もう二人とも大学生になったから、もう
時効かな?彼らの為に記憶を残しておき
ます。
ウチのチビスケと友人のK君、高校時代
の将棋大会へ初出場の話をします。
もう3年も前の話だから記憶も曖昧。う
ちの奥さんから聞いた話なので又聞き。
そして多少面白くする為にチョット話を
盛ってあります。たぶん、こんな感じだ
と思う。では始めます、Go。
ウチのチビスケと友人のK君は硬式テニ
ス部の高校5年生。私立中高一貫校です
から公立であれば高校2年生にあたる。
その日は春の大会のレギュラーを決める
為にリーグ戦をしていました。結果は二
人とも惨敗でレギュラー落ち。
『オレ達の春は終わったなあ。あ~あ、
退屈。何する?将棋でもしようか。』
二人とも昔、○山小学校の遊びコーナー
で時々、将棋して遊んでた将棋仲間。
で、放課後、高校将棋部へ遊びに行った
。しばらくすると、将棋部の高校6年生
の部長が二人にツンツンと近ずいて来て
『ちょうどいい、ねえねえ、君達、将棋
の大会に出てみる気はないかい?5年生
だろう。』
『いつあるんですか?』
『3週間後。ボクは出ないけどさ、代わ
りに出てみない?』
『先輩、何で出ないんですか?』
『定期試験があるじゃん!』
『定期試験中?オレ達もあるんだけど、
おい、どうする?公欠なら定期試験受
けなくていいし、サボれるし、一丁出
てみるか!』
『出ます!』『で、会場のもよりの地下
鉄駅はどこですか?』
『地下鉄?何だいそれ?会場は洞爺湖の
ホテルだよ。』
『えっ?札幌市の地区大会じゃないんで
すか?』
『冗談じゃない、全道大会さ。』
『いきなり全道大会?オイ、どうする?
記念に出てみようか。定期試験サボれる
し、ホテルへ泊まれるし、将棋で遊べる
し、将棋ざんまいじゃ。』
『出ます!』
『6年生は誰も出ないので、じゃあ当日
5年生の君が主将ね。』
ということで、その場でうちのチビスケ
が主将、友人のK君が副主将に決まった
。あといるのが、5年生の将棋部のⅯ君
と4年生のA君。硬式テニス部のレギュ
ラー落ち組が、公式将棋部を先導してい
くなんて前代未聞。
『ようし、出るからには優勝をめざすぞ
!、エイ・エイ・オー!』
かくして即席チームが洞爺湖へ向かった
のでした。
【続く】
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