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ちゃんと席があいて、出番がまわってきた。

70才前に突然、ブレイク、アンパンマンまるやまファミリー歯科には、アンパンマンシリーズのぬいぐるみが所狭しと、置いてあります。

で、今日はアンパンマンの生みの親、やなせたかしさんのお話です。

やなせさん、マンガ家として独立した後、舞台の演出、詩とか雑誌の編集や絵本づくり、テレビ出演など、頼まれるままにいろんな仕事をしてきました。

でも、マンガの代表作がないままに、多くの先輩、後輩達の活躍をさびしく目で追う日々が続いた。

それでもマンガ家であることを辞めず、ギュウギュウ詰めの満員電車のように才能ひしめくマンガ界に、あきらめることなく立ち続けていた。

「俺もこのまま終わるのか」と、そんなある日、突然、目の前の席が空いた。

70才になる直前にアンパンマンのアニメ化の話が持ち込まれたのです。

それから皆さんご存知のとおり、やなせさんのアンパンマン、一気にブレイクしたのでした。

まぁ、「継続は力なり」と言いますが、あきらめないで一つのことを思いを込めてやり続けていると、ちゃんと席が空いて出番がまわってくるのデス。

途中でやめてしまったら失敗。

何年かかってもできるまでやったら、それは成功。

それにしても、1~3才くらいのそんな場所にまさかのまさか、宝物が埋まっていたとはワタクシもビックリです。

車イスの天才物理学者、ホーキング博士

ホーキング博士車イスの天才物理学者で皆さんご存知の、イギリスのホーキング博士が昨日、3月14日に亡くなりました。

3月14日といえば、アインシュタインの誕生日。

そして「円周率の日」。

亡くなり方まで、美しい。

博士の病気、カラダの自由が次第に失われる筋萎縮性側索硬化症は、ips細胞の山中先生が研究しておられましたが、残念ながら間に合いませんでした。

博士の魂が動かないカラダから開放されて、宇宙を楽しく旅してくれたらいいのになぁと思います。

もしかしたら、博士の提唱した「ブラックホールの蒸発」を見に行ってくるワと出かけられたのかもしれません。

ちなみに「ブラックホールの蒸発」ってのは、詳しい人によりますと、「物質や光を吸い込み、成長し続けると考えられていたブラックホールが、エネルギーを放出しながら縮んで、いずれ消えてしまう」というもの。

こんな名文句をホーキング博士が残しています。

「愛する人たちが住んでいなかったら、宇宙なんてたいしたところじゃない。」

ゾウの歯は5回生え替わる。

ゾウは1日14~18時間かけて、ダラダラ食べます。

人間がダラダラ食いすると、ツバが歯を修復する時間がなくなって、ムシ歯にはなるわ歯周病にはなるわ、何もいいことはありません。

ところで、ゾウの歯ってとても不思議です。

前歯はありません。

生涯60~70年の間に、奥歯が5回生え替わります。

そのしくみはとてもユニークで、今ある歯がすり減ると、その後ろから新しい歯が生える。

そして古い歯が手前に押し出されるようにして、抜け落ちるのです。

人間なら乳歯の下から永久歯が生えてきて、生涯歯はそれっきり生えてきません。

そのゾウ、5回生え替わってその歯がすり減る頃に、この世からバイバイなのです。

また行きたくなるような歯医者さん?

ペンギン歯科先週、嬉しいことがありました。

以前、札幌郊外で「ペンギン歯科」をやっていた時に来られていた患者さんが、まるやまファミリー歯科に来てくれたのです。

当時はまだ小学生でした。

今は中央区の高校に入学したので、家族で引越してきたとのことでした。

「先生の名前を見つけて、いつか行こうと思っていた。」こういう時は、月並みですが、ホントウに嬉しいものです。

歯医者をやっていてよかったなと、素直に思いました。

以前、斉藤二人さん(仮名)という有名な大商人が、「また今度ね」とか「また来週」とか「また寄るね」というように、『また』がつくようになれば商売が繁栄するんだよなんてこと言っていましたが、ホントにそうだなと思いました。

「また」行きたくなるような歯医者さんを目指そうと思う。

笑いをなくした震災児たちがアンパンマンの唄を大コーラス

アンパンマンが来て、笑顔が戻った昨日は3月11日。

テレビでは、どこの局も、7年目を迎えた東北大震災の特集をしていました。

ワタクシの誕生日も3月11日。

恐れ多くも、東北大震災の日に重なってしまいました。

それはいいとして、東北の大震災から3日後、あるラジオ番組に「アンパンマンのマーチを流して下さい」というリクエストが届きました。

早速放送したところ、震災にあった子どもたちが、ラジオに合わせて大コーラスを始めました。

それを見た大人たちは、涙を流して感動。

それからラジオ局は連日、この歌を流したといいます。

また、震災で大きなショックを受けて全く笑わなくなってしまった子どもたちが、アンパンマンのポスターを見て笑い出し、それを見たお母さん達も泣き出した。

やなせたかしさんがつくった唄、「アンパンマンのマーチ」や彼の生み出したアンパンマンが、こんな非常事態の時に、震災にあった人たちに愛と勇気と希望を与えてくれたのでした。

クラーク博士のこと

H大札幌キャンパス

中央ローンのクラーク博士昨日新聞を見ていたら、H大の合格発表があったらしく、久しぶりにH大時代を思い出しました。

ワタクシ、学生時代から数えて、H大には11年間在籍していました。

敷地内は広すぎて、端から端まで歩いたことはありません。

札幌キャンパスでさえ広すぎるのに、H大全体の保有土地面積は、東京23区を上回ります。

どれくらい広いかと申しますと、研究林や農場面積などを合わせると、札幌キャンパスの370倍にも及ぶのです。

学生時代、構内キャンパスを北18条から南門のある北8条まで、当時所属していた卓球部のトレーニングで走っていました。

すると、中央ローンという芝生のところでクラーク博士の銅像が出迎えてくれます。

このクラーク博士、「少年よ大志を抱け!」と言って札幌を後にしました。

あまりにも親しまれているため、札幌に生涯の多くを捧げたと思っていましたが、実際には8ケ月滞在しただけ。

半年チョットでこれだけ愛されたということは、相当、人徳があったんだなぁと思いました。

ずいぶんクスリ飲んでるなぁと思う。

どこの歯医者さんでも同じだと思いますが、治療を始める前には必ず患者さんの問診表を確認して、他の病気のことも頭に入れておきます。

特に麻酔をする治療は、いつも患者さんの顔色・表情を見ながら、大丈夫かどうか確認しないと心配です。

ところで、高齢者の方々はたいがい、”お薬手帳”を持っておられますが、皆さん随分クスリ飲んでるなぁと思う。

「この病気にはこの薬とこのクスリ」と、病気ごとのガイドライン通りにクスリを出して、気づけば5種類も10種類も薬が貯まって・・・。

薬の数が増えれば副作用のリスクや、転倒のリスクが増えそうです。

各科ごといろんな専門医の先生にかかっていたら、そりゃぁクスリの種類が増えますもんね。

ここは一発、総合医の先生にかかってみたら、クスリの種類も減るかもしれません。

”どこどこの名医”図鑑のこと。

名医ブラック・ジャック「名医ズカンを発行する予定なんですが、ウン十万円出したら載せてあげますよ。

どうですか?」なんて営業の電話が、診療が終わった頃突然かかってくることがあります。

医者や歯医者の中にも、名誉がほしい人は結構いますもので・・・・。

でも医院はともかく、病院キボになれば、どんなに腕が良くても、部長をさしおいて後輩や若手が載るわけにはいきません。

まぁ、会社に例えたら、社長を差しおいて部長や課長が載れないのと一緒。

特に外科なんかは、実際オペしているのは体力も気力も視力も衰えていない30代、40代が一番多い。

でも名医ズカンで紹介されているのは、その上の、もうほとんどオペをしなくなった医者であったりします。

まぁスポーツで言えば、ああいう本に出てくるのは、プレーヤーではなくて監督やコーチ。

そう考えて、参考程度に留めておいた方がイイと思うのですが・・・。

東京R不動産

以前、イオンに入っている「ビリッジ・ヴァンガード」というお店の中をブラブラしていたら、『東京R不動産』という本を見つけました。

この本を書いた不動産屋の社長さん、自分たちのオフィスを探すために、たくさんの不動産屋を回った。

しかし、なかなか理想とする空き物件が見つからない。

半ば呆れ顔の不動産屋が「もう、こんな残りモンしかないよ」とファイルの底から抜き出してきた物件が、ジャストミート。

素晴らしい物件でした。

「僕たちが見てグッとくる物件と、フツーの不動産屋が言う”イイ”物件には、大きな隔たりがあるのだ。とすると、東京には魅力的な物件がまだまだ日の目を見ずに眠っているのではないか」ということで始めたのが、東京R不動産。

ここではちょっと風変わりでクセのある、でも愛すべき物件が集められています。

不思議な物件にはやはりストーリーがあるのデス。

うちの歯科の入っているビルの4階の窓際のお部屋が、まさにそれでした。

アメリカ帰りの女性が部屋中を赤・緑・黄のペンキを塗って、アンティーク調の部屋に作り変えた。

その人が退去した後も、若者が次から次へと自分なりに作り変え、自分の棲家にしていました。

あの部屋はホントウに不思議な部屋でした。

長所と短所が背中あわせ

盲目の名ピアニスト 辻井伸行さん世界的に活躍する盲目の名ピアニスト、辻井伸行さんのお母さんの話です。

彼女は子どもが盲目だとわかって、絶望しそうになりました。

小さい頃から生活雑音に敏感で、イヤだと思ったら泣き止まないことから気づいた。

「この子には音楽の才能があるのではないか」と。

そしてそう思いながらよく息子を観察すると、「音楽に合わせてカラダが動く」「同じ曲目なのに、演奏家が違うことに気づく」ことを知った。

ピアノの調律の人などにも、音楽の才能があるのでは?と言われました。

その後、辻井伸行さんのピアノ力は、皆さんご存知のとおり・・・・。

まぁ、一見短所に見えるようなことでも、それを反対にひっくり返すと長所になります。

辻井さんのお母さんの場合、「生活雑音に敏感すぎる」という短所を、きっとこれは長所なのだと気づいたのです。

長所と短所ってのは、背中合わせ。

短所だけを見ていると、大事な長所が見えなくなるという話でした。

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