「だって、おじいちゃんのものだもの」

ある歯医者さんの話です。

ある介護施設から、入れ歯が合わないので診てほしいと言われました。

依頼者は、高齢で認知症の女性。

入れ歯を診てみると、確かに、歯科医がわざと下手に作ってもこうはならないだろうと思えるほど全く合わないものでした。

で、「これはおばあちゃんの入れ歯ですか?」と尋ねると、「おじいちゃんのもの」という答が返ってきました。

その方、「だって、おじいちゃんのものだもの」とつぶやいたのです。

そのおばあちゃんは、おじいちゃんの思い出の中で生きているんですね。

歯を多く失った人は歯が多く残っている人に比べると認知症の発生率が高いというデータがあります。

歯は大切にしたいものデス。

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