中国はチベットを絶対に手放せない。

青色がチベット、空色が川

 

今、世界唯一の覇権を持っているのは
アメリカだと思いますが、米国の覇権を
支える能力と意志の両方を持つ国がまぁ
5つ位あって、それがフランス・ドイツ
・ロシア・中国・インド。

ニュースを見ていると、その中でも中国
は経済力にものを言わせて、アメリカに
取って代わろうとする姿勢がありありと
見えます。

ワタクシ、中国が何であんなにチベット
に固執して絶対手放さないのかなぁと
ずっと思っていました。

まぁ、チベットのような中国の周辺国に
独立されると、台湾も香港も独立するか
らかなぁと何となく漠然と思っていたの
ですが、最近、やっとその意味がわかり
ました。

実はもっと深かった。

チベットは、アジアの水源です。
チベットを水源とする川は、有名なもの
だけでインダス川、ガンジス川、メコン
川、黄河、長江、ブラマフトラ川、エー
ヤワディー川などがあります。

オガワメモ

 

これらの川は、チベットを囲むパキスタ
ン、インド、ネパール、ブータン、バン
グラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス
、カンボジア、ベトナム、そして中国な
どの水を支えています。

実はこの国際河川に依存する人たちは
30億人以上いる。

だから、チベットは中国にとって最も強
力な政治的武器。

なぜなら、中国は南の国々の必要とする
水を独占しているからデス。

水という資源を握っている。
人間は水がなければ死んでしまいます。

中国はチベットから流れる川の水を操る
ことで、間接的に南アジアの政治を操る
ことがデキルのだ。

これを札幌に置き換えてみた。

札幌の川は豊平川。
ここの水源は定山渓付近の山々。
そこには定山渓ダムと豊平峡ダムがあり
ます。

もしこれらの山々を中国が買ってしまっ
たら、札幌の水は中国に独占され、操ら
れてしまう。

政治的な武器を明け渡すことになる。
あぁ、考えただけでも恐ろしい。

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