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前頭葉のブレーキ、扁桃体のアクセル

 

キレやすい芸人さんがいますが、まぁ
アレはお仕事で、いわゆる“キレキャラ”。

ホントにキレやすい人がいます。

脳に詳しい人が言ってたのですが、キレ
やすいというのは、実は脳の前頭葉の
キノウ低下。

意志というのがこの前頭葉にあって、
まぁ、脳から出力するところですが、こ
こにはブレーキが置いてあるので、この
ブレーキが利いていないか利きが悪いら
しいのです。

連続殺人というのもよくアメリカで起こ
っていますが、脳に詳しい人によると、
前頭葉はフツウだけど、脳の扁桃体キノ
ウに問題があった。

扁桃体キノウって、社会活動に対する
アクセルと考えればいい。

善悪の判断、価値判断とかに関わる部分
の活性化が高いところ。

つまり、ブレーキはフツーだけどアクセ
ルの踏みすぎが連続殺人ということに
なる。

おもしろい学者さんがいます。

殺人の研究をしたくて、ロンドンから
ロサンゼルスへわざわざ引っ越した。

ロスの方が殺人が多いですからねぇ。

その学者は自分の脳を調べてみた。
そしたら、前頭葉はフツーで扁桃体の
活性が強いことがわかった。

ということは、彼は連続殺人者になら
ずに殺人の研究者になったワケだ。

何か重大犯罪が起きた時、精神鑑定に
まわすよりも、脳をちゃんと調べた方
がいいこともあるようです。

犬の散歩を見て、コロナ以前に戻りつつあると思った。

プードルの散歩

 

ここ最近、犬の散歩も以前のように見ら
れるようになりました。

だんだん、コロナ以前に戻りつつあるの
を実感します。

犬も飼い主の気分がわかるのか、何とな
く嬉しそうです。

先日、BSで子ども達と犬が水辺で遊んで
いる風景を見ました。

子ども達よりもイヌの方が幸せそうに
思えた。

イヌはカラダが濡れてもいいけれど、子
どもはそういう訳にはいきません。

家に帰ったら学校の宿題あるし、塾も
あるし。

子どもといえど、しっかり現代社会に
取り込まれています。

子どもには子どもなりの予定があって、
しなければならないことも多い。

その点、犬には、食べる・寝る・たまに
ご主人様の散歩のお手伝いをする、くら
いしかありません。

昔みたいに用心棒を期待されることも
ないでしょうし・・・。

先日、まるやまファミリー歯科から家に
帰る途中、プードルを抱いて散歩してい
るご婦人の姿を見かけました。

イヌの散歩か飼い主の散歩か、ワタクシ
には犬の困ったような表情が気になりま
した。

いつからこうなったんだろう。

外に出て遊んで、脳の入力・出力をグルグル回す。

脳の入力・出力

 

コロナ自粛も解かれ、やっと皆さん、
部屋の外に出るようになりました。

部屋の中にいると、脳に関して言えば
視覚・聴覚のような入力がただ入って
くるだけで、運動しないもんだから、
出力はほとんどゼロ。

だから脳の一部から出力して脳の他の
部分で入力するようになる、チョット
小さなループ。自給自足。

これを「考える」というらしい。

大人はまぁ、それでもいい。
問題は子ども。

子どもが家にこもってDVDにお守りし
てもらっていても、脳に入ってくるの
は目や耳からの入力だけ。

カラダを動かすような出力がほとんど
ないもんだから、頭の中にループが
できない。

だから何も定着しない。

特に小学校以前の子どもは、こもって
るんじゃなくて、一歩部屋の外に出た
方がイイ。

外に出れば放っておいても入力・出力
ができるので、そこでしっかり回す。

まぁ、幼児にはいろんな環境でいろん
なことをさせる。

そうすれば脳の中にいろんなルールが
増えてくる。
学習が蓄積されてくる。
そしたら後で使える。

3才位の子どもで字をどれだけ知って
るか、つまり識字率がどれだけ高いか
というデータがあります。

結果は、外遊び時間が多いほど高かっ
た。

やはり外遊びするってのは、人と付き
合う、いろいろ遊びを考える、活発に
動く、などすべてが含まれていますの
で、そういう子が識字率が高いのは
納得できます。

まぁ、脳の中で入力・出力のループが
フル回転しているってわけだ。

新型コロナウイルスをどう手なずけるか

 

研究者によると、ヒトのヒューマンゲノ
ムが読めた時にわかったことは、3~4
割がウイルス由来だった。

人類は古くから付き合っているんです。
ウイルスと。

結局そんなものが遺伝子に入って何して
いるのか、わかっていません。

そこに勝たなければならないみたいなこ
とを言いますが、コレ、よく考えてみれ
ば、闘う相手ではない。

闘うというのは、あまりいい表現じゃ
ない。

自然に入ってきたヤツなので、どう手な
づけるかという話になります。

一緒にやっていくしかない。
これだけ世界中に広がるんですからね。

そのうち自分の中にも入ってくるかもし
れないので、あとは命取りにならないよ
うにクスリを使う。

まぁ、そういうことができるようになれ
ば、カゼと同じ。

その時がくるまで、じっとガマンガマン
です。

アルコール中毒の話

 

アルコール中毒

 

歯科の話じゃないんですが・・・。

漫画家の西原理恵子さんの「最後の講
義」をNHK・BSで見ました。

その中で、西原さんの2番目の父親が
アルコール中毒だと告白。

「アル中は理性がぶっ飛ぶ病気。で、必
ず自分より弱い者に行って、自分よりも
強い者には行かない。家を出たらいい人
のふりをする。ライオンは病気のヤツ、
子ども、年寄りのように弱いモノに行く。
ケモノになるってそういうこと。このま
まではダメだと気づき、家族が捨ててや
るとか早く別れてやるとかすれば、人に
戻る。」

と言っていた。

実体験なので、迫力と説得力がありまし
た。

ツバにパトロールしてもらうといいのデス。

 

 

「甘いものばかり食べているとムシ歯に
なるわよ。」とお母さんに叱られた経験
があると思います。

ムシ歯は歯の表面から溶けていくと思わ
れていますが、実はそればかりではあり
ません。

甘いモノを食べると歯の表面から0.03ミ
リくらい内側からカルシウムやリンが溶
け出してきます。

でもこの現象は、一方的に進行するだけ
じゃありません。

同時に歯の表面にだ液がついて、今度は
この穴の部分にカルシウムやリンが補給
されるという現象も起きているのです。

まぁ、歯の表面が溶けるのと、歯の表面
が埋められるバトルが歯の表面で繰り広
げられているってワケ。

このバランスが崩れて歯が溶ける方に
傾くとムシ歯になり、ツバが溶けたとこ
ろに働きかけるとムシ歯予防や治癒に
向かうのデス。

まぁ、歯の周りをキレイに掃いてツバに
修復パトロールしてもらうといいのです。

幻の摩天楼の写真

ニューヨークの摩天楼

 

昨日、赤い電話ボックスの絵を待合室
トイレのドアに貼ったので、今日は受付
の壁にマンハッタンの摩天楼の風景を仮
付けしてみました(写真)。

実際いろんな角度から眺めてみると、
「ん~?ア・ワ・ナ・イ」。

何か違う。何だろう?

ここは受付、いわばまるやまファミリー
歯科の顔。
医療機関なのに何でいきなり摩天楼?

都会の中に何で都会をわざわざ持ってこ
なくちゃいけないの?

都会の中には、イミのあるモノしか置い
てありません。
都会はイミのないものを嫌う。

「雑草じゃねえか!」「抜け!」

イミのあるものだけに取り囲まれている
と、いつの間にかイミのないものの存在
が許せなくなってくる。

昔々、ドイツの都会で生まれたナチス政
権は、禁煙運動を始めた。

さらに精神障害者の安楽死を積極的に
進めた。

きっとそういう人たちの存在は社会にと
ってイミないと考えたのでしょう。

その後にきたのが、民族浄化と称する
ユダヤ人の大虐殺。

「あいつらはいるイミがねえ」と考えた。
都会はイミのないものを嫌いますもの。

随分脱線しましたが、受付の壁に摩天楼
を貼るのはやめました。

もしもここに貼るのならば、都会のモノ
ではなくて、自然のグリーンがいいと思
う。

待合室に赤い電話ボックス?

トイレに貼った、赤い電話ボックスのドアステッカー

 

小さな夢が叶いました。

以前から、待合室が一部白すぎて何か
モノ足りないなぁと思っていたところ、
ネットであるドアステッカーを見つけ
ました。

さっそく、なじみのサンウェル尾崎さん
に「ドアステッカー貼ってもらえません
か?」とお願いした。

診療室の壁の下面にレンガ調のクロスが
ありますが、これも、まるやまファミリ
ー歯科開業時に尾崎さんに貼ってもらっ
たモノ。材料はワタクシがそろえた。

さっそく尾崎さん、「先生、トイレに何
か貼るっていうんで、ボク、てっきり、
どこにでもあるありふれたドアステッカ
ーなのかなと思っていたんですよ。まさ
かイングランドの赤い電話ボックスのス
テッカーだとは・・・」

「先生、ボクも何万枚も貼っていますけ
ど、ありふれたモノを貼ってもちっとも
面白くないんですよ。ワクワクしないし
・・・。赤い電話ボックスのステッカー
、貼ってるとなんか楽しいねぇ」

「リフォームの時も、お客さん、工務店
の人に型番見せられて、この中から選ん
でね、と言われる。お客さんがこういう
のをネットで見つけて、いろんなアイデ
ア出してボクらに貼らせてもらえば、も
っと仕事楽しくできるのになぁ。ああ、
もっと違うのを貼りたい!!」

・・・と、尾崎さんの話はまだまだ続く。

完成後、尾崎さん、うちのスタッフ、
患者さん、さらには5階のエステの先生
まで降りてきて、ワイワイ、ガヤガヤ。

とても楽しいひと時を過ごしました。

 

トポロジー的に言えば、口の中は実は身体の外側

トポロジー感覚

 

ドーナツとコーヒーカップが同じ形に
見えるのを、トポロジー感覚といいます。

両方とも身の部分に穴がひとつ。
粘土細工なら、ドーナツからコーヒー
カップにそのトポロジーを壊さずに作り
かえることができます。

トポロジー的に言えば、実は口の中は
身体の外側です。

口から続く消化管はちょうどチクワの
穴のようなもので、まぁ、口→食道→
胃→小腸→大腸→肛門と連なるのは、
身体の中心を突き抜ける中空の穴。

実は空間的には外部とつながっている
のデス。

ワレワレが食べたものは口から入り
胃や腸に達しますが、この時点では
まだカラダの外。

食物は身体の「内部」に入ったワケで
はありません。

外である消化管内で消化され、低分子
化された栄養素が消化管壁を透過して
体内の血液中に入った時、初めて食べ
物は「内部」すなわちチクワの身の
部分に入ったということになるのです。

歯の治療でいえば、歯周病治療はカラ
ダの外の治療。
神経を取るムシ歯の治療はカラダの
中の治療。

歯を削って詰め物をするのは、う~ん、
カラダの中でもあるしカラダの外でも
あるし、まぁグレーゾーンってとこ
デス。

そういえば、ワタクシたちの遠い遠い
祖先は現在のミミズやナメクジのよう
な姿でした。

彼らの姿を見れば、ワタクシたちの
本質がわかります。

彼らはまさに、“1本の管”。

むくみの正体

緑がリンパ管

 

平安時代の女性の顔の絵を見ていると、
たいして栄養状態がよくないのにプク
プク描かれています。

これ、太っているんじゃなくて、むく
んでいるんじゃないかと思うことがあ
ります。

ところで、カラダの中には2つの水の
流れがあって、1つはご存知、血液の
流れ。

そしてもう1つが、リンパ液の流れ。

リンパ液は全身に分布するリンパ管の
中を流れます。

でもリンパ液の流れは、血液の流れと
同じではありません。

血管は心臓→動脈→毛細血管→静脈と
巡って心臓に戻ってくるまでに一続き
になっているので、血液は同じ経路を
何度も巡ります。

だから血液循環と呼ばれる。

が、しかし、リンパ管は全身にある毛細
リンパ管が徐々に合流して太いリンパ管
になって、その後大静脈に向かって合流
します。

つまり、リンパ液は全身から静脈に
向かって一方通行で流れて、循環は
しないのです。

そもそもリンパ液は、全身のソシキの
細胞のまわりの液(ソシキ液と呼ばれ
てマス)がリンパ管に流れ込んだもの。

つまり全身にフリーに存在する水分。

この水分がリンパ管を通り、大静脈で
血液に合流し、タンパク質や脂肪を
運ぶのデス。

血液は全身を約1分で1巡りしますが、
普段のリンパ液の速度はヒジョウに
遅くて、毎秒2ミリメートル程度。
ほとんどフラフラ漂っている感じ。

それでもこの水の流れが大事で、滞る
とソシキに水が溜まって腫れ上がって
しまうのです。

これが浮腫。
まぁ、むくみの正体なのです。

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