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ふしぎな湿疹

(写真は別人です)先日、うちの奥さんの首に、原因不明の湿疹ができました。

日ごとにひどくなっていきます。

皮膚科へ行こうか迷っていたようです。

口の中の粘膜の炎症なら、原因は何であれだいたい同じような形を見せてくれます。

粘膜なら組織構造が単純なので、単調な反応をするからです。

湿疹とかカイヨウとか発疹とか、だいたい決まっています。

原因としてはおよそ4つに分けられてて、粘膜にだけ現れるモノ、粘膜疾患と関係あるモノ、全身疾患が部分的に現れたモノ、そして先天性のモノなんかを考えますけれど、とりあえずステロイド軟膏をつけて様子をみます。

口の中で原因がわからなければ、コレを使ってみる。

まぁ、対症療法です。

こんなことが頭ん中にあって、ワタクシ、皮膚科のお医者さんじゃないけれど、歯科用のステロイド軟膏を家に持ち帰って奥さんに「コレつけてみる?」と渡したら「つける」と言うもんだからつけてみた。

そしたら次の日にはすっかり治りました。

医者の心得として治療の前に診断ありき、ってのがあるのですが・・・。

まあそれはいいとしてそれにしてもこの湿疹、原因はいったい何だったんだろう?

これぞ、小笠原流!

言い換えるだけで前向きになれる言葉があります。

相手への伝わり方、印象が少し変わります。

なにしろ、言葉って、神様が人間に与えてくれた最大の武器ですからねぇ。

例えばこんな言い回し。

◎これしかできません→ ここまでできます◎遅いですね→ 早くいらっしゃるといいですね◎失敗しました→ 学ぶことがたくさんありました◎今、忙しいです→ あと1時間したらゆとりができます◎夫がもう頑固すぎて→ 意思が強すぎて◎おしゃべりで→ 好奇心が旺盛で話題が豊富でこれぞ大人の品格、小笠原流のほんの一部です。

今年のE-ライン大賞

今年のE-ライン・ビューティフル大賞は、タレントの江口とよみさん(48)に決まりました。

E-ラインって、矯正歯科で使う専門用語。

鼻とアゴの先端を結んだ線が唇に触れない、理想的な横顔のラインのこと。

矯正歯科では、下アゴの出てる人とか上アゴが出て下アゴが引っ込んでいる人(バードフェイスといいます)の目標は、E-ラインにいかに近づけるかなのです。

矯正の先生たち、理想的なE-ラインを求めて、今日もデータの解析、器具の微調整をしています。

試供品、ご自由にお持ち帰り下さい

研磨剤、発泡剤を取り除いてありますまるやまファミリー歯科の待合室に、研磨剤・発泡剤無配合の歯磨き剤を置きました。

ご自由にお持ち帰り下さい。

試供品なので、なくなればおしまいです。

ところで歯磨き剤の話ですが、正しくブラッシングできていれば、毎回使う歯磨き剤に「研磨剤」や「発泡剤」は必要ありません。

発泡剤が配合されている歯磨き剤を使うと、歯磨き剤がアワだつので、磨いたつもりになったり、正しいブラッシングが達成できなかったりするのです。

発泡剤無配合が実は好ましいのです。

咳払いも時には役に立ちます。

往年の映画「社長シリーズ」で、森繁久弥さん演じる社長がよく咳払いしていました。

たとえば、部下が自分を差し置いて夜遊びに繰り出そうとすると、「ゴホンッ!」。

地位がじゃまして「ワタシも行きたい」とも言えず、「オイ!私の気持ちを察しろ」という合図。

わざとらしく咳払いして存在感を示すのも、男の世渡りには必要です。

動物園の人が語っていたのですが、ボスゴリラが立ち上がったのでそこに別のゴリラが座ろうとすると、そのゴリラ、「コホッ!」と咳払いして「俺の場所に座るな」とルールをおしえてくれるようです。

「ローマの休日」でもそんなのがあった。

新聞記者に扮するグレゴリー・ペックが咳払いして、相棒のカメラマンに「空気を読め!」ってイスを蹴り倒した場面です。

そこにはアン王女を演じるオードリー・ヘップバーンがいました。

咳払いも時には役に立ちます。

顔のサイズ

若い人は知らないと思いますが、昔、俳優の長谷川一夫さんという方がいて、「顔が歩いている」と言われるほど顔がデカかった。

時代劇なんかでは着物姿に大きな面構えが似合っていました。

でもみんな洋服を着るようになってからは、小顔が好まれるようになりました。

確かに体格に比べて顔が小さい欧米人向きの洋服は、小顔の方が見栄えがします。

顔のサイズを変えるのなんて無理だと思っていたら、インターネット上で、頭蓋骨のゆがみやずれを矯正して顔を小さくします、ってのがありました。

でもそんなのは無理な話で、成人の頭の骨は下あご以外、手で動かせません。

最近の子供は軟らかい食べ物を食べているせいか、下あごの骨が細くなってきました。

それで歯が並ばないもんだから、歯並びが悪くなる子が増えています。

肩身の狭い大きな顔も、食べ物をかみ砕く上では有利なのデス。

材料屋さんの広告チラシ、こすったら香りが・・・。

どこの歯科医院にも、”材料屋さん”という方が出入りしています。

”材料屋”という呼び名は、世の中ではなじみがないかもしれませんが、ワレワレの世界では切っても切り離せない、持ちつ持たれつの関係の商店なのです。

何を売るのかというと、歯を削る器具、歯の型をとる時に使うあのピンク、麻酔針、麻酔液、歯ブラシ、歯医者さんのユニットのテーブルに置いてある基本セット(ミラーとかピンセットとか・・・)。

まぁ、歯医者さんに置いてあるものほとんど全て、この商店が調達してくれます。

先日、うちと取引している材料屋さんのOシマさん(仮称)が、かわったチラシをもってきました。

表面麻酔剤のチラシです。

それも、4種の香りが選べるというもの。

「写真をこすると香ります」と書いてあったので試しにチラシをこすってみたら、ストロベリー、マスカット、マンゴー、ミントの香りが・・・。

こんな広告チラシ、初めて。

歯科用表面麻酔剤、”プロネスパスタアロマ”といいます。

歯医者さんとこにもアロマが入ってきたのです。

歯科医師の免許が使える、使えない

外国で歯医者をやっていた先生と話す機会がありました。

その先生、中国で数年歯医者として勤務したそうです。

日本の歯科医師の免許を持っていれば、中国やメキシコでは歯の治療ができるそうです。

ところで、ワタクシが大学の医局にいた頃中国とバングラディシュからの留学生がいたのですが、その国の歯科医師の免許を持っている先生でさえ、日本では治療することができませんでした。

で、何をしてたかというと、教授・准教授の治療の見学、学生実習の見学、歯科ジャーナル誌の研究発表、症例検討会、そして歯周病科の基礎研究、学会・・・・。

つまり、患者さんの治療はできないものの、その他のもの全てを学んでいました。

先日20年ぶりに会った時、彼らはそれぞれの国の大学病院のエライ教授になって、母国の歯科界を引っぱっていました。

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