体育座りアレコレ

体育座り

 

いろんなところに歯科検診に行くと、
子ども達は体育座りをして順番を待って
います。

ワタクシが子どもの頃もその座り方だっ
たんだけど、今もまだそうなんだなと
思いました。

この体育座りというのは、ご存じの通り
地べたに座らせる時に両ヒザを両手で
抱え込む座り方。

実はこの座り方、上の立場の者が下の
立場の者をカンリ、コントロールしやす
い形なのです。

政治権力が国民をコントロールしようと
する時、「権力」はまず身体を狙うと
言います。

ところで、両手を組ませるのは手遊びさ
せないためだし、首も左右にうまく動か
ないので、注意散漫になるのも防げる。

それに胸を強く圧迫しているので、深呼
吸ができず大きな声も出せない。

まぁ、子どもたちは自分の手で自分を
縛っているので、文字通り手も足も出な
いというワケだ。

いやあ~、これなら管理しやすい。

先日、テレビのニュースを見ていたら、
広い場所で大人も子どももフツーに体育
座りをしていました。

ただ、かなり年上のお年寄りの方はして
いませんでした。

何でだろう?と考えて、ちょっと調べて
みたら、実はこういうこと。

1958年に文部省は「戸外で生徒を座らせ
る際にはこの体育座りをとらせることに
した」と書いてありました。

つまり、大年寄りの方々はこの座り方を
子ども時代習っていなかったのだ。

ヒトは歯を磨くために生きているワケじゃあありません。

聞いた話です。

「毎食後直ちに20分は歯を磨きなさい」
とある歯科医の先生に指導されて、それ
が気持ちの上で大きな負担になっている
OLの方がいらっしゃいました。

それを聞いた別の歯医者の先生、
「そんなに大変なら、20分も磨く必要
はありません。現在のあなたの生活状態
や口の中の状況を見れば、1回1回、
5分ほどで大丈夫ですよ」。

それを聞いたOLさん、いかにもホッと
されて、ストレス解消。

ムシ歯や歯周病を予防するのにいくら有
効だとしても、楽しいはずの生活に苦痛
を与えるだけの予防なら意味ありません。

昔ワタクシが新人の頃、医局の先輩と雑
談している時、彼がこんなことを言って
いました。

「人はみんなそれぞれ生活背景が違うん
だよ。第一、無理したら続かない。それ
に、何たってヒトは歯を磨くために生き
ているワケじゃあないからねぇ」

「失礼します。検温器で体温を測らせて下さい。」

検温するスタッフ

 

まるやまファミリー歯科では、受付で
来院される患者さんに検温を実施して
います。

非接触型なので、検温器を3~4センチ
患者さんのおデコに近づけて「ピッ」と
押すダケ。

すると0.5秒後に数値が出てきます。
国の基準では37.5度以上だと・・・。

でももし外気温が38度位あって、その
まま歯科医院に入ってきて皮フ温度の
高い状態で測ると、38度の数値が出て
くることもあります。

キカイによってもクセがあるし、帽子、
カミの毛、検温器の向ける方向によって
も誤差が出ることもある。

だから、あくまでも目安の数値。

検温器は赤外線を感知して数値化する
ツールです。

例えば、熱くなったアイロンの表面に手
を近づけると、温かいと感じます。

これは、アイロン表面から出ている赤外
線をワレワレのヒフのセンサーが感じ取
ってくれるから。

でもヒトのヒフには欠点?があって、
それは、物体の温度が低くなると物体の
出している赤外線を感知することができ
ないということ。

検温器はその赤外線を感知してくれます。

ところで、生物の中には高感度センサー
を持つモノがいます。

それがガラガラヘビ。

真っ暗の中でも、獲物が放射するごくわ
ずかの赤外線をも感知して捕獲する。
生きるために身に着けた必殺技。

今思いついたのですが、京都妖怪地図で
若いお茶の先生の姿をした800年前に
生まれた化け物の妖怪のおデコに検温器
で「ピッ!」と測ったら、どんな数値が
出てくるだろうか。

試しに空気に向かって「ピッ!」と押し
てみた。

うちの検温器では「Lo(Lowのこと?)
」の表示が出た。

学校歯科検診・猛暑でここ「シカ」ない。

溝で涼をとるシカ

 

先日、歯科検診に行ってきました。

よりによって、今年最高気温の34度。
朝からずっと暑い。

マスクとフェイスシールドを持って
いきました。

検診場所は、一番日当たりのいい保健室。

先生方が気を遣ってくれて、大型扇風機
2台を最初から最後までフル回転。

子どもたちもマスクをし、ソーシャル
ディスタンスをとる。

ホントに暑い。

本来、涼しい6月の検診予定だったのが
新型コロナ禍で8月のお盆過ぎにずれ込
んだのデス。

ところで、同じ日、ニュースを見ていた
ら、奈良公園?県庁?の道路の日陰で涼
を求めて多くのシカたちが日陰の溝にこ
っそり集合して休憩する光景が見られま
した(写真)。

暑いけど、涼しげ。

奈良はこの日の最高気温が37.9度。
さすが本州だ。

みんなが入っているってことは、ここが
一番涼しいんでしょうね。

それにクルマも来ないし、とりあえず
安全。

動物はこういう時、本能で命を守るの
デス。

まぁ、これだけ暑いと「シカ」たがない。
「シカ」し、果たしてそこが本当に涼し
いのか、溝に入っている「シカシカ」わ
かりません。
猛暑でここ「シカ」ないのだ。

お盆のお墓参りといえば・・・。

円山墓地

 

まるやまファミリー歯科は、明日から
3日間ほどお盆休みに入らせていただき
ます。

お盆といえばお墓参りが定番。
今年はコロナの影響で少ないカモ。

お盆には死者が戻ってくることになって
います。

死者はもはやこの世に戻ってくることが
ないから、戻ってくる日をわざわざ作る
のかもしれません。

火葬だから完全にあっちの世界へ行った
ことになる。

ヨーロッパのような埋葬なら、まだ足が
残っているから戻ってくるかもしれませ
ん。

ところで、お墓に葬られている全員が
生き返って人生を語ったら、何というだ
ろか。

昭和の前半に亡くなった人は、ひどい時
代だったよと言うだろうし、明治~大正
身分制度に亡くなった人は、身分制度も
なくなったし自由でいいなぁと言うかも
しれません。

みんなが逝った後、世界中で新型コロナ
ウイルスが流行って大変な時代になった
ことなんか、誰も知る由もありません。

昼間のお墓は人も少なくて、涼しくて
静かでいい。

お墓が怖いというのはどうも日本人の
常識らしい。

日本ならユウレイ、ヨーロッパなら吸血
鬼が出る。

ワタクシ、学生時代に授業で人体の解剖
実習をしたことがありました。

実は、実際の死体よりも、話や映画に
登場する化け物の方がはるかに怖い。

死体は動かないし、何もしなかったら
昨日も今日も同じです。

ホラー映画ならできるだけ観客を怖がら
せるように作られていますから、そっち
の方が怖くてゾクッとする。

「出るぞ、出るぞ」と思われている墓場
や解剖の実習室や慰安室で出ずに、出な
いと思われているところから突然出る方
がずっと怖い。

ところで、葬式は仏教で、坊さんにお世
話になるのですが、お墓は仏教ではあり
ません。

仏教は輪廻転生だから、死んだら「あっ
」という間に別な生き物に生まれ変わっ
てしまう。

だから墓はいりません。

事実、同じ仏教国のラオスやブータンに
は墓はないのです。

で、どちらかといえば墓は儒教。
ご先祖様や目上の人を奉らなければなり
ませんからね。

墓をつくるのは、人類でいう新人。
まぁ、現代人の特徴です。

他の動物たちはお墓をつくったりしませ
ん。
実用性も何もないですから。

他の動物たちは生きるために必要でない
ものには関心も示さないし、そんな無駄
なモノを造ったりはしないのです。

欧米では日本の国の歴史を習わない?

 

アメリカの高校へ行ったある韓国人が
いて、その人によると、アメリカの高校
では欧米の歴史は教えるけどアジア・日
本の歴史は教えてくれなかったそうだ。

教育内容がどうも欧米に偏っている。

まぁ、ワタクシも薄々は気がついていま
したけど。

ノーベル賞を決めるのは欧米人。
オリンピックは欧米人中心にまわってい
るし、産業革命や近代民主主義なんかも
欧州発ですから。

アメリカ人もそうだけど、ヨーロッパ人
もたいして日本のことを知らないんじゃ
ないかな。

だって、欧米を中心とした地図では、
日本の位置は端っこの上。

まぁ地図上では端の端、極東です。

日本って国は確かに世界デビューは遅く
て、ついこないだの世界最強のバルチッ
ク艦隊を破った日露戦争の頃。

「うちの国は古代から現代まで中国・韓
国(朝鮮)との間に友好と敵対を繰り返
してきた歴史があって、明治維新後、日
本はアジア発の立憲国家となり、欧米か
ら様々な制度や文化を取り入れてきた。

そして戦後は、アメリカの占領下でアメ
リカから直接的なエイキョウを受けたも
のの、このような歴史の中にあって日本
はずうっと独立国家を貫いてきた」

せめてこれくらいのコトは知っておいて
もらいたい。

本を読むってのは、自分の頭の中に偉大な著者が住むってコト?

本棚の背表紙(イメージ)

 

大学で医療を学び、卒業後そのまま大学
で仕事を何年かした後に退職し開業する
と、当然のことながら自分がトップに
なります。

もう教えてくれる先生や師匠は誰も
おりません。

まわりにいなければ、自分で探すことに
なる。

同僚の仲間に相談する、セミナーに行く
、専門書・学術書のような本を読んで
探す。

ん?本を読む?

本を読むってのは、知的レベルの高い
人と対話するのに似ています。

だから知識の習得のみならず、人格も
含めてエイキョウを受ける。

本は、その背表紙が家の書棚に見える
だけで著者その人が身近に存在している
ような気がします。

もう亡くなった著者でも、頭の中では
まだ生きているのです。

そうなってくるともう、幽霊と同じだ。

本当はいないのに、頭の中でいると思っ
たら、その人にとって幽霊は存在するの
デス。

幽霊じゃないけど、本を読むってのは
きっと、自分の頭の中に偉大な著者が
住むってことなんだろうなと、ワタクシ
は勝手に思う。

それを責めるようでは二流です。

二流の人?

 

この御時世、民間の会社はどこもギリギ
リの人員で運営しています。

歯科では、技工所もギリギリ。
材料屋もギリギリ。
薬剤店もギリギリ、税理事務所もギリ
ギリ。
スタッフもギリギリ。

従来は3人でやっていたことを何とか2
人でやっているトカ、従業員を雇ってい
たが今は奥さんと2人でやっているトカ。

これが今の民間ではフツウになっていま
す。

つまり、皆がちょっとずつ無理している
という、まぁ、ミスの出やすい状況なの
です。

相手にミスが生じた時、それを責めるよ
うでは、ちょっと二流。

「できる人」や一流の人は、相手を責め
る前にまずそのミスが自分の普段とは違
った動きから生じたのではないかと、自
分の行動に非はなかったか振り返るとい
います。

何度も確認しながらやれば、ミスは防げ
ます。

二流から卒業したいものデス。

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