2019年 4月 の投稿一覧

ならぬことはならぬものです。


  新政府軍と戦い、力尽きた白虎隊

 

むかし、江戸時代、会津藩に日新館という
藩校がありました。

白虎隊も教えを受けていた藩校なのですが、
ここに入る前の子弟に対して「什(じゅう)
の掟」というのがありました。

1つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
3つ、虚言を言ってはなりませぬ
        ・
        ・
        ・
そして、一番最後はこんな文句で締めくくる。
「ならぬことはならぬものです」

まぁ要するに、問答無用。
「いけないことはいけない」と言っているの
デス。

実はこれが一番大切。
すべてを議論で説明するなんてできません。
だから「ならぬことはならぬ」。

コレ、やはり以心伝心、あうんの呼吸、義理
人情の日本ならではの得意ワザ。

きっとこのワザ、アメリカでは「?」で通じ
ないだろうなぁと思う。

アメリカは人種の「るつぼ」なので、国を統
一するには、全ての人種に共通の論理に従う
しかありません。

「ならぬことはならぬ」なんて、“ノー理論”。

最近、理屈を覚えてきたうちのチビスケには
もう随分前から通じません。

ひとつ間違えると、ソバが鼻から出てしまう。

 

上の総入れ歯をつくる時、ノドの上の方に
あたる場所を伸ばし過ぎると、食べ物を上
手に呑み込むことができません。

モノを呑み込むことを「嚥下(エンゲ)」と
いうのですが、このエンゲには順番がある
のです。

まず下アゴを動かさない。

そして、「さぁ、呑み込むぞ」という準備を
する。
この時、舌が参加するワケです。

ここからは自動的に進行します。

まず舌は縮まって、口の中で食べ物を後方に
押す。
それと同時に、ノドチンコのあるあたり(軟
口蓋といいます)が上に跳ね上がります。

その跳ね上がった軟口蓋が、後ろにある咽頭
の後壁に密着することになります。

これは何のためかというと、軟口蓋が上がる
ことで鼻の中の空間と口の中の空間が遮断さ
れるのです。

これをひとつ間違えると、ソバが鼻から出て
くることになります。

ソバが軟口蓋の上に廻ってしまい、それが
鼻からでてくるのです。

ワタクシも以前、呑み込もうとした瞬間にク
シャミをしてしまい、鼻からソバが出たこと
があります。

デート中にこんなことが起こったら、百年の
恋も醒めてしまいます。
ご用心、ご用心。

創立された年の差で決着がついた。

   
     オックスフォード大学          ケンブリッジ大学

 

古ければいいというもんじゃありませんが、
古いからイイというのもあります。

以前、南アフリカの反アパルトヘイトの闘士、
マンデラ大統領がイギリスに来ることになり
ました。

その際、いくつかの大学がマンデラに名誉
博士号を授与したいと名乗り出た。

ところが、どの大学が最初にこの英雄に名誉
博士号を与えるかを巡り、イギリス中の大学
の中でケンカになりました。

イギリスだけで10近くの大学が手を挙げた。
どこも譲ろうとしなかったのです。

結局、「オックスフォードとケンブリッジ
だけは別格だから、ナンバーワンはどちらか
に」ということになった。

今度はオックスフォードとケンブリッジとい
う両横綱の戦い。

どちらも譲らない。

最後は何で決着がついたかというと、創設
された年の差。

オックスフォードが1249年、ケンブリッジ
が1284年と、35年の差があったのです。

そこで、ケンブリッジも最後は仕方がないなぁ
と折れたのでした。

イギリスの場合はこのように、伝統が一番な
ワケです。

まぁ、オックスフォードがケンブリッジをか
らかう時、35年分伝統の少ないケンブリッ
ジのことを「ニュー・ユニバーシティ」と言
ってるワケがわかりました。

それに、ケンブリッジができた時、おそらく
オックスフォードから教授陣が派遣されたん
だろうし。

ワタクシの母校の歯学部も、新しくできた当
初、教授陣たちは創設のちょっと古い東京I科
S科大学出身でした。

今ではもう学部ができて52年も経つので、
H大の卒業生たちが教授に入れ替わっています。

世界中がイギリスの言うことに耳を傾けている。


    イギリス産のビートルズ

 

まるやまファミリー歯科では、よくビートル
ズのB.G.Mが流れています。

ワタクシ、ビートルズに関心を持つようにな
って初めて、イギリスに興味を持つようにな
りました。

すると、世界中の国々がイギリスの言うこと
に耳を傾けていることがわかった。

でもイギリスって、今そんなに凄い国?

イギリス経済は20世紀を通して、ほとんど
斜陽。
最近は少し調子がいいようですが。

日本の言うことには誰も耳を傾けないのに、
なぜ経済的にも軍事的にも大したことのない
イギリスの言うことに世界は一目置くんだろう?

そんな時、数学者の藤原正彦氏が著書「国家
の品格」の中でこう語っているのを見つけま
した。

「イギリスの生んできた普遍的価値というも
のに対する敬意があるからだ。
 例えば、議会制民主主義という制度はイギ
リス産。文学のシェークスピア、力学のニュ
ートン、進化論のダーウィン、経済学のケイ
ンズ。みんなイギリス人。それから、コンピ
ューターもジェットエンジンもレーダーも、
みんなイギリスが最初。」

おまけにビートルズもミニスカートもイギリ
ス生まれ。
まぁ、これはどうでもいいのですが。

たとえ100年間くらい経済が低迷しても、
普遍的価値をもつイギリスは全然揺るがない
のデス。

それに、ワレワレ歯医者が飯を食わせてもら
っているのも、イギリス生まれの保険制度の
おかげなんだし。

作詞家松本隆の歌詞のつくり方


 「はっぴーえんど」時代の松本隆
      (向かって右端)

 

世界一受けたい授業というTV番組に作詞家
松本隆が出ていました。

松本隆といえば、80年代を圧巻した作詞家。

彼のエッセイ「微熱少年」の中で、以前彼は
こんなことを言っていた。

「風景とは自分のカラダを含んだ風景であり、
そのイミでは自分は淋しいから風景はこうだ
と描写することを、風景は淋しいからこうだ
と置き換えることも可能だ。」

まぁ、風景に心の中を描写してもらうのデス。

彼は番組の中で歌詞のつくり方をこう語った。
4つあった。

1つ目は、情景や心情が浮かぶように歌詞の
中に世の中に存在しない色を登場させる。
春色の汽車、映画色の街など。

2つ目は、マイナス言葉は使わない。
マイナス感情はものすごく力が強くて、歌に
すると力が強くなりすぎる。

「not」を全部取るとすごくポジティブになる。

例えば、サントリーコマーシャルソングの
「スウィート・メモリーズ」で「幸福?と聞か
ないで。嘘つくのは上手じゃない」。

これは「不幸」という言葉を使わずに表現
したもの。

3つ目は、「好き」や「愛してる」という言
葉を使わないで表現する。

しぐさや行動が“好き”という気持ちを表してい
たら、説得力がある。

例えば「なぜあなたが時計をチラッと見るた
び泣きそうな気分になるの」。

4つ目は歌詞の中に具体的な数字を入れる。
すると、男女のキョリがよりよく伝わる。

「なぜ知り合った日から半年過ぎてもあなた
って、手も握らない?」

なるほど、そうだったんですね。
松本隆氏の気持ちを汲み取りながら曲を聴く
ことにしよう。 

人の血は赤いけど、昆虫の血は赤くない。

 

 

歯周病の治療をしていると、必ず歯ぐき
から真っ赤な血が出てきます。

あの真っ赤なのは、酸素を運んでいる赤
血球の色。

バイ菌と戦ってくれているのは赤血球じゃ
なくて、いつも一緒にいる白血球やリンパ
球です。

セットでやってくる。

ところで、昆虫にも血液があります。
でも、赤くない。

赤くないのは、酸素を運ぶ役割の赤血球が
ないからです。

昆虫はほ乳類のように血管がなくて、体内
の臓器以外の部分を血液が満たしています。

虫をつぶすと「ブジュッ」と出てくる透明な、
黄色っぽい液体が、昆虫の血液。

昆虫の場合、気門から全身に張り巡らされた
気管に直接空気を取り込むしくみなので、ほ
乳類のように血液が酸素を運ぶ役割をもたな
くてもいいのです。

なんたって、昆虫はあんな小さなカラダの中で
150万個そこそこの細胞を組み合わせて、飛ん
だり、跳ねたり、鳴いたりしているワケですから、
無駄な血管をつくる余裕などないのでしょう。

姿は違いますが、中の形は似ています。

 

比較解剖学者のポルトマンという人が言って
た話です。

彼は動物の形をゲシュタルト(姿)とフォル
ム(形)に分け、「外から見た姿はずいぶん
違うようだが、中の形は似ているよ」という
ことに気づきました。

例えばカブトムシの角。

メスのカブトムシは立派な角のオスを選ぶ
ようです。

角が何かの役に立つかどうかはメスに聞いて
みないとわかりませんが、メスはそれがイイ
と言っている。

それが重要らしいのです。
外から見える姿が大切。

「パッ」と見て、足が長くて背が高くてイケ
メンで、顔が小さい若い男の子。

これも一つの才能。
姿が大切です。

性が関わってくると子孫の数に直接エイキョ
ウしますから。

だから姿は、お相手に気に入られるように
急速に変わる。

ところが肝臓や腎臓のように目に直接触れ
ないものは、キノウ優先。
姿なんかどうでもよい。

まぁ、見えないものは経済的にキノウしてく
れればいいワケで、極端に言えば、とにかく
働いてくれさえすればいいのデス。

まぁ、そんな話。

お部屋の案内現場でバッタリ出会った!


   合格発表の後すぐ部屋探し

 

ワタクシ事で申し訳ありません。

地下鉄北18条駅の真上に古い小さな2DK
のマンションがあるのですが、そこで3月半ば
の日曜日、カーテンの取り付けやPOPの貼り
付け等の作業をしていました。

すると突然ドアが開いて、3人組の方が
入って来られました。

3人ともビックリ!
ワタクシもビックリ!

部屋へ入って来られた3人は、今年H大に
受かった新入生の男の子とそのお母様、そ
して部屋の案内役のH大生協ルームガイド
の担当の方でした。

お部屋探しに来られたのです。

このお部屋の履歴はワタクシが一番よく知っ
ているので、ちょっとだけお話しました。

実はこの部屋、出世部屋なのです。

本州からH大にやって来た子どもたちは
4年間を広大なキャンパスで伸び伸び過ご
し、たくましく成長して本州の大手企業や
官庁に羽ばたいていく。

そんな話をよく聞きます。

「おめでとうございます。よかったですね」
お母様がとても嬉しそうでした。

その後3人の方々、他の物件を見に行かれ
ました。

そこで、途中だったカーテンの取り付け
作業を再開。

すると数分後、不動産やさんから「申し込
みが入りました」という電話が・・・。

「さっきのお母様方、気に入ってくれたんだ」

お部屋の案内現場でバッタリ会うなんてこと
滅多にありません。

ワタクシもどんな子かなんとなくわかった
し、新入生の親子さんたちもオーナーの顔が
少しでも見れて安心したんじゃないかな。

とにかく、ヨカッタ、ヨカッタ。

男の子・女の子


 6年生になるとお姉さんっぽくなる
      (イメージ)

 

久しぶりに来院される患者さんを見て驚く
ことがよくあります。

ある患者さん、小学2年生、3年生のイメ
ージだったのが、もう小学6年生。

身長も伸び、言葉遣いも表情も、幼い顔つ
きも変わり、もはや立派なお嬢さん。

「同級生の男の子って、バカなことするで
しょ」と尋ねたら、「はい、そう思います」。

小学生も高学年になると、男の子は精神的
にも身体的にも明らかに女子が先を行って
いることに気づきます。

1つか2つ上のお姉さんたちに囲まれてい
る気になるものです。

小学生だとはいえ、思春期に一歩足を踏み
入れた女の子です。

大人の男性にとっても、思春期の女の子は
扱いに手を焼く存在。

ましてや小学生の男の子がまともに相手に
できるハズがないのだ。

かくして学校では同い年のお姉さんたちに
囲まれ、女性から見下ろされていると感じ
てしまう。

まぁ、ものの本によれば、18才くらいに
なると男の子は女の子に追いつくといいます。

ところで男子の場合、ちょっと道を踏み外
してもいつか自分で戻ってくることが多い
のですが、女子の場合、一度道を踏み外し
てしまうと先生や親の手に負えないところ
まで行ってしまうことがあるようです。

男子と女子では、道を踏み外した時のリス
クが違うらしい。

そのため、女の子なら早めの介入が必要に
なります。
男ならギリギリまで見守ることができるのに。

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