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世界中がイギリスの言うことに耳を傾けている。


    イギリス産のビートルズ

 

まるやまファミリー歯科では、よくビートル
ズのB.G.Mが流れています。

ワタクシ、ビートルズに関心を持つようにな
って初めて、イギリスに興味を持つようにな
りました。

すると、世界中の国々がイギリスの言うこと
に耳を傾けていることがわかった。

でもイギリスって、今そんなに凄い国?

イギリス経済は20世紀を通して、ほとんど
斜陽。
最近は少し調子がいいようですが。

日本の言うことには誰も耳を傾けないのに、
なぜ経済的にも軍事的にも大したことのない
イギリスの言うことに世界は一目置くんだろう?

そんな時、数学者の藤原正彦氏が著書「国家
の品格」の中でこう語っているのを見つけま
した。

「イギリスの生んできた普遍的価値というも
のに対する敬意があるからだ。
 例えば、議会制民主主義という制度はイギ
リス産。文学のシェークスピア、力学のニュ
ートン、進化論のダーウィン、経済学のケイ
ンズ。みんなイギリス人。それから、コンピ
ューターもジェットエンジンもレーダーも、
みんなイギリスが最初。」

おまけにビートルズもミニスカートもイギリ
ス生まれ。
まぁ、これはどうでもいいのですが。

たとえ100年間くらい経済が低迷しても、
普遍的価値をもつイギリスは全然揺るがない
のデス。

それに、ワレワレ歯医者が飯を食わせてもら
っているのも、イギリス生まれの保険制度の
おかげなんだし。

作詞家松本隆の歌詞のつくり方


 「はっぴーえんど」時代の松本隆
      (向かって右端)

 

世界一受けたい授業というTV番組に作詞家
松本隆が出ていました。

松本隆といえば、80年代を圧巻した作詞家。

彼のエッセイ「微熱少年」の中で、以前彼は
こんなことを言っていた。

「風景とは自分のカラダを含んだ風景であり、
そのイミでは自分は淋しいから風景はこうだ
と描写することを、風景は淋しいからこうだ
と置き換えることも可能だ。」

まぁ、風景に心の中を描写してもらうのデス。

彼は番組の中で歌詞のつくり方をこう語った。
4つあった。

1つ目は、情景や心情が浮かぶように歌詞の
中に世の中に存在しない色を登場させる。
春色の汽車、映画色の街など。

2つ目は、マイナス言葉は使わない。
マイナス感情はものすごく力が強くて、歌に
すると力が強くなりすぎる。

「not」を全部取るとすごくポジティブになる。

例えば、サントリーコマーシャルソングの
「スウィート・メモリーズ」で「幸福?と聞か
ないで。嘘つくのは上手じゃない」。

これは「不幸」という言葉を使わずに表現
したもの。

3つ目は、「好き」や「愛してる」という言
葉を使わないで表現する。

しぐさや行動が“好き”という気持ちを表してい
たら、説得力がある。

例えば「なぜあなたが時計をチラッと見るた
び泣きそうな気分になるの」。

4つ目は歌詞の中に具体的な数字を入れる。
すると、男女のキョリがよりよく伝わる。

「なぜ知り合った日から半年過ぎてもあなた
って、手も握らない?」

なるほど、そうだったんですね。
松本隆氏の気持ちを汲み取りながら曲を聴く
ことにしよう。 

人の血は赤いけど、昆虫の血は赤くない。

 

 

歯周病の治療をしていると、必ず歯ぐき
から真っ赤な血が出てきます。

あの真っ赤なのは、酸素を運んでいる赤
血球の色。

バイ菌と戦ってくれているのは赤血球じゃ
なくて、いつも一緒にいる白血球やリンパ
球です。

セットでやってくる。

ところで、昆虫にも血液があります。
でも、赤くない。

赤くないのは、酸素を運ぶ役割の赤血球が
ないからです。

昆虫はほ乳類のように血管がなくて、体内
の臓器以外の部分を血液が満たしています。

虫をつぶすと「ブジュッ」と出てくる透明な、
黄色っぽい液体が、昆虫の血液。

昆虫の場合、気門から全身に張り巡らされた
気管に直接空気を取り込むしくみなので、ほ
乳類のように血液が酸素を運ぶ役割をもたな
くてもいいのです。

なんたって、昆虫はあんな小さなカラダの中で
150万個そこそこの細胞を組み合わせて、飛ん
だり、跳ねたり、鳴いたりしているワケですから、
無駄な血管をつくる余裕などないのでしょう。

姿は違いますが、中の形は似ています。

 

比較解剖学者のポルトマンという人が言って
た話です。

彼は動物の形をゲシュタルト(姿)とフォル
ム(形)に分け、「外から見た姿はずいぶん
違うようだが、中の形は似ているよ」という
ことに気づきました。

例えばカブトムシの角。

メスのカブトムシは立派な角のオスを選ぶ
ようです。

角が何かの役に立つかどうかはメスに聞いて
みないとわかりませんが、メスはそれがイイ
と言っている。

それが重要らしいのです。
外から見える姿が大切。

「パッ」と見て、足が長くて背が高くてイケ
メンで、顔が小さい若い男の子。

これも一つの才能。
姿が大切です。

性が関わってくると子孫の数に直接エイキョ
ウしますから。

だから姿は、お相手に気に入られるように
急速に変わる。

ところが肝臓や腎臓のように目に直接触れ
ないものは、キノウ優先。
姿なんかどうでもよい。

まぁ、見えないものは経済的にキノウしてく
れればいいワケで、極端に言えば、とにかく
働いてくれさえすればいいのデス。

まぁ、そんな話。

お部屋の案内現場でバッタリ出会った!


   合格発表の後すぐ部屋探し

 

ワタクシ事で申し訳ありません。

地下鉄北18条駅の真上に古い小さな2DK
のマンションがあるのですが、そこで3月半ば
の日曜日、カーテンの取り付けやPOPの貼り
付け等の作業をしていました。

すると突然ドアが開いて、3人組の方が
入って来られました。

3人ともビックリ!
ワタクシもビックリ!

部屋へ入って来られた3人は、今年H大に
受かった新入生の男の子とそのお母様、そ
して部屋の案内役のH大生協ルームガイド
の担当の方でした。

お部屋探しに来られたのです。

このお部屋の履歴はワタクシが一番よく知っ
ているので、ちょっとだけお話しました。

実はこの部屋、出世部屋なのです。

本州からH大にやって来た子どもたちは
4年間を広大なキャンパスで伸び伸び過ご
し、たくましく成長して本州の大手企業や
官庁に羽ばたいていく。

そんな話をよく聞きます。

「おめでとうございます。よかったですね」
お母様がとても嬉しそうでした。

その後3人の方々、他の物件を見に行かれ
ました。

そこで、途中だったカーテンの取り付け
作業を再開。

すると数分後、不動産やさんから「申し込
みが入りました」という電話が・・・。

「さっきのお母様方、気に入ってくれたんだ」

お部屋の案内現場でバッタリ会うなんてこと
滅多にありません。

ワタクシもどんな子かなんとなくわかった
し、新入生の親子さんたちもオーナーの顔が
少しでも見れて安心したんじゃないかな。

とにかく、ヨカッタ、ヨカッタ。

男の子・女の子


 6年生になるとお姉さんっぽくなる
      (イメージ)

 

久しぶりに来院される患者さんを見て驚く
ことがよくあります。

ある患者さん、小学2年生、3年生のイメ
ージだったのが、もう小学6年生。

身長も伸び、言葉遣いも表情も、幼い顔つ
きも変わり、もはや立派なお嬢さん。

「同級生の男の子って、バカなことするで
しょ」と尋ねたら、「はい、そう思います」。

小学生も高学年になると、男の子は精神的
にも身体的にも明らかに女子が先を行って
いることに気づきます。

1つか2つ上のお姉さんたちに囲まれてい
る気になるものです。

小学生だとはいえ、思春期に一歩足を踏み
入れた女の子です。

大人の男性にとっても、思春期の女の子は
扱いに手を焼く存在。

ましてや小学生の男の子がまともに相手に
できるハズがないのだ。

かくして学校では同い年のお姉さんたちに
囲まれ、女性から見下ろされていると感じ
てしまう。

まぁ、ものの本によれば、18才くらいに
なると男の子は女の子に追いつくといいます。

ところで男子の場合、ちょっと道を踏み外
してもいつか自分で戻ってくることが多い
のですが、女子の場合、一度道を踏み外し
てしまうと先生や親の手に負えないところ
まで行ってしまうことがあるようです。

男子と女子では、道を踏み外した時のリス
クが違うらしい。

そのため、女の子なら早めの介入が必要に
なります。
男ならギリギリまで見守ることができるのに。

医療はもともと一種の呪術

 

歯医者さんとこではないんですけど、小麦
粉にサトウをまぶしただけのプラセボ(偽
薬)を飲んでもらっても、患者さんの何割か
は治ってしまいます。

暗示にかけられただけでカラダ中の化学的な
ソシキまで変わってしまう。

まぁ、自己治癒力です。

その気になっただけで治る能力が人間には
備わっています。

小さい頃を思い出すと、ワタクシの地元では
医者は白衣や聴診器という小道具を使って、
大きい肘掛け椅子に座っていました。

患者さんは丸くて小さいイスに座って、服を
まくり上げて震えていた。

医者はなかなか患者の方を見向きもしないで、
ワレワレには理解できない外国語でカルテに
何か書き込んでイル。

診療室に入った瞬間にそうやって患者さんは
そんな関係の中に放り込まれてしまう。

医者はワレワレから見ると、「謎の知者」な
ワケです。

新米でも治療歴半世紀の名手でも、それは
同じこと。

医者の実際の技術や見立ての確かさよりも、
病院という何か得体の知れない舞台装置の
ようなものの中に患者さんが放り込まれて、
先生の言うことをだまって聞いている。

医療って、もともと一種の呪術から始まった
ワケですから、まぁそれもアリなのかなぁと
思う。

保育園歯科検診に行ってきた。


   アンパンマンシリーズの枕

 

3月26日(火)は、保育園の歯科検診に
行ってきました。
午前中は東区、午後は白石区。

この日は午前中から雨。
スタッフと一緒にクルマ1台で出発。

滅菌したデンタルミラーと探針を用意し、
西川産業のアンパンマンシリーズの抱き枕を
5体風呂敷に包んで、検診場所へ。

保育園の先生方の協力もあって、スムーズに
検診が進みました。

1才に満たない子供で、怖がって口を開けて
くれない場合、一瞬で口の中の歯の状態を
見極めなければなりません。

3才、2才、1才の順番に診ていく。
年下の園児は、年上の先輩たちの姿を見なが
ら学んでいく。

とはいっても、3才くらいまではまだ自己中
なので、まだまだ難しいのです。

保育園の先生たち、エライなぁと思う。

ところで、今回の検診で、30センチ位の
台に園児をゴロンと横に寝かせてもらったら
検診がスムーズにいくことがわかりました。

生きながらえるのは生殖細胞だけ。

 

 

養老孔子さん(仮名)は解剖学の大先生。
彼の書いた本を読んでいたら、おもしろい
考え方だなぁと思うのがありました。

以下、文。

「男女はほんとうは生殖細胞の奴隷である。
脳はそれが気に入らない。だからいろいろ
反抗するが、つぎの世代を作って脳は終わり
である。作らなくたっていずれ終わり。生き
ながらえるのは受精した生殖細胞だけで、あ
との細胞はいずれ寿命が尽きて必ず死んでし
まう。あなたも私も、子どもが育て終われば
あとは不要。不要な証拠に生殖年齢を過ぎれ
ば誰であれ、必ず老化して死んでしまう。個
人の生活では脳はいばっているが、百年もも
たずに死んでしまう。生殖細胞はその前にさ
っさと逃げ出し、新しい個体を作って次の生
殖細胞の準備をしている。生物学的には生殖
年齢が過ぎたらあとは余生。孫の面倒をみる
というのは生物としてはかなり高級で、多く
の生物は子どもの面倒すらみない。今生きて
いる生物は数十億年の歴史を持っている。そ
の間滅びずにきたわけだから、生き残る秘訣は
今生きている生物にきけばイイ。滅びそうにな
ってもそこをすり抜けてきたはずだから。」

深い考え方だなぁと思いました。

アイサツをするということは評価が上がる?

 

 

アイサツは大切です。

ワタクシが歯周病の医局にいた頃、うちの
教授、どんな人にもアイサツしていました。
たとえ、掃除のオバサンにでも。

アイサツを誰にするかと言えば、もちろん
声をかける相手。

でも、アイサツはその人だけじゃなくて、
世間がアイサツする人を見る機会でもある
んです。

ワタクシもしっかり見ていました。

掃除のオバちゃんに頭下げて何になるんだよ
・・・そう考える方がいるかもしれませんが、
でもよく考えてみたら、コストはゼロ、”ただ”
なんです。

1円も使うことなく評価を上げることができる。
そんなのは、この世の中にめったにありません。

ちゃんと「わかっている」人たちは実践してい
るのデス。

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