人類はウイルスと取り引きして胎盤を得た。

胎盤と赤ちゃん

 

新型コロナは人類にとって困ったヤツで
すが、役に立つウイルスもいるんです。

赤ちゃんが育つというのは、母親からの
栄養が必要。

その橋渡しをするのが、胎盤。

どうやらこの胎盤こそがウイルスと取り
引きした結果だというのデス。

今から1億6000万年前のまだ恐竜が地
上を支配していた時、ワレワレの祖先は
まだネズミのような小さい動物。

恐竜におびえて暮らす日々。

まだ胎盤は持っておらず、どうやら卵を
産んでいたらしい。

敵に襲われると、大切な卵を置き去りに
して逃げないと生き延びれない。

そんな祖先がある日、ひとつのウイルス
に感染した。

それが、胎盤をつくるための遺伝子。

あるウイルスの遺伝子を調べたら、胎盤
の遺伝子とほぼ同じでした。

この遺伝子がずっと受け継がれる中で、
ミスコピーを重ねて胎盤を進化させた。

感染した1匹の子孫が胎盤を進化させた
一方、感染しなかった方からは現在の
カモノハシの祖先が現れた。

カモノハシって、子供を母乳で育てるけ
ど、ちゃんとした胎盤はなくて、卵を産
む胎盤を進化させた動物です。

そして最初に感染して胎盤を進化させた
方にも、その後分かれ道がやってきた。

別のウイルスに感染した方は胎盤の働き
を高めて、ワレワレのような真獣類(高
度な胎盤をもつホ乳類)に、感染しなか
った方はカンガルーのような有袋類にな
った。

(オガワメモ)

 

この胎盤の能力の低い有袋類は、赤ちゃ
んを大きく育てられないため、小さく産
んで袋の中で育てる。

まぁ、今のところ未完成だ。

今、最も繁栄している生物が、ワレワレ
真獣類。

というわけで、どうやらその原動力はウ
イルスが胎盤を獲得した結果なんだろう。

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