【続きです】
シナプスが記憶にいい状態の中、変なノ
イズを伝えていないかを見分けて,配線
がいつもいい状態を作っていくのがグリ
ア細胞の役割。
記憶の鮮明さとあいまいさを決める星座
の線の太さは、シナプスやグリア細胞の
働きによって刻一刻と変化してるんです
。
グリア細胞のグリアはもともと語源は
グルー(のり)なんです。最初は神経細胞
と神経細胞のスキマを埋めているただの
ノリに過ぎないって風に思われていたん
ですが、実は記憶の形成に関してスゴク
重要な役割を果たしていることが分かっ
て来たんですよ。
グリア細胞はシナプスを食べるという事
でしたが、一部分をかじり取るんですよ
。細胞の中に取り込んでしまって、消化
してしまう。
まあ、これを、『貪食(どんしょく)』って
言うんですが。貪欲に食べることで、余
計なシナプスを取って行く。
すでにある回路を取ってゆき、ホントに
大切な所だけを残す。いわば、『忘れる』
。忘れるというのは、余計なものを外し
て、洗練させること。記憶を強化するに
は、この線を太くすればいい。
実は記憶っていうのは、寝ている時にリ
プレイする。だから、ある程度記憶した
ら、しっかり睡眠を取ればいい。徹夜す
るよりも、寝たほうがいいんですよ。
おしまい。
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