侮辱は許されないという話

今から300年くらい前のイギリスの政治家で、チェスター・フィールドという方がいました。

この人の書いた本が、イギリスの上流社会のジェントルマンシップの教科書として、長く使われています。

「息子への手紙」という本なのですが、その中で”侮辱”について述べた一文がありました。

その内容とは「愚かな人もだらしない人もいるだろう。そういう人たちを尊敬しろとは言わない。でも、バカにしてはいけない。バカにした態度をとると、自分の身を滅ぼすことになる。心の中で相手を嫌うのは勝手だが、必要もないのにそれを見せることはない。それは時として必要とされる賢明な知恵だ。

というのは、そういう人だっていつかは君の力になってくれる時がくるかもしれないからだ。そんな時、君がたった一回でもその人をバカにしたことがあると、相手は君の力にはなってくれないだろう。

悪事は許されることがあっても、”侮辱”は許されることはない。人にはそれぞれプライドがあり、それがいつまでもバカにされたことを覚えているのだ」今話題のコーラ国のランプ大統領(仮名)、ジェントルマンになっていただきたい。

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