを誰かにやらされ
る方が意外とうまくいくこともあります。

あのビートルズだって、優秀なマネー
ジャーに発掘されなければ、ただの地方
の才能のあるお兄ちゃんバンドに過ぎな
かったわけだし。

ビートルズ

 

ビートルズと同じ頃、日本にも「はっぴ
いえんど」という若いバンドがあったん
だけど、彼らは才能に恵まれていたにも
かかわらず、何せ自分たちをマネージメ
ントしてくれる大人に恵まれなかった。

はっぴいえんど

 

で、3枚程アルバムを出した後すぐ解散。

その後自分たちがプロデュースする側に
まわったら、フツーのアイドルが日本で
一番売れたアイドルに育った。

アイドル松田聖子

 

ビートルズのリンゴ・スターは、ビート
ルズのドラムを叩いていなければ床屋に
なっていたと言っていたし、大成功した
アバのあるメンバーも、どうして普通の
自分たちがこういう運命になったのか
さっぱりわからないと言っていた。

はっぴいえんどのドラマー、現作詞家の
松本隆も、はっぴいえんどに誘われなか
ったら、今頃は銀行を定年退職して孫に
囲まれて盆栽でもいじってるんじゃない
かなぁと言っていた。

人生とはわからぬものデス。

 

 

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