だから、いわゆる「高校デビュー」ってのが可能なのです。


  ワタクシの昔のキャラ、こんな感じ
      (イメージです)

過去の自分のことを知らない新しいカンキョウに
行く時って、すごく気分がいい。

それは、そこで過去をリセットして、自分に
関しての新しいストーリーをつくり上げて、「私は
こんな人間なんだ」って宣伝したら、みんな
信じるからです。

だから、いわゆる「高校デビュー」ってことが可能なわけ。
ワタクシの場合、それは予備校~大学でした。

だって、ワタクシ、遠い広島からうやってきて、
誰一人、ワタクシの過去のことを知らないワケ
ですから。

中高の時の同級生が見たら、「オガワ、
いったいどうしちゃったの?」とびっくりするよう
な変身でしたけど、このキャラはおいしいキャラ
でした。

中高ではできなかったような仲間ができたし、
いろんな世界を見せてもらえた。

ワタクシは中高と、勉強もそこそこ、運動も
そこそこ、外見もフツー。

どうも周りから”変わりばえのしない真面目な
ヤツ”と見られていたので、それを演じようと
ハメがはずせませんでした。

でもこのキャラはつまらないので、予備校・
大学に入った時、誰一人ワタクシのことを
知らないのをさいわいいに、髪をロンゲにし、
肩まで伸ばして丸メガネをかけ、
70年代風の若者を演じました。

まぁ、北大の髪・ヒゲを伸ばした応援団を
イメージしてもらえばいい。(写真)

その時代は、男子生徒の髪型はみんな
YMOのテクノカットでした。
完全に時代に逆行していた。

周りからの評価は、ただ一言、
「変わったヤツ」。

大成功!

このキャラは結局、大学に入ってからは教養部
だけの2年間で、学部に上がったら病院実習が
始まって終了。

どうせ、予備校・大学に入って適当につくった
「デタラメキャラ」ですから、あまり心が痛むと
いうことはありませんでした。

この時、環境が変わるたびにキャラを変える
というのは、とても有効な方法だと思いました。

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