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③ある日、ミトコが突然家にやって来た。『オマエ、誰よ?』

ある日、突然ミトコが家にやって来た

ある日、細胞内小器官のミトコンドリア
が、ワレワレの祖先の古細胞アーキアの
中に入って来た話を物語風に話すとこう
なる。

ある日、突然ミトコが家にやって来た。

ある日、目覚めると、知らない人が家の
中を掃除していた。

(アキ)『オマエ、誰だ?』じっと睨んで

(ミトコ)『あなた、どうして家の中にば
     かりいて外に出ないの?』

(アキ)『外になんか出たくないんだ!』

無精で怠惰なボクは家事なんかしないし
、働いてもいないのだ。家事をしている
のが、ミトコンドリアの祖先(アルファ
プロテオバクテリア)。そして残念ながら
、この怠惰な男がワレワレの祖先の古細
菌(アーキア)という設定だ。

ミトコンドリアの祖先(アルファプロテオバクテリア)がある日、ワレワレの祖先(古細菌アーキア)の中に侵入して来た。

(ミトコ)『何もしない?何食べて生きて
              るの?さっ、お料理、作ろう
    かしら!』

(アキ)『おい、ちょっと、窓開けないで
        くれよ!酸素が入って来るじゃん!』

『おい、ちょっと、窓を開けないでくれ!酸素が入って来るじゃないか!』

ミトコはそんな言葉は聞き入れず、

『よ~し、酸素満タン!どうぞ、私の得
意料理ATPを食べて!食べたら元気がで
ますよ。』

ミトコが作ったATP料理

(アキ)『何コレ?なんか力が出て来たぞ
   !ねえ、ところで君、名前は?』

     (ミトコ) 『わたしの名前はミトコ。』

ミトコが来てから生活の全てが変った。
働く意欲が湧いて来たのだ。ボクは仕事
を探し始めた。『何と、このボクが外に
出かけるなんて!』

無精で怠惰なボクは家事もせずにゴロゴロしていたのに、ミトコが来てからというもの、生活の全てが変った。ボクは仕事を探し始めた。

こうして、ボクとミトコの奇妙な関係が
始まったのだ。それは恋愛関係とは違う
、まったく新しい関係だ。細胞内共生。
『よろしくお願いします!』私たちの祖
先の中に棲み始めたミトコ。

『ミトコ!家は?』

『ないの!』

ある時、ふとしたことからミトコの事情
を知ることととなる。ミトコの日記。

『今日は食べ物を横取りされた。悔しい
!』

『ウイルスに襲われた!安全な家が欲し
い!』

『誰もワタシを守ってくれない!』

ミトコの日記には『今日は食べ物を横取りされた。悔しい!』とか『ウイルスに襲われた。安全な家が欲しい!』とか『誰も私を守ってくれない!』と書いてあった。

何と過酷な人生なんだ!

『ミトコ、でも何で僕なんかの所に来た
んだい?』

『あなたにはアタシが必要で、アタシに
もあなたが必要だったのよ。』

『ありがとう、ミトコ!』

約20億年前、ミトコンドリアは古細菌アーキアの中に棲みついた。(細胞内共生)

あれから約20億年後、ボクは驚くべき進
化を遂げ、活動的で貪欲な人間になった。

『今日からはこのスケジュールで働いて
くれ!どうだ、できるか?』

『もちろん、できるわ!』

休まず、働き続けるミトコンドリアによ
って生き長らえている私たちの命。しか
し、働かせ過ぎると、突然、調子が悪く
なる。そしてミトコにも限界が訪れた。

休まず働き続けるミトコンドリア。しかし、働かせ過ぎると、突然調子が悪くなる。

『バタン!』

『ミトコ?どうしたんだ、ミトコ!』

働かせ過ぎて、ある日ミトコが倒れた。

『ん?何だ、この臭いは!くさっ!な、
生ゴミだ!』

ATPを作った際に出た生ゴミを一度も捨
てていなかったのだ。しかもコレはただ
のゴミではない。実はコレ、活性酸素。
ATPを作りだすのと同時に常に出て来る
有害物質。

『臭っさ!何これ?』ATPを作った時に出て来る活性酸素をミトコは1度も捨ててはいなかったのだ。

『ゴホッ、ゴホッ、苦しい!』

『ミトコ、大丈夫か?あっ、新しいミト
 コ!ええっ?』

『あたしが来たからにはもう大丈夫!
 ミトコンドリア融合!』

ミトコンドリア融合によって、再利用ができるのだ。

『き、君はミトコなのか?』

『そうよ、私もミトコ。あなたが働かせ
過ぎたからこんなことになったのよ!』

『ゴメン!君に無理させてしまって、許
してくれる?』

『うん!』

約20億年前から細胞内共生している2つの細胞

太古の昔から私たち生命を支えてきたミ
トコンドリア。
『私たちはお互い必要なんだね。』
『僕たちは一番古いお友達さ!』

②ミトコンドリアは助け合って、品質管理をする

ミトコンドリアを働かし過ぎると、ダウンする

      【続きです】

休まず働き続けるミトコンドリアによっ
て生き長らえる私たちの命。しかし、働
かせすぎれば当然調子が悪くなるんです
よ。ATPを作った時に出たゴミをミトコ
ンドリアが捨てないと大変なことになっ
ちゃう。ゴミと言ってもコレ、単なるゴ
ミではありません。実はコレ、活性酸素
。ATPを作り出すと同時にミトコンドリ
アが常に出している有害物質。

ミトコンドリアがATPを作る代わりに活性酸素というゴミを生み出す。

この活性酸素が私たちの健康に悪影響を
及ぼしているのだ。活性酸素が漏出する
と、タンパク質と脂質を傷つけてしまう
。それによって大切なミトコンドリアの
DNAが傷ついてしまう。すると突然変異
の原因になる。

ミトコンドリアのDNAが傷つくと、突然変異の原因になる。

するとカラダに何が起きるかと言うと、
例えば、筋肉であれば筋力の低下、ヒフ
であれば老化が進んでしまう。心臓なら
心筋梗塞を引き起こすリスクが高まる。

ミトコンドリアが傷つくと、ヒフの老化が加速する。

しかし、これを食い止める不思議な現象
も起きている。傷ついたミトコンドリア
に新しいミトコンドリアが融合して、元
気なミトコンドリアができるのだ。キノ
ウを失ったミトコンドリアと元気なミト
コンドリアが融合することで、キノウを
維持できると考えられる。ミトコンドリ
アは正常な機能を保つためにこうした品
質管理が行われているのだ。

傷ついたミトコンドリアと新しいミトコンドリアが融合して、元気なミトコンドリアができる

これはミトコンドリア同志の助け合い。
悪いヤツラを減らしているんじゃなくて
、少々、劣化していても活性のあるヤツ
らは全部残すという、助け合いをやって
いるんです。会社だったらホワイト。温
かいアットホームな人のつながりが劣化
したミトコンドリアをも大切にしてくれ
る。

会社員と同じように、少々劣化していても、活性のあるヤツラは全部残す。会社ならホワイト

何かこう、働けなくなりました、サヨウ
ナラではなく、チョット上手くいかない
人がいても、全員で全体でうまく乗り切
ろうというのが、ミトコンドリアのコス
トのかからないやり方。

チョット上手くいかない人がいても、全員でうまく乗り切ろうというのがミトコンドリアのやっているコストのかからないやり方。

ミトコンドリアが分裂して悪いヤツだけ
除けてしまえば、オートファジーという
機構があって、切り離された活性の落ち
たミトコンドリアを囲うような膜が現れ
、その切り離されたミトコンドリアを分
解して、再利用するのだ。

オートファジーという機構によって、切り離されて活性の落ちたミトコンドリアを囲うような膜が現れ、それを分解して再利用する。

古いモノをまとめて捨てるんじゃなくて
、使えるものは取っておいて、ホント、
ダメなものは消去しましょうネ、と言う
やり方。

使えるモノは取っておきましょうネ。ダメなものは消去しましょうネ。

まあ、80%のミトコンドリアのDNAが変
異しない限りミトコンドリアは正常に機
能が保たれるんですよ。品質管理!品質
管理!

       【続く】

①20億年前、ミトコンドリアはエネルギーをつくる発電所に専念できた

ミトコンドリアは細胞の中に棲むコトになった

細胞の中にあるミトコンドリア、中学生
の理科の教科書には『ミトコンドリアは
真核生物の細胞内にある小器官でエネル
ギーを作ってくれます』とか何とか書い
てありますけど、実はこのミトコンドリ
ア、もともと別の生き物だったんです。

ミトコンドリアは酸素と糖を受け取って、エネルギーを作り出す発電所。その際、二酸化炭素を出す。

それが突然、ワレワレの祖先の細胞の
中に入って来ちゃったんですよ。そして
、細胞という宿主と取り引きしたんです
よ。『オレがオマエを守ってやるから、
代わりにオマエは得意のエネルギーを作
るという発電所の仕事を担当しろよ』っ
てね。

ミトコンドリアは元々、別の生物だったのが、ある日突然、ワレワレの祖先の細胞の中に入って来た。

なぜ私たちの祖先がミトコンドリアを細
胞の中に取り込むようになったのか。両
者の出会いは約20億年も前のある日、突
然でした。
二酸化炭素で覆われていたかつての地球
が20億年以上前に急激に酸素濃度が上昇
した。このぷよぷよしたのが私たちの祖
先の古細菌アーキアという生物。それが
この時期にミトコンドリアの祖先と細胞
内共生を始めたんです。

二酸化炭素で覆われていた地球が約20億年以上前に急激に酸素が増えた。

それが上手くいったのはミトコンドリア
の作ったATPにその理由があるんです。
ATPはアデノシン三リン酸の略称。全生
物の共通通貨。ATPって生命活動に必要
なエネルギー分子。

ATPは生命活動に必要なエネルギー分子

実は私たちの祖先、古細菌アーキアにと
っての酸素は猛毒。私たちの祖先の古細
菌アーキアは酸素が大嫌いなんですよ。
で、ミトコンドリアの祖先が酸素を使っ
て消費してくれるっていうじゃありませ
んか。

古細菌アーキアとっては酸素が猛毒。反対にミトコンドリアは酸素が大好物。

ミトコンドリアの祖先は酸素が大好きで
すからねえ。酸素を使った呼吸を行うと
、発酵の約20倍の効率でATPを作ること
が出来るので、私たちの祖先の細胞アー
キアは、このミトコンドリアを獲得する
ことによって、莫大なエネルギーを作る
ことができたんです。

ワレワレの先祖の古細菌アーキアは酸素が大嫌い。ミトコンドリアの祖先は酸素が大好き。ここに両者の取引きが成立した。

私たちのカラダの中でATPを作る方法は2
つあって、1つはもともと祖先から受け継
いだやり方で、細胞の中で当を分解する
過程で生み出す『解糖系』。この時は酸素
を使わない。もう一方は、ミトコンドリ
アが酸素を使う場合で、ATPの20倍くら
いの効率で、ATPを作り出す。

ミトコンドリアの祖先が、ワレワレの祖先の細胞の中に大量に入って来た苦手な酸素を消費してくれる。おまけに大量なATP分子を作って大量なエネルギーを供給してくれた。

私たちの祖先古細菌アーキアはミトコン
ドリアと一緒になることで、一気に莫大
なエネルギーを使えるようになったんで
す。つまり、私たちの祖先は猛毒だった
酸素から身を守りつつ、進化を加速する
力を手に入れたんです。ミトコンドリア
がが無ければ、真核生物の誕生はあり得
ませんでした。

ミトコンドリアがワレワレの祖先の細胞の中に入って来なければ、20億年後の人間みたいな真核生物の誕生はあり得ませんでした。

実はミトコンドリアの側にも事情があっ
たようです。ミトコンドリアの祖先の
アルファプロテオバクテリアは、古細菌
に取り込まれる前に、自分自身で生きる
為にすべてを行っていました。しかし、
古細菌の中に入ってしまえば、過酷なカ
ンキョウのサバイバル能力は必要なくな
る。

古細菌という家に棲むことになったミトコンドリアはウイルスに襲われることが無くなった。

今までミトコンドリアは、「食べ物を横
取りされた!」とか「ウイルスに襲われ
た!」とかで『安全な家が欲しい、誰か
私を守って!』と思っていた。そこで、
古細菌の中に寄生すれば、糖の調達など
はミトコンドリア自身がする必要がない
し、ミトコンドリアはエネルギーの生産
に専念できる。つまり、めでたくWIN・
WINの関係が成立したのだ。

        【続く】

 

⑤IQの高い人は『何でも疑ってかかる』

IQの高い人(ニュートンはリンゴが木から落ちるの見て、地球が引っ張っていることに気ずいた)

IQの高い人は『何でも疑ってかかる傾
向がある。』それはクセみたいなもんで
す。ウラに何があるのか、何故それが信
じられているのかって部分まで突っ込ん
で考えようとする。もうこれは頑固なん
てもんじゃない。『知的な慎重さ』。何で
も鵜呑みにしないで、しっかり検証する
姿勢なんですよ。

『知的な慎重さ』何でも鵜呑みにせず、しっかり検証する姿勢を持つ。

だから周りからはやたらと『慎重で疑い
深い人』って思われるけど、本人の中で
はムジュンを見逃せないという強い知的
な欲求がある。だから『変わっている』
と言われる。それだけ世界を真剣に見て
いるってこと。

『変わってる人』

何か頭がイイって聞くと、何でもスラス
ラできる万能人って思ってたけど全然違
う。IQ高いってのは単に知識量が多いと
か、計算が早いとか、そういう話じゃな
い。深く考え過ぎちゃったり、細かすぎ
たり、一人が好きだったり、チョット変
わって見えるのも、その人なりの『世
界の見え方』なのだ。

一人が好きなのも、その人なりの『世界の見え方』なんです。

フツーと違うってことはウラを返せば、
『誰にも見えない何かに気ずいているこ
と』でもあるのです。ワレワレが見てい
るのと見え方の違う可能性がある。だか
ら『周りとは違うな!』と思う人がいた
ら、それは弱みじゃなくて、強みかもし
れません。

フツーと違うのは『誰にも見えない何かに気ずいている』のかもしれません。

そんなのを考えていたら、周りに何人か
思い当たる節がある。今、思い返せば、
過去にもそんなヤツがいました。『変な
ヤツだなあ!』と思っていたけど、実は
彼らはモノの見方、考え方のモノサシが
ワレワレのと違っていたのだ。同じモノ
を見ていても、彼らの頭ん中には違う世
界が広がっていたのかもしれません。

④IQの高い人の特徴は『細かい違和感にすぐに気がつく』

IQの高い人

IQの高い人は『細かい違和感にすぐ気
がつく』っていう能力を持っている傾向
があるんですよ。違和感ってどんなのか
と言うと、誰かの言葉のチョットしたト
ーンの変化とか部屋の空気がいつもとは
違うとか、他人がスルーするようなレベ
ルの変化にすぐ気がつく。

IQの高い人は『細かい違和感にすぐ気がつく』

まあ、『認知の解像度が高い』ってことが
関係している。つまりIQの高い人は『脳
のセンサー』が高性能。周囲の情報を一
気に広範囲にキャッチして、しかもそれ
を高速で処理する。だから他人が見落と
すような微妙な変化でもすぐ気ずける。

脳のセンサーが高性能なので、周囲の情報を一気に広範囲にキャッチし、しかもそれを高速で処理する。

これが原因で情報過多になってしまい、
無意識に疲労を貯めちゃん人も多い。い
わば脳とか五感とかが常にフル稼働して
いるようなもの。だから彼らは一人の時
間が必要なんですよ。情報の整理・整頓
をするために、静かなカンキョウで感覚
をオフにしたくなる。

情報過多で無意識に疲労を溜め込んでしまう。脳や五感がフル稼働している為、一人の時間が必要なんです。

だからIQの高さってのはただ『頭がいい
』ってだけじゃなくて、見えすぎる世界
にどうお付き合いをするかっていう課題
も背負っているんですよ。

③IQの高い人は一人の時間を愛し、部屋が汚くても気にしない

IQの高い人

IQの高い人の特徴は『一人の時間を
こよなく愛す』ってこと。IQの高い人
ほど集団でワイワイするよりも静かで落
ち着いたカンキョウを好む傾向があるん
ですよ。

IQの高い人は『一人の時間をこよなく愛する』

一人の時間ってのは思考とか感性のメイ
ンテナンスタイム。脳の処理能力の高い
人って、常にいろんな情報を拾ってアレ
コレ考えちゃうから、一人になってそれ
を整理する時間が必要になる。もともと
頭の中が忙しいから一人になってクール
ダウンする。

脳を整理しクールダウンする必要がある

研究でもIQの高い人ほど社交的は活動の
頻度が低い結果が出てるし、自分だけの
世界に没頭している時間こそが、最高の
充電になってるってワケ。実際、他人を
避けてるんじゃなくて、内面の世界を優
先してるだけ。

自分だけの世界に没頭している時間こそが最高の充電になっている。内面の世界を優先しているだけ。

次にIQの高い人の特徴は『部屋が汚いけ
ど、気にしないタイプが多い』まあ、外
の秩序よりも内側の論理を優先している
だけ。机の上がカオス(ぐちゃぐちゃ)で
も頭ん中はちゃんと整っていて、自分な
りのルールで整理されているから、他人
には散らかって見えても、本人にとって
は機能的な秩序ってワケだ。まあ、思考
の自由度を優先しているだけだ。

IQの高い人は部屋の中が散らかっていても自分なりのルールで整理されているから気にしない

『カオスの中にこそ創造が生まれる(創造
の本質はカオスである)』という言葉もあ
ることだし、論理と秩序を最優先してい
るからこそ、外見的キレイさにこだわり
がないのだ。

ゲリラ豪雨は『大気の川』の1つ

『大気の川』

世界人口の半分が1年間のうち、1ヶ月
は深刻な水不足に悩まされています。
瀬戸内気候の小雨地方で育ったワタク
シの小さい頃は、夏の何日間は断水し
ていました。水が足りないんですよ。
だから、降った雨は池に貯めた。
『溜め池』と言います。

香川県の溜め池

北海道に来て素晴らしいと思ったのは、
水に何の苦労もしないということです。
だって冬の間、雪と言う形で水を山に貯
蔵しているんですもの。春になったら、
勝手に流れて来るその水を使う。

北海道は水を雪の形で山の上に貯蔵している

ところで、ゲリラ豪雨と言って、極端な
雨が突然降るコトがあります。ゲリラ豪
雨のような極端な雨、コレ、地球温暖化
に伴って、大気中の水蒸気が増えて、大
量の水蒸気が集まった『大気の川』とい
う現象。

ゲリラ豪雨も『大気の川』の現象の1つ。

『大気の川』って、いったい何のこと?
図を見ると、色が濃いほど水蒸気が多い
ことを示しています。赤道付近は水蒸気
量は多いのですが、注目すべきはそこか
ら南や北へ大きく流れている部分。こう
した水蒸気の流れを『大気の川』って言
うんですよ。

色が濃いほど水蒸気が多い。赤道付近は水蒸気の量が多い。そこから南や北へ大きく流れている部分。こうした水蒸気の流れを『大気の川』と言う。(オガワ工房)

『大気の川』は日本にも大きな影響を与
えているんです。それが6~7月にかけて
発生する梅雨前線、これも『大気の川』
の1つ。上空に『大気の川』が流れ込ん
で来る場所では、大量の雨が降りやすく
なるんです。『大気の川』からずっと水蒸
気を提供しているので、線状降水帯にな
りやすい。

上空に『大気の川』が流れ込んで来ると、水蒸気がたくさん線状に集まるので、線状降水帯になりやすい。

地球温暖化の気温上昇で『大気の川』の
発生頻度と水蒸気量も増えています。そ
れは全球的な(地球規模の)上昇傾向です。
アメリカの研究チームによれば、平均気
温が2度上昇したら、『大気の川』の発生
頻度は1,3倍に増えるらしい。

『大気の川』

水蒸気のバランスが崩れると、ある地域
では大雨が増え、一部の地域では乾いて
しまうという不均衡が生じます。温暖化
にしろ、水源破壊にしろ、地球上の水の
量は変わってないんですよ。極端なだけ
です。水蒸気を知ることで災害の原因や
傾向を知ることが出来るんです。

森林が失われると水蒸気が減り、雨が減る

マレーシアのボルネオ島

地球の表面の70%は海。この大量の水
が生命をはぐくんで来ました。でも近年
、その水のバランスが崩れています。
地球の水は、太陽によって温められた海
の水が水蒸気となり、それが雨となって
陸に戻る。陸地に降った雨は川や地下水
となって、再び海に運ばれることで一巡
りするとされています。

水の循環

森林と水蒸気の関係を調べている人がい
て、森林が失われると、それに合わせて
雨が減るということがわかりました。空
気の動き自体も変えてしまう。その顕著
な例がボルネオ島。ボルネオ島では40年
間で森林面積がおよそ3分の2に減少。そ
れと共に年間降水量が徐々に減って来た

大量の水蒸気を与えられた大気は上昇し、すると周囲から水蒸気を引き込みやすくなる。

森林は樹木の葉から水蒸気を出すだけじ
ゃなく、受けた雨を蒸発させることでも
水蒸気を大量に放出しているんですよ。
大量の水蒸気を与えられた大気は上昇す
る。すると周囲から水蒸気を引き込みや
すくなり、その水蒸気が雲を作って雨を
降らせるメカニズム。

水蒸気が雲を作って、雨を降らせるシステム。

森林がなくなると、空気の流れがなくな
る為、雲が出来ず、雨が降らなくなる。
森林はこの水蒸気のバランスをうまくと
る機能があるんですよ。

森林がなくなると、空気の流れがなくなる為、雲ができず、雨が降らなくなる。(オガワメモ)

 

②IQの高い人って集中すると、時間の感覚がなくなる傾向がある

IQの高い人は集中すると時間の感覚が無くなる

IQの高い人って集中すると、時間の感
覚がなくなるんです。IQの高い人の場
合は、ただの夢中じゃなくて、『フロ
ー状態』ってヤツ。『フロー状態』って
心理学では、何かに没頭して時間も周
囲も忘れてしまう状態のこと。

IQの高い人は、何かに没頭して、時間も周囲も忘れてしまう『フロー状態』になることがある

まるで脳が1つの目的に一直線になるよ
うな感じだ。彼らはこの状態に入りや
すいっていう研究報告もあります。しか
も外の音も時間も、何なら自分の感情
すら一時的にシャットアウトして頭の中
でフル稼働している。

外の音も時間も何なら自分の感情すら一時的にシャットアウトして頭の中がフル稼働している

『ゴハン醒めるよ!』と言っても、ゴハ
ンも忘れる程集中する。気がついたら何
時間も経っていたことが平気であるんで
す。

母親が『ゴハン醒めるよ!早く食べなさい!』と言っても、フロー状態なので耳をシャットアウトしている。

また彼らは興味のあることに関しては、
異常なほどに集中力を発揮する一方、興
味の無いことに関しては、ビックリする
ほど無関心っていう偏りがあるんですよ
。それが彼らの脳の処理の仕組み。

興味のあることに関しては、異常なほど集中力を発揮する一方、興味のないことに関しては、ビックリするほど無関心。

知能の高い人の脳って、リソース配分が
スゴク明確。『これは価値あるな』と判
断したものには全力を注ぐ。逆に価値ね
えなと感じると、とことん放置だ。

①IQの高い人は、雑談が苦手な人が多いんです。

IQの高い子

IQ(知能指数)って世間では、頭がいい
・悪いを比べる時によく使いますが、
一般的には複雑な式を使って出すので
難しいから、ここでは小学生にでも理
解してもらえるような感じで話すとこ
うなる。

IQの分布は一般的にはベルカーブで表される

例えば、10歳の小学5年生が15歳の高校
1年生の数学の問題が解けたとします。
IQ≒15歳/10歳 ×100=150 IQは150
でこの子は頭がいいと言われます。

小学5年生が5年生の問題が理解できれ
ば、IQ≒10歳/10歳 ×100=100 IQ
は100でこの子は普通だと言われます。

IQが120の子は『頭がいい!』と言われる

ところで、IQの高い人って、雑談が苦
手だったり、一人になりたがったり、
机の上や部屋の中がゴチャゴチャでも
気にしなかったり、まあ、それこそが
本物の『知性の証』なのかもしれませ
ん。

IQの高い人は雑談が苦手?

IQが高い人ってのはただ知識があるだ
けじゃなくて、まあ物の見方が独特。
では始めます。

IQの高い人って、実は雑談が苦手な人
が多いんですよ。『今日は天気がいい
ですね。』みたいな表面的な会話より、
『なぜ人は、空が青く見えるのか?』
みたいな会話の方が心地よく感じるんで
す。つまり『意味のある会話』を好む。

皆んなでワアワア騒ぐ雑談よりも、『なぜ、空は青いのか?』みたいな意味のある会話を好む。

脳の思考が自動的に深い層に向かってし
まうから、どうしても日常の雑談に違和
感を覚えてしまう。決して社会性がない
ワケじゃないんだけど、雑談の途中で
『何でこんな話をしているんだろう?』
ってふと孤独感を感じることがあるらし
い。IQが高い人程『話が通じる人』が限
られてしまう。だからこそ、自然に深い
話ができる相手を探しているわけだ。

『何でこんな話をしているのだろう?』と一人で孤独感を感じてしまう

頭ん中では常に『意味』や『背景』を追
い求めているから、表面的な会話だと脳
が退屈しちゃうんですよ。もしかしたら
、自分の周りに天才さんがいるかもしれ
ません。ボーっとしてたら、天才さんが
逃げちゃうかもしれませんよ。

 

 

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