2016年 6月 の投稿一覧

名作中の名作、トーネットの14番の椅子

まるやまファミリー歯科にはイスがたくさんあると思っていましたが、この前数えてみたら、”23コ”もありました。

こんなに揃えたっけ?その中でワタクシが一番好きなのは、いちばん奥の診療代の前にある椅子。

手荷物を置く、アノ椅子です。

トーネットの14番の椅子です。

これは名作中の名作。

この椅子、ドイツの職人、ミハエル・トーネットさんが150年前に試行錯誤を繰り返して14番目のモデルにしてやっと実現したもの。

それが、トーネットの14番のイス。

まぁ、14という数字はトーネットさんが曲げ木椅子に注いだ情熱の数。

この椅子、トーネット社のポーランド工場で作られました。

でも残念なことにEU統合による東欧人の人件費高騰のため、手作業中心だったこのイスの生産が中止に。

このイスはきっと100年後のアンティークになるはずです。

まるやまファミリー歯科で役割を終えた後、このイスはいったい誰の手に渡るのでしょう?

キリンは鳴かないの?

キリンの血圧はとても高く、260/160mmHg位だという話を3月17日のブログに書きましたが、そのキリンの話です。

アフリカのサバンナにいるキリンは、アカシアの葉っぱをエサにしています。

アカシアはかなりの大木になるのですが、首の長いキリンは5メートル近い身長を活かし、上の方の葉っぱを40センチもある長い舌を巻きつけて食べます。

他の動物が逆立ちしても届かない高さです。

でもサバンナにはライオン、チータ、ヒョウなどの怖い肉食動物がいるので、見つかると危険。

だからキリンはほとんど鳴きません。

動物園で出産した時にまちがって「モー」と鳴いたという話もありますが、野生ではとにかく静かにアカシアの林の中にまぎれ込んでいます。

肉食動物の視力は白黒、モノトーンなので、まだら模様のキリンは見えにくいのデス。

ドラえもんはパートナー

まるやまファミリー歯科のDVDでよくかかっているドラえもん、皆さんご存知”ネコ型ロボット”です。

のび太のパートナーです。

欧米と日本ではロボット観がチョット違います。

どう違うかというと、欧米人はロボットを人間の道具と考える。

でも日本人はロボットを人間の”パートナー”と考える。

古いところで「鉄腕アトム」。

故手塚治虫氏のエイキョウが大きいです。

そういえば昔、日本の工場のロボットにその時代の代表的なタレントの名前が使われてました。

モモエやセイコ。

ご存知、一時代を風靡した山口百恵、松田聖子さんです。

たしかに、パートナーだったらいいなという名前です。

赤血球は傘をすぼめたように変形して・・・・

歯ぐきの治療をすると、必ず血が出ます。

その血の中には、赤血球とか白血球とかが含まれています。

今日はその赤血球のお話。

赤血球って、血液の中にある細胞。

この赤血球、酸素と結びつく性質を持っています。

これにより、酸素は肺から全身に血流に乗って運ばれます。

ところで、赤血球は真ん中が少しへこんだ円盤状の形をしています。

大福もちの真ん中を押してへこませたイメージ。

実はこの形に重要な意味があります。

赤血球は、いちばん細い管の毛細血管を通過しなければなりません。

毛細血管の太さは、赤血球1個の直径よりわずかに大きい程度。

ギリギリ通過できるわけです。

一部の毛細血管は、赤血球の直径より細くなっています。

そのままなら赤血球はつかえて、通過できません。

そうするとその毛細血管周辺のソシキに酸素が供給できない。

そこで赤血球は真ん中のへこみを利用して、たわむのです。

まぁ、傘をすぼめたようなイメージ。

そうするとそんな細い毛細血管でもすり抜けられる。

こうして赤血球は全身のあらゆる部分に酸素をお届けするのです。

これがなければ脳の細い毛細血管なんかが壊死して、キノウ不全になったり、マヒしたり・・・。

へこみが大切なんです。

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