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不幸は3人乗りの舟でやってくる

悪いことが連続する時は必ずあります。

麻雀でいえば、全く”手”にならないことが続くような場合。

そんな時は、「不運は続く」と冷静に受け止めなければなりません。

ガマン、ガマンです。

何かの本で知ったのですが、「不幸は3人乗りの舟でやってくる」とか。

悪いことが起こる流れに入ってしまったのだから、しょうがない。

むしろ1つで終わったらラッキーだと考えればイイ。

昔、棋士で永久名人の森内俊之さんがこんなことをおっしゃっていました。

「二回目のミスが致命的になる」不運や悪いことは、どんなに気をつけていても襲いかかってくるもの。

その時の対応の違いがその後の決定的な差を生んでしまいます。

最初の不運の時にうろたえて判断力を失えば、また次の不運を招いてしまう。

これは致命的。

「これはまずいぞ。自分の何が悪いんだろう。次も来るぞ」と迎える準備ができていれば、少なくとも被害を最小限に食い止めることができます。

不運は連続するものと、そう腹をくくった方がよさそうです。

再生医療は保険が効かない?

これまでの歯科では、材料を中心にした治療を行ってきました。

でもそうではなく、自己治癒力を持つ細胞が足りないから入れましょう、というのが再生治療。

ムシ歯になって痛くなれば、歯ズイを抜かなければなりません。

でも神経はあった方が絶対イイ。

神経を抜いた後ワレワレは、バイ菌が増えないようにクスリを詰めるのですが、再生医療が臨床に応用されれば、詰め物の代わりに細胞薬を入れるだけでいい。

神経の代わりをしてくれます。

歯周病で骨がなくなれば、新たに開発した細胞薬を入れてやれば骨を誘導できるようになるかもしれません。

たとえこのような治療ができるようになっても、保険は効きません。

歯科の保険というのは、「必要最低限、咬めたらいいでしょ」というのが目的。

例えば、それば奥の銀歯だったら、「白い歯はゼイタク品。だからピカピカの銀歯でいいでしょ。

咬めるんだから」というのが、昔考えた官僚たちのイイ分なのです。

目の前の問題を解決すだけなのデス。

「下剋上受験」より仕事でもスポーツでも受験でも、「本番に弱いヤツ」というのは確かにいます。

ブルペンではいい球投げるのに、いざマウンドに立てばストライクが入らないピッチャー。

模試ではそこそこの点数がとれていたのに、いざ本番になったら、頭が真っ白になってしまう受験生。

本番力が欠けているのかもしれません。

本番力ってのは、ただただ目の前の問題を解決する力のこと。

目の前に現れていない問題なんか、解決しようがありません。

「この企画書を明日までにまとめておいてくれ」とか、「ここからここまでがテスト範囲。しっかりやろう」といったものとか、まぁ、頑張れば何とかデキルものばかりなわけで、誰も100%無理な相談なんて振ってこないのデス。

ネットでの評価は「ものさし」の一つ。

ネットのおかげで随分便利になりました。

ネットにつきものの”評価”ってやつですが、コレ、いったん評価が高くなると実態を越えて高くなる。

逆に誰かが低い評価をすると、またその方向に加速するといった動きをするようです。

まぁ、ネットの評価は玉石混交。

イイものもあれば悪いものもある。

貴重な情報を与えてくれるのですが、結局はこちらの分析力が問われます。

ホントに便利になったんだけど、便利は絶えず諸刃の剣だと考えた方がイイ。

自分の足を動かして目で見ることでしかわからないこともあるのデス。

隣近所の動物病院の先生が今年の・・・

中馬先生の写真「えりの海岸物語」ビックリしました。

日本歯科医師会が主催する今年の「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017」の最高位のグランプリが、札幌から出ました。

「フーン」と思ってよく見たら、まるやまファミリー歯科(西19丁目)のお隣の中馬動物病院(西23丁目)の先生じゃないですか。

お題は、「えりの海岸物語」(写真)。

記事によれば、中馬先生、石狩市の海岸で遊ぶ息子と娘を写真に撮って出品したとか。

この写真を通して、中馬先生の人柄が見えるような気がしました。

それにしても、子どもたちの笑顔ってのはワレワレ大人をも元気にしてくれますね。

誤解。泡を出した方がよく磨ける?

多くの人はブラッシングの目的を、食べカスを取り除くためだと思い込んでいるようですが、でも一番大事なのは歯の表面にベタッとくっついているバイオフィルムを取り除くこと。

これはいくら泡をブクブクたてても取れません。

歯ブラシに水をつけて磨いてもいいのです。

そして、正しいブラッシングとフロスや歯間ブラシで歯と歯の隣接面のバイオフィルムを取る。

もし仕上げ用にペーストを使うのなら、フッ素配合のペーストを米粒大2つぐらいとって使えばOK。

もし歯医者さんにどんな歯磨きペーストを使えばいいか聞くのであれば、歯医者や歯科衛生士自身が実際愛用している歯磨き剤を聞いてみるといいのデス。

まぁこれはワタクシの考え方ですが、「カゼひいたらどこの病院へ行けばいい?」と迷うよりも、「お医者さんはカゼひかないようにどんなことをしているの?」とかかりつけの先生に聞いた方がイイと思うのですが、どうでしょう?

野生では他の種類の動物に触れられることは死をイミします。

大学の医局にいた頃、学部の6Fにある動物実験室でサルに麻酔を打って眠らせ、歯周病の実験をしたことがありました。

麻酔を打って意識を失うことは、サルにとってはホントに恐怖。

だって、野生では他の種類の生き物に触れられることは死を意味しますからね。

ワタクシたちが白衣を着て動物室に入っていくと、サルは身の危険を感じます。

それで歯をムキだして威嚇し、頭を天井のオリにガンガン打ちつけるもんだから、生まれた頃丸かった頭の形がそのうち四角になった。

おまけに人相も悪くなった。

ワタクシたちの姿が遠くに見えただけでもサルは恐怖を感じるのデス。

「松本隆」の”削り取ったらデキタ”からヒント

右端が作曲家の松本隆ものづくりには、ひとつ一つ付け加えて作る場合と、ひとつ一つ削り取って作る場合があるようです。

以前あるテレビ番組を見ていたら、「赤いスイートピー」や「木綿のハンカチーフ」で有名な作詞家の松本隆が出ていました。

そして、作詞についてこんなことを言っていました。

「どうやって歌をつくるのかというと、楽曲を聴きながら歌い手をイメージするんです。

すると、何かもやもやした青雲みたいなものが現れて、そこから一つずつ要らないものを削り取っていく。

その作業をくりかえしていくとそのうち何となく歌詞ができちゃう。

そこにウソ98%ホント2%を入れるんです」この手法って、ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロや鎌倉時代の運慶・快慶のやり方と同じじゃん。

石膏や木の中にいる作品がなんとなく見えるので、要らないものを削り取ったらデキタという手法です。

考えてみたら、ワタクシの”職場”の口の中も同じこと。ワタクシたち歯医者の仕事はまあ一言で言えば、口の中にいるムシ歯菌や歯周病菌を削り取っていい環境をつくってやること。

ワタクシの仕事も「ものづくり」の一つなのかと思いました。

こうしてウマづらになった。

ウマと言えば道産子を思い浮かべますが、もともとウマは草の乏しい半砂漠に生きていた草食獣。

速く走れるように進化してきました。

目の穴は後ろのほうにあって、それぞれ横についています(写真)。

そのため、首を曲げなくても350度、ほとんど360度のハンイを見ることができます。

これならすぐにオオカミなどの敵を発見できる。

牛のように角を持たないので、ひたすら逃げます。

決して追いかけてはきません。

歯は大きく発達して、先端の左右3本の前歯は幅広いので、硬くて丈の短い草でも上下で食いちぎれます。

そして草の硬い繊維を細くすりつぶすために、奥歯が6本も7本も必要。

このために顎が長くなった。

だから目の前の部分が長くなって、ウマづらになりました。

ちなみに、ウマは速く走れるように足の指が5本→3本→1本と進化しました。

このウマの話は、解剖学の大泰司先生(現北大名誉教授)が言っておりました。

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