2016年 8月 の投稿一覧

おたふくかぜ

以前、うちのスタッフが”おたふくかぜ”で休んだことがありました。

話を聞いたら、「前日までは元気だったのに、次の日に突然両方のアゴが膨れて、痛くなって食事もとれなくなって、そんなのが1週間続き、3キロやせた」とか。

昔、口腔外科の授業で習ったのですが、おたふくかぜの診断名は「流行性耳下腺炎」といって、原因はムンプスウィルスによる急性伝染病。

飛沫感染によって侵入したウィルスが、ノドや直接耳下腺へ増殖してウィルス血症を起こして全身に広がるというもの。

潜伏期が1~2週間あって、その後1週間くらい発熱・頭痛・耳下腺の膨れが続いて、その後ピタッと症状がなくなって、2~4週間で治ります。

気になる治し方なんですが、今のところ対症療法しかありません。

で、消炎剤を飲んでもらう。

まぁ、一度かかると一生免疫を得ますから、ご安心下さい。

努力をしても方向を間違ってしまったら・・・

患者さんを診ていると、ブラッシングは人一倍よく頑張っているんだけど、歯ぐきは真っ赤っか、という方がおられます。

努力は裏切らないと言うけれど、アレ、もっと正確に言えば「正しい方向でなされた努力は裏切らない」とすべき。

努力は単に量だけではダメ。

方向性を持っているのです。

歯だけ磨くんじゃなくて、歯ぐきの中に歯ブラシの毛先を入れてゴミを追い出すようにすればもっとイイ。

結果を出す人ってのは、まず方向を先に確かめる。

そして、これでイイと思ったら、すぐ実行に移す。

必要な量に達するまで努力を続ける。

・・・とまぁ、こんな人。

迷ったら、ためらうことなくヒトにアドバイスを求めればイイ。

試合の時、礼をするのは・・・

オリンピックも終わって、皆さん、フツウの生活に戻られたコトと思います。

今回のオリンピックは、柔道、レスリングなどの格闘技、随分メダルを取りました。

ところで、日本の武道って、勝っても負けても試合の後に必ずお互いに礼をします。

あれってイミがあって、負けた方は「あなたがいたお陰で私の未熟さがわかりました」っていう意味で頭を下げる。

それで勝った方はというと、「あなたのお陰で自分が上達したことがわかりました」っていう意味で頭を下げるんです。

まぁ、人と競争するのは自分がどれだけ成長したかを確かめるためで、自分の成長ってなかなか自分ではわかりませんもんね。

成長を知りたかったら、練習もイイけど試合に出てみたらいかがでしょう。

要らないものは、どんどん省略してしまう。

犬やネコは、結構ムダなことをしています。

逆に昆虫なんかは、ほとんど無駄なことはしません。

脳が非常にガッチリとできているから。

ロボットと同じ。

何しろ、150万個ぐらいしかない細胞を使って全部やらなければならないのですから、とても無駄遣いなんかできません。

生き物っていろいろな原則を持っていますが、その中の一つが、”要らないモノはどんどん省略してしまう”ことです。

筋肉も例外ではありません。

使わなければ全然発達しないし、どんどん衰えていきます。

脳も同じ。

脳を退化させずに使うためには、しょうがないから頭ん中をぐるぐるムダに回していくことが必要になりました。

神経細胞のやりとりを頭ん中だけでやるようになったのです。

テレビを見たり、ゲームをしたりして・・・。

脳が退化しないように・・・。

そんなことを、脳科学者の大先生が言っておりました。

汗をかく人が必要なんです。

準優勝の北海高校

サイドバックの長友昨年支部予選の1回戦で敗退した北海高校が、今夏、甲子園で決勝までいきました。

北海の監督さんが言ってました。

「社会に出ると自己犠牲の姿勢も必要になる。

送りバントや進塁打で自分のことばかり考えていると、チームは一つ上には上がれないぞ」そういえば、同じような話をサッカーのある解説者も言っておりました。

「サッカーで点を入れるには、ストライカーだけじゃあダメ。ストライカーのために汗をかくフィールドプレーヤーが必ず必要なんだ。それがサイドバックの選手なら、ゴール近くまで10回攻めあがっても、パスがくるのは1,2回程度。それでも信じて走る!」観ててとても気の毒になります。

ソシキでプレイするには、自分が犠牲になったり、エースのために汗をかく、そんなプレーヤーが必要なのです。

野生動物はどうしてムシ歯にならない?

ムシ歯ってのは、口の中のバイ菌によって食べ物の糖分が酸になり、エナメル質を溶かして穴があくことによってできます。

野生動物は糖分を食べないのでムシ歯にはならないのです。

ただ、硬い木をかんでしまったり、骨や石をかんで歯が欠けることがあります。

そこからムシ歯になることがありますが、そうなるとエサを十分得られなかったり消化できなかったりして体力が急激に落ちるので、長生きできないのです。

その意味でもムシ歯の野性動物はいないと言ってよいのです。

メロンの網目

お盆も終わって、今年はマスクメロンをたくさん食べたなぁと満足されている方も多いと思います。

ところでそのマスクメロンの網目ですが、コレ、実の成長期に皮の成長が追いつかずにできたヒビ割れの跡でして、そこに中から汁が染み出して固まったものです。

昔むかし、イギリスのサッチャー首相が来日した時に、マスクメロンがテーブルに出されました。

もともとイギリスで開発されたアールスメロン種のこのメロンが、いつも口にしているメロンに比べてあまりにも美味で驚いたというエピソードがあります。

それもそのはず。

このマスクメロン、そこらじゅうのメロンとは違って、1本のつるに1個しか結実させない特別な育て方で収穫したものですから。

ダブルスを見てて思った。

タカマツ(高橋・松友)ペアーリオ・オリンピックが開催中です。

卓球・バドミントンが、ニッポン、好調のようです。

ワタクシも卓球生活が長かったもんで、つい観てしまいます。

団体戦の試合にはシングルス、ダブルスってのがあって、シングルスには絶対的なエースをもってきます。

ダブルスには2番手・3番手か、3番手・4番手の2人を持ってきます。

ワタクシの経験では、ダブルスを取ったチームが勝つことが多かったようです。

で、ダブルスって、絶対的なエースは要りません。

どういう風にして選ぶのかというと、お互い無いものを持っているかどうか。

攻撃力とか守備力とか。

そして、お互いの性格が違えばもっといい。

ガンガン攻めていくタイプとか、慎重タイプとか。

ある一定レベル以上の選手同士で、この2つを兼ね備えていたとしたら最強。

バドミントン女子ダブルスの タカマツ(高橋・松友)ペアーを見て、そう思いました。

植物の世界も弱肉強食

まるやまファミリー歯科前のコスモスまるやまファミリー歯科前に街路樹があるのですが、そこに誰が植えたのかコスモスが咲いています。

このコスモス、人が植えたのでそこに根付いているわけですが、野生の植物はちょっと違います。

自然界は生存競争に勝ったものが生き残ります。

植物の世界でもそれは同じ。

小学校で習ったと思いますが、植物が育つには光と水と大気が必要で、光を得るために葉っぱをより高く、より広げようとします。

日陰に入ったら負け。

また、水を得るために他の植物より広く深く根を張ろうとします。

さらに、花粉や種を風や鳥や昆虫の力を借りて飛ばし、競争の少ない新しい土地に移動します。

そういえば、サボテンも水が少なくて競争の少ない砂漠を選んだし、モグラも生活の場を土の中に選んだ。

植物も日々厳しい生存競争を生き抜いているのデス。

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