トーネット14番のイス

 

ヨーロッパのカフェの映像や写真では
必ずと言っていいほど、「トーネット
14番のイス」を目にします。

このイスって、6個のブナ材のパーツ
と、10個のネジだけで構成されていて、
低コストで簡単に組み立てられて、頑丈
で軽く、分解も可能なので輸送も便利。

箱にパーツを詰めて出荷し、販売店で
組み立てる。

一辺が1メートルの箱でも36脚分、
送れる。

まるやまファミリー歯科内の所々に置い
てあります。

先日、リサイクルのお店、オフィス・ア
クティブの店内をブラブラしていたら、
ホコリをかぶったイスが隅っこの方に
置いてありました。

他の商品は目に入らなかったのですが、
この古ぼけたイスだけが猛烈にワタクシ
にアピールしてきた。

「私を連れていって下さい」って。

近くに行ってよく見たら、「トーネット
14番のイス」。

近くにいた店員さんに値段を聞くと、
「100円に消費税、締めて110円。」

「えっ?」

ワタクシ、6~7000円くらいを想定して
いたのですが・・・。

ワタクシにとってはアンティークのイス
で、価値ある商品なのですが、値をつけ
た人にとってはただのポンコツのガラク
タに見えたのかな?

それとも、バナナの叩き売りのように
「持っていけ価格」だったのか。