「鬼仏表」ー北大の場合ー

北大開学150年周年

北大は今年、開学150周年らしい。
ワタクシが3,40年前いた頃、誰が作っ
たのか知りませんが、教養部の先生たち
を評価した「鬼仏表」というのがあって
、コレ何かと言うと、大学の学生が教員
に対して単位の取りやすさ、出席、レポ
ート、テストの有無や評価の厳しさを一
覧表にしたものなんですよ。

鬼(難)・人(普通)・仏(易)の3段階で評価
する。他の大学では、確か「仏」よりも
易しい「神」とか「女神」というのがあ
ったと思います。

あるセンセは、「私の書いた本を北大生
協で買って読みなさい、そこからテスト
の問題を出しますから。君たち北大生な
んだから読めばわかるでショ!授業には
出てもいいし、出なくてもいい。いい点
とればネ。でも出ていれば、君たち、テ
ストの最低点に満たない時の為に、出席
点というのがあるんだよ。だから授業に
は出ておいたほうがいいよ。」そうやっ
て脅しながら、何とかみんなに単位をく
れたんですよ。こういうセンセを学生は
「仏の小川(仮称)」と呼びました。

でもね、そのセンセの本を買う学生って
限られてるんですよ。専門書は高価です
からね。ほとんどの学生は、試験前にコ
ピー屋さんに並び、その本をコピーする
。その方が安上がり。どうせいつかは棄
てるんですから。他にも学生たちは大量
の過去問をコピーする。学生は1円でも
安いコピー屋を探して、安いと聞いたら
遠くでも遠征しました。学生さん、お金
ありませんからね。

それに対して、点数が悪ければ、出席し
ていようがいまいが、数値でシビアに切
る「鬼の佐藤(仮称)」というのもいた。
今思えば、出席さえしていれば、何度で
も再試をしてくれて、最後には「仏」に
なってくれた。その節はお世話になりま
した。必ずしも「仏」教員に人気があり
、「鬼」教員が不人気であるとは限らな
いんですよ。

今のは教養部の学生側から見た話で、話
が学部になると、教授会というのがあっ
て、これも持ち回りで、「今年から解剖
学の○○先生が鬼になって下さい」と去
年までの「仏」が今年から「鬼」になる
ことがありました。今思えば、だいたい
若い教授が張り切る傾向があるので
「鬼」役になっていた。ベテランの教授
は学生に嫌われたくないので、「仏」に
なる傾向があったようです。また、部活
の顧問が教授だと何かと便宜をはかって
貰っていました。

だいたい大学入試ってのは文科省が担当
していて、文科省が言うには「あなたた
ち(大学側)が合格させたんだから、責任
を持って卒業させなさい。」だから基本
的にはみんなに単位を与えて、進級して
もらいたいんですよ!日本の大学っての
はネ。ただ、それに甘えて出席していな
ければ、「出席点」という最後の切り札
が使えない。そして単位を落とし、つい
には留年決定!と、涙の1年が始まる。

大学入試

「鬼仏表」って、ワレワレの頃は部活、
サークルの先輩から後輩へのアドバイス
として作られていましたが、今はネット
上で公開されて随時アップデートされて
います。

北大「鬼仏表」がネット上で公開中

そういえば、ワタクシが大学にいた頃は
、「GOEMON(=五右衛門)」という「鬼
仏表」が発行されていて、大学生協でも
売っていて、創刊号は行列していた学生
たちにより、たちまち売り切れになった
。その後大学でも「けしからん!」と問
題になり、教官の批判などにより販売が
中止になりました。

北大生協の本屋さん

当時「人類学」の教官に女性の岡田セン
セというのがいて、当時はそんな科目、
何~んにもきょーみ無かったし、何~ん
にも覚えていないんですが、今ならもう
一度受けてみたいなと思います。

「人類学」の岡田センセは「仏」でした。表では「鬼仏表」の下の方に名前が載っています。

       おしまい

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