新型コロナウイルスの感染が減ってきて
います。
もちろん、皆さんワクチンを打って集団
免疫ができつつあるとは思うのですが。
ところで、最近十勝沿岸で赤潮が発生し
サケやマグロなどの大量死が問題になっ
ています。
生物の世界では、ウイルスがある役割を
担っています。
例えば、海の生物の生態系をピラミッド
型で分類したら、4つのグループに分け
られます。
一番上は大きな捕食生物。
マグロやブリ、イルカ。
その下には大型のサカナのエサとされる
イワシ、アジなどの小型のサカナ。
その下は1ミリ以下の動物性プランクト
ン。
そして、一番下の植物性プランクトンは
さらに小さくて、その数は動物性プラン
クトンの10倍。
実はその下にウイルスがいるんです。
その数は上のグループをすべて足しても
比較できないほど圧倒的な数。
時々、海では赤潮が発生します。
この赤潮は生態系が崩れる時に発生する。
つまり一部の植物性プランクトンが異常
大量発生して、大量の酸素を大量消費し
てしまう。
するとその上のグループの動物性プラン
クトンは逆に数が減少してしまう。
この時、一番下のグループのウイルスが
登場して大活躍します。
実はこのウイルスが、大量に増えた植物
プランクトンに感染してその数を減らし
て、全体のバランスを調整するんです。
何かこういう自然界の掟が新型コロナウ
イルスによる感染者の数の減少に関係し
ているのではないかと、ワタクシ勝手に
妄想してみました。