歯周病は全身にエイキョウを及ぼす?

歯周病にかかると、歯周病菌によって口の中の歯ぐきに炎症が起こります。

この時、菌や炎症によってできたものが歯周ポケット(体の外)から歯周ソシキ内部(体の内)に侵入し、これが血流を通して全身に運ばれます。

こうやっていろんな臓器に炎症反応を起こします。

糖尿病、心臓発作、脳卒中、妊娠合併症なんかも、そのエイキョウを受けていると言われています。

じゃあどうしたらいいかっていう話になりますが、歯医者さんでできるのは、丁寧で確実な口腔清掃の徹底。

まぁ、ブラッシング、歯石除去などの、悪いモノを取ってやる作業です。

一番大切なのが、しっかりしたブラッシング。

歯周病菌がどこにいるのか、知って下さい。

歯医者さんや衛生士さんが皆さんの自宅までブラッシングをしに行くわけにはいきませんからねぇ。

「ウサギとカメ」には続きが・・・

イソップ童話の「ウサギとカメ」には、続きがあるようです。

母ウサギは「才能はあなたの方にあるのだから、休まないで走り続けさえすればカメに負けるはずがないのに」と、負けた子ウサギを励ますつもりで言いました。

すると子ウサギは真剣な顔をして、「ボクだって走る前は楽勝だと思っていたよ。

ところが、競争してみて初めてわかったんだ。

ママは走り続けてさえいればと言うけれど、その”走り続けてさえ”ができるのが、カメのすごい才能なんだ。ママだって一度カメと競争してみるといいよ。カメのコツコツ力に比べたらボクのダッシュ力なんて才能とはいえないから、何度やっても勝てっこないよ」と言いました。

イソップの言いたいのは、「できる人と並みの人の一番の違いは、ウサギのジャンプ力ではなくてカメのコツコツ力ですよ」ということです。

ウサギの母さん、「コツコツこそが力なのよ。カメさんのようにゆっくり走ろう。ゆっくりなら今すぐに走り出せるから」と言えばよかったのです。

ムシ歯用の歯ブラシは、毛が短くて硬いタワシみたいなもの?

ワタクシが学生の頃から、ムシ歯の激減が語られていましたが、今やチビッコ新患さんの主訴のほとんどは「ムシ歯予防」です。

そして、世のお母さん達は「歯並びの状況や、これからどうなっていくか詳しく知りたい」というのが増えてきました。

まぁ、お母さん達の望みは、「ムシ歯のない口の中と、いい歯並びをつくること」なのです。

しかし、世のお母さん方、これで安心してはいけないのですよ。

永久歯が生えそろったら、次には歯周病菌との戦いが始まるのです。

ムシ歯用の歯ブラシは卒業して、歯周病用の歯ブラシに切り替えなければなりません。

何せ、ムシ歯用の歯ブラシは毛が短くて硬いタワシみたいなモンで、これでは歯周病菌と満足に戦うことはできませんから。

ピエール・ビュゾン氏のCDをいただきました。

まるやまファミリー歯科のB.G.Mは、クラシック・軽音楽・ビートルズ楽曲の演奏などがメインです。

先日ある患者さんから、「先生、この曲いいよ」ということで、ピエール・ビュゾン氏のCDをいただきました。

ジャンルは、イージーリスニング。

このピエール・ビュゾン氏、知る人ぞ知る、往年の名ピアニスト。

年は1940年生まれだから、ビートルズのジョン・レノンと同じ時代の空気を吸ってた人。

彼、1975年に東京の帝国ホテルの一隅にレストラン・フォンテブローがオープンした時、フランスのシェフについてきて、毎夜ピアノソロの生演奏をしていました。

たまたまこれを聴いていた菅野沖彦氏が惚れ込んで、スカウト。

そして、レコーディング。

さりげなく弾いているように見えるのですが、一旦ピアノの音色に包まれると、時がゆっくり流れていくかのように感じて、とても心地よい時間が過ごせそうです。

歯医者さんで聴くのもよし、ワインを傾けながら聴くのもよし、コーヒーを味わいながら聴くのもよし。

まぁ、あなたのお邪魔はしませんよって感じ。

さて、まるやまファミリー歯科のために弾いてくれている楽曲は、「ある愛の詩」「白い恋人たち」「ロミオとジュリエット」「シェルブールの雨傘」等々、往年の名曲。

上質な時間を空間をどうぞご堪能ください。

ポインセチアを置きました。

まるやまファミリー歯科のショーウィンドウに置いていたあのコスモス、シーズンが終了したため、引っ込めました。

その代わりと言っちゃあなんですが、クリスマスの花、ポインチセアを置きました。

チョット時期が早いけど、まぁいいか。

先日、雑貨のお店をブラブラしていたら、ハロウィンの夜が終わった直後だったせいか、クリスマスのグッズが飾ってありました。

まるやまファミリー歯科では、11月中旬になると診療室の飾りつけもB.G.Mも、すっかりクリスマスモードに突入します。

ふだん軽音楽やクラシックで静かな診療室も、この時期ばかりはちょっとしたクリスマス気分です。

イソップ童話の「前のポケット、後ろのポケット」

待合室の子供コーナーまるやまファミリー歯科の待合室には、子供向けの本がたくさん並んでいます。

イソップ童話もその中のひとつ。

イソップ童話にはどういうわけか、「神様が人間をつくられた時・・・」という話がいくつも出てきます。

どの話も「神様は人間をこのようにつくられました。

だから、使い方をよく知った上でうまく生きなさい」という内容です。

ところで、「前と後ろのポケット」っていうお話があります。

昔、神様は人間をつくられた時に、お腹の左右に一つずつポケットをつけようとしました。

右側のポケットには「自分の長所」と「自分の短所」入れ、左側には「他人の長所」と「他人の短所」を入れ、自分も他人も分け隔てなく見ることができるようにと願いを込められました。

ところが人間は思いのほかせっかちで、まだポケットが1つしかついていないのに2本足で立ってスタスタと歩き始めました。

あわてた神様は後ろから追いかけて、仕方なくもう一つのポケットを背中につけました。

その神様、あわてていたもんで、前のポケットには「自分の長所」と「他人の短所」、後ろのポケットには「他人の長所」と「自分の短所」を入れてしまったのです。

そのため人間は、前のポケットの中にある「自分の長所」と「他人の短所」がすぐ目につくようになりました。

っていうお話。

まぁ、話半分という格言がありますが、自分の長所、他人の短所は半分に、他人の長所と自分の短所を倍に、と心がければちょうどイイさじ加減になりますよって感じでしょうか。

イソップ童話は子供向けではありますが、とても深い話です。

サンスターが玄米を・・・。

サンスターと言ったら”歯磨き”というイメージがあると思いますが、このサンスター、お口の健康から全身の健康にシフトしています。

話によると、玄米を取り込んだ飲料の「飲む一膳分」(商品名)を売っているとか。

玄米と言ったら、白米になる前の状態。

まぁ、米ぬかが一緒になった白米といったところでしょうか。

この玄米にはたっぷりの食物センイに鉄、カルシウム、マグネシウム、ビタミンなどがこれまたタップリ含まれていて、実は栄養の宝庫デス。

我が家では精米機で玄米を五分づきにして食べているのですが、先日精米機の調子が悪くなり、しばらくは玄米を食べていました。

ところで戦国時代の食生活は質素だったようですが、栄養価の高い玄米を食べて戦ったと言います。

また、江戸時代には白米が広がり始めて「江戸わずらい」と言われた脚気が流行りました。

明らかにビタミンB1不足です。

味は何といっても白米の方がいいけど、健康のことを考えたら、玄米も捨てたもんじゃありません。

ふくらはぎは”第2の心臓”

ヒトの血液は重力のため、70%は下半身に集まります。

足首の上の方にあるふくらはぎは、上からどんどん降りてくる血液を受け止めます。

そしてそれを重力に逆らって、せっせと心臓に送り返すポンプとして日夜働き続けています。

このふくらはぎ、”第2の心臓”と呼ばれるほどの大切な働きをもつ筋肉器官なのです。

ふくらはぎを備えているのは2本足のヒトだけで、犬にもネコにもそしてサルにも、ふくらはぎはありません。

なぜなら、彼らは4本足で歩き続けるので、心臓のポンプだけで用が足りるから。

ところで、ふくらはぎポンプが弱まると、血液は足に溜まります。

ヒコウキやクルマの狭い座席に長時間座っていると、血流が滞ってヒザの裏などの静脈に血栓ができます。

で、航空各社では、長いフライトではひざから下のストレッチをすすめています。

疲れた時、足を机の上にあげるのは、まぁお行儀が悪いのですが、アレ、とても気持ちがいい。

血が足の先から心臓に向かって落ちているからでしょうか。

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