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正義の話

『悪』でも『自分とは違う正義があるんだ』と理解してください。

悪者は嫌われるけど、悪者がいなければ
、正義もいない。悪には悪なりの正義が
あって、誰かにとっての正義は誰かにと
っての悪になることもある。要は人と人
がぶつかり合う時、どっちかだけが正し
いってことはなくて、実はどっちも正し
いってことが殆んどなんですよ。

悪には悪なりの正義がある

悪者にしか見えないバイキンマンも、本
人は自分が正義だと信じている。逆に言
えば、バイキンマンから見たアンパンマ
ンは悪者だってことなんだ。だからね、
どんな人も責めちゃいけないし、それが
たとえ罪であったとしても、罪を憎んで
罪人を憎んではいけないんだ。

アンパンマンは『正義』だと皆んなは言うけれど、バイキンマンから見たアンパンマンは自分を邪魔する『悪者』。

本当に大切なことは相手を『悪』って決
めつける事じゃなくて、『自分とは違う
正義があるんだ!』と理解することなん
だよね。

 

 

ミサイルUターンシステム

ミサイルを撃つと撃った場所にUターンする

中国が日本に向けて核ミサイルを撃って
も、『あ~っ』て戻って来ちゃったら、
もう二度と撃てないですよね。コレ、技
術的には可能なんです。しかもコレね、
開発した学者がいるんですよ。

Uターン

『ドクター中松さん』。

東京都知事選挙の公約がコレだった。

ドクター中松

中国が核ミサイルを持っています。日本
もそれに応じようとしたって、そんなの
無理ですよね。だから撃つたびに戻って
来ちゃったら、バカらしくてもう撃てな
いですよ。そしたらもう世界から核なん
か無くなる。撃つたびにドンドン戻って
来ちゃって。

『お~こわっ!』。ミサイルを撃つたびに、自分の所に戻ってきて爆発しちゃった。

こんなミサイルUターンさせる技術があ
れば、もう無敵でしょう。

なぜ毒のある生物がいるの?

毒の研究では『世の中のものは全て毒』
と言う考え方が基本。カレーの材料のう
ち、カレー粉・肉・ジャガイモ・玉ねぎ
・サラダ油の中で毒があるものはどれ?
ジャガイモは芽に毒がある。ソラニンと
いう毒で、食中毒になる畏れあり。で、
さっきの正解の答えはスベテ毒。教えて
くれたのは北大大学院獣医学研究院の
石塚真弓教授

毒性学の世界では『世の中のモノはすべて毒』という考え方

食べ物・飲み物はいろんな化学物質から
できていて、毒でない化学物質はありま
せん。じゃあ、毎日毒を摂っても大丈夫
?と言う話ですが、大丈夫なんですよ。
毒を食べたり、飲んだりしても、大丈夫
。なぜならヒトには毒をカラダの外に追
い出す力があるから。

人には毒をカラダの外に追い出す力がある。

その力を超える量の毒を摂りすぎるると
、中毒などの症状がでる。水も空気も薬
も摂り過ぎたら毒になる。水は8リット
ル以上飲むと危険だし、酸素も多すぎる
とカラダの中がボロボロになる。まあ、
普通はカラダを守る力が毒よりも強いか
ら大丈夫。

水も空気も摂り過ぎたら毒

クスリもそう。毒の量が多いか少ないか
が毒とクスリを分ける。ところで、どう
やって毒をカラダの外に出すのかと言う
と、吐いたり、お腹を壊したりしてカラ
ダの外に出す。

毒の量が多いか少ないかで毒とクスリを分ける

毒の形を変えて早くカラダの外に出した
り、毒をカラダにくっつかないようにし
て生きる動物もいます。例えばフグ。フ
グは毒(テトロドトキシン・青酸カリの
1000倍以上の毒性)を体内につくるので
、バイキンが作った毒を食べ、カラダ
にくっつかないようにして身を守る。
毒を摂り込んでも大丈夫なように、毒が
フグのカラダにくっつかない仕組みにな
っています。

フグは体内に毒をつくる

毒を持つ生き物は毒でカラダを守ったり
、獲物を獲ることに使っているんですよ
。植物もムシや動物に食べられないよう
に毒を持っているし、花を咲かせたり、
枯れさせたりするのも化学物質によるも
の。

毒で身を守る・毒で獲物を獲る

植物の化学物質が動物にとって毒のなる
ことがあるんです。例えばコアラの食べ
るユーカリ。ユーカリにはいろんな毒が
入っているんです。それを食べるコアラ
の盲腸は2メートルもあって、発酵させて
毒を分解している。長い腸が必要なんで
す。でも栄養が少ないから1日の大半を寝
て過ごしています。

コアラは2メートルの長い盲腸で毒を発酵させて分解している。

ところで、植物の毒がカラダに入る草食
動物の方が、肉食動物よりも毒を体外に
出す力があるんですって。まあ、単純に
考えれば、シマウマとライオンが同じ毒
の植物を食べれば、シマウマのほうがカ
ラダの回復が早いということだ。

②江戸城の傀儡師(かいらいし)・一橋治済

 

こちらはビートルズを操る傀儡師(かいらいし)

    【続きです】

ところで、徳川吉宗・田沼意次・松平定
信というこの3人ははっきり、それまで
の幕府政権と違うことをやっています。
いくつも官僚制を取り入れ、法制度を整
え、学校を建て、外国からの知識を導入
、そんなのを3回やってみたわけです。こ
の3人が。

だけど、江戸城の怪人・一橋治済(はるさ
だ)の登場によって、それらがストップし
、天保になって西洋の知識を入れようと
した人達を捕まえて、牢屋に入れて殺し
始めるんですよ。

一橋治済は天保になって、西洋の知識を取り入れようとした人達を捕まえて、牢屋に入れて殺し始めた。

この時期って西洋が日本に迫っていて、
新しい技術とか統治方法とかを入れて政
府の形を変えていかないとダメな時に治
済たちはのほほんと過ごしていた。
1800~1850年の頃ですよ。

江戸城の怪人・一橋治済が亡くなって26
年後、黒船がやって来て開国せよと。そ
んな弱体化している幕府で延命しようと
したって無理ですよ。黒船、甘くないで
す。

ペリー来航

政治って本能とか感情とか欲とかいうも
んで出来上がってて、俗な面があるんだ
けど、俗な面だけでやってちゃダメ。知
性とか知識、理想とか能力とか練達と言
うようなものが、一方で要求されるんで
すよ。

『政治って本能とか感情とか欲とかいうもんで出来上がってて、俗な面があるんだけど、俗な面だけでやってちゃダメ。』

一橋治済の周りで言ってた言説はワカル
んですよ。例えばこう言っている。
『いやあ、定信とかああ言う人たち賢そ
うだけど、政治って賢さでやるもんじゃ
ないよね。いくらでも勉強出来るヤツは
いるけど、政治の世界ってのはそういう
んで出来るんじゃないんだよ。オレ達が
決断できたのをやるんだよ。』
って言ったら、周りが『オオ!』みたい
なね。

歴史学者の磯田道史さん

実際そうなんですけど、一橋治済さん、
歴史を知らないんですよ。両方デキるヤ
ツがいるんですよ。俗なものを理解しな
がら、知性・知識・理想・能力を使って
、柔軟に対応していくヤツがね。その人
たちが多数者の幸福を実現していくんで
す、と歴史学者の磯田道史さんが言って
おりました。

       おしまい

①江戸城の怪人・一橋治済(はるさだ)

 

息子の第11代将軍・徳川家斉(左)に子供を産んで産んで産みまくれ!と圧力をかける父である江戸城の怪人・一橋治済(向かって右側)

うちのスタッフのA達さん、世田谷生ま
れで、高校時代、東京メトロ九段坂駅で
下車して学校に通っていたという。九段
坂って、あの皇居(江戸城)入り口の田安
門のあたりで、江戸時代中期の御三卿の
1つである田安家のあった場所。今その
辺りには1966年にビートルズが日本公演
を行なった日本武道館が建っています。

日本武道館の最寄りの駅が東京メトロ九段下駅

田安家というのは幼少期の松平定信が過
ごした家。『歴史が動いた所を歩いていた
んだね』と言うと『そうなんですか!?』
とビックリしていた。

田安門から日本武道館に入る

今回はその御三卿の1つ、一橋家から出
た『江戸城の怪人・一橋治済』のお話で
す。

江戸時代の御三卿はこうやってできまし
た。江戸時代中期8代将軍吉宗は将軍の
跡継ぎをスムーズに決めるために、1つ
の手を打ちました。将軍に世継ぎとなる
跡継ぎがいない場合、次期将軍の輩出す
る家を創設しました。

将軍に世継ぎが居ない場合、次期将軍の輩出する家を御三卿という。

吉宗は3男宗武に江戸城・田安門内に屋
敷を与え、田安家とした。4男宗伊(むね
ただ)には一橋家を構えさせた。更に9代
将軍(家重の次男)重好が清水家を興す。
それまでの尾張・紀伊・水戸の御三家に
加え、田安・一橋・清水家からなる御三
卿が誕生した。

江戸城

これで将軍の血筋は安泰、後継ぎ争いは
なくなるハズだった。だが皮肉なことに
、この御三卿から一人の怪物が誕生した
んですよ。その人物こそが何を隠そう、
後に江戸城の怪人と呼ばれる一橋治済
(はるさだ)です。

江戸城の怪人・一橋治済(はるさだ)

 第8代~14代の徳川将軍家

徳川御三卿の一角・一橋家の当主だった
治済は政治の実権を握るために、数々の
政治工作を企てた。徳川宗家の方々が持
っている資料に『治済は陰謀に長けた人
物である。』と書いてある。今NHK大河
でやっている『べらぼう』の治済よりも
もっと腹黒いようだ。

NHK大河『べらぼう』の一橋治済

一橋治済は幕府や大奥相手に巧みに立ち
回り、そして自分の息子・家斉を将軍家
の座に付かせることに成功。更に家斉が
成した多くの子を全国の大名家に送り込
む治済は将軍の父・大名たちの祖父と言
う立場を足掛かりに政治を思いのまま操
ろうとしたんですよ。まあ、江戸城の怪
人・傀儡師(かいらいし・操り人形を操る
人)ですよ。

ビートルズを巧みに操る傀儡師(かいらいし)

そんな野望に歯止めをかけようとしたの
が松平定信(老中)。定信は治済により老
中に引き上げて貰ったんだけど、将軍を
操る父・治済の野望にクサビを打ち、
『六十余州は朝廷からお預かりしている
もの。かりそめにも将軍自身のものと思
われてはなりません。』と、血縁という
本能で政治を動かそうとする一橋治済に
対して、松平定信は理念の力でクギをさ
しました。まあ、結果的には松平定信は
、老中職から追放されるんですけどね。

一橋治済に老中に取り立ててもらった松平定信だが、将軍の父というのをいいことに幕藩政治・大奥の人事に口を出す治済の野望にいろいろクギを差した。

だいたい、将軍の跡継ぎに押し込むこと
ができる父さんは政治の天才な人が多い
ですから、まあ、一橋治済もそうだった
んでしょうね。我が家こそが将軍家を牛
耳ろう、一橋ファーストです。何とかフ
ァーストと言う場合、必ず身内がファー
スト。必ずしも国のことを考えているわ
けではありません。『アメリカファース
ト』と言っているランプ大統領(仮称)、
まあ、見てりゃ分かります。

『アメリカファースト』を掲げるランプ大統領

この人、徳川将軍番外編と言ってもいい
ほど、将軍以上に日本史に大事な人。有
名な家光とか吉宗とかが日本史に影響を
与えたことは私たちは日本史で習って、
良く知ってるんですが、まあ、それに近
いくらい、江戸時代の歴史にエイキョウ
を与えた人物、ひょっとすると、それを
上回るかもしれません。

       【続く】

レオナルド・ダ・ヴィンチの『学問は1つ』(後半)

      【続きです】

絵とは関係ないんだけど、ちょっと内臓
も見たくなるわけです。『あ~、こうな
っているんだ!』もはや胃とか腸とか絵
に関係なくなるんですよ。面白くなって
興味が湧いて来たもんだから、だってめ
くったら見えるんですから。

まあ、そりゃあ見ますわな。ほら、エロ
雑誌だって、袋とじがあるでしょ。開い
たら見えるんですから。それと一緒です
よ。どうなってるか、気になるじゃない
ですか。

エロ本

またキャンパスに戻って人を描いている
時に『ん?』ってなるわけですよ。する
と人体を開けたくなるわけですよ。馬で
はこうなっているが、どうも人はちょっ
と違うらしいぞ!どこから手に入れたの
か知りませんが、人の遺体を持ってくる
わけですよ。そしてロウソクを立てて切
り刻んでいくんですね。

レオナルド・ダ・ヴィンチは人の遺体を持って来て、ロウソクを立てて切り刻んでいく。  『はは~ん、こうなっているのか!?』

皮を剥ぎ、肉を剥ぎ、骨を見て分解し、
『はは~ん、こういう事か!』と絵を描
くわけですよ。すると大芸術家になり、
医学者になっちゃった。ロウソクを立て
て絵を描いていると、『光って何だ?』
ってなるわけですよ。『影って何?』や
っぱ、絵を描くと光と影がありますよ。

光と影の性質が理解できたら、もっとい
い絵が描けるんじゃないかと思って、ロ
ウソクを立ててロウソクの光がどのよう
に広がって行くのか研究するわけです。
光と影の研究ですよ。もう完全に物理学
者です。夜空を見上げたら、星が出てて
星の動きが気になり始める。天文学者で
す。

そうやっている内に、それぞれの分野で
それなりの業績を残しちゃったんですよ
。彼はただ絵を描きたかっただけなんで
す。絵を描くために必要なことをやった
だけなんです。でも今の基準で評価した
ら、これは何々学れは何々学と分かれて
来るんですよ。

本来、学問は1つなんです。それを便宜上
、分けているだけなんです。枠なんて最
初からないんです。1つできる人は上手
にやれば2つも3つもできちゃうんです
。2足のわらじを履いたらどうのこうの
と言いますけれど、ダ・ヴィンチは1足
のわらじを履いたつもりなんだけど、振
り返ったら100足のわらじを履いていた
みたいな形ですよ。

本来は『学問は1つ』

専門家も必要なんですけど、総合的な物
事の考え方ができる人ももっと大切にな
ってきますし、必要です。学問は1つ。
学問の壁によって、自分の可能性を削っ
てはなりません。

福沢諭吉先生も『学問は全部繋がっておる』と言われておる。

世阿弥も言っています。
『一芸は万芸に通ず』と。
日本人でダ・ヴィンチに対抗できるの
は、空海和尚か平賀源内先生か?!

平賀源内は本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業者、戯作者、発明家、俳人、欄画家など、多彩な顔を持つ。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『学問は1つ』(前半)

学問の世界は広すぎて、どのくらい広い
のかと言うと、1分野研究者数人程度。
もう10人も20人もいりません。例えば、
文系と理系があって、理系でも熱学とか
力学があって、力学の中でも流体力学と
か流動学とか何とかがあるわけです。

ドンドン細分化されていって、大学だと
ザクッと学ぶ。大学院に行ったら、特定
の1つの分野です。博士課程にいったら、
だいたいその分野で研究している人は地
球上で数人程度です。『一領域・1分野・
研究者数人』です。だから学問の世界っ
て細分化されているんですよ。学問は1
つ。

『1領域・1分野・研究者数人』です

だけど、理系と文系の両方ができる人っ
てスゴイですよね。文学の知識もあり、
医学の知識もあり、芸術のセンスもある
。フツー、1個極めるのも大変なことです
。ところが、レオナルド・ダ・ヴィンチ
と言う人がいて、まあ、あのルネサンス
の頃ですかね、一番有名なのがパリのル
ーブル美術館に飾られているモナリザで
すよ。ダ・ヴィンチをよく調べてみると
、ただの画家じゃないんです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

ルーブル美術館に飾ってある『モナリザ』

例えば彼が描いた人体図。これはですね
、医学を200年進めたと言われてるんで
す。彼は画家ですよ。アーティスト。そ
の彼が医学の分野を200年進めた。彼は
人体の解剖図を始めて描いた。

医学を200年も進めた人体の解剖図

世界で初めて飛ぶヒコーキを作ったのは
ライト兄弟ですが、それよりも何百年も
前にダ・ヴィンチがヘリコプターの原理
を説明した仕様書を作っているんですよ
。実際その通りのものが何百年か後にで
きるわけです。

ヘリコプターの原理を説明した仕様書

ダ・ヴィンチは物理学者としても有名で
すし、医学者としても、天文学者として
も有名なんですよ。そんなこと、できる
の?できたんです。1個極めるのも人生
全部費やしたってできやしないのに。

R・ダ・ヴィンチは天文学者としても有名

どうやって出来たかと言うと、これ、実
は原理は簡単なんですよ。ダ・ヴィンチ
は『物理やっちゃおうかな?天文学も医
学もやっちゃおうかな?』そんな感覚じ
ゃないんです。ダ・ヴィンチはひたすら
絵を描きたかっただけなんです。

ダ・ヴィンチはひたすら馬の絵を描きたかった

いい絵を描きたい。キャンパスに向かっ
て動物を描き、人を描いているうちに
『う~ん!』と悩んだらしい。馬の絵を
描いていた時、馬の皮膚の内側ってどう
なっているのかなあ?って興味を持つわ
けですよ。この構造がもしわかったら、
いい絵が描けそうな気がすると。

ダ・ビンチは人を描いている内に『う~ん!』と悩んだ。

そこでどこから手に入れたのか知りませ
んが、馬の死体を運び込むわけですよ。
当時まだ電気がありませんから、ロウソ
クを立てて、そこで馬の解剖をするんで
すね。そしてまず皮膚を剥いでみる。筋
肉が見えるわけです。

『は~、こうなっているのか!あっ、だ
からここで、あっ、なるほどね。』と言っ
て、キャンパスに向かって絵を描くわけ
です。また描いていると、『ん?』ってな
って気になる所をまた剥いでみるわけで
すよ。

もう筋肉だけじゃなくて骨にまで興味が
出て来るわけですよ。ココちょっと外し
て、『あっ!ココこうゆうふうに骨が繋
がっているのね!』『あっ、だからこうい
う形をしているのか、はは~ん。骨のコ
コとココが筋肉で繋がっていて、はは~
ん、なるほどね!』って言って絵を描く
わけですよ。

        【続く】

鼻水の正体

『昨日から鼻水が止まらない』とうち
のスタッフが言っておりました。
『カゼ?』鼻をかんでもかんでも鼻水は
次から次へと出て来る。一体どこから出
て来るのか?これは耳鼻科の先生の領域
なんだけど、まあ、口の中と鼻の中は繋
がっていることだし、まあいいか。

鼻の中はチョット濡れている『粘膜』と
いうもので覆われています。ここは常に
湿っている必要があって、そのために粘
膜から染み出した分泌液が鼻水。何で湿
っている必要があるのかと言うと、乾い
た空気をそのまま吸うとカラダのなかの
水分が奪われてしまうんですよ。そうす
ると細菌やウイルスがカラダの中に入っ
て来やすくなる。

鼻の中はちょっと濡れた粘膜で覆われています

鼻の中には線毛という細かいトゲトゲが
あって、細菌などカラダの中で悪さをす
るものを捕らえて鼻水と一緒に外へ出し
ているんですよ。で、鼻水がたくさん出
る時って言うのは、線毛がウイルスや細
菌がカラダの中へ入って来たことに気ず
いて、カラダの中から外へ追い出そうと
している時なんです。まあ、ファースト
ステージが始まりましたよ、っていうイ
メージです。カラダの中で悪いモノと戦
っているってこと。

線毛が、ウイルスや細菌がカラダの中に侵入して来たことに気づき、カラダの中から外に追い出そうとしている。

で、鼻水って透明な時もあれば、黄色や
緑色っぽいこともあるんだけど、昔よく
公園などで、黄色っ鼻をズルズル垂らし
た鼻垂れ小僧たちが遊んでいました。そ
ういう子供達って意外と元気なんですよ

昔、公園で黄っ鼻をズルズル垂らしながら遊んでいる子供をよく見かけた。

『オメー、風邪ひいているだろう!』
と言っても、鼻ズルズルして
『ひいてねえよ!』
って言うんですよ。
『ひいてるじゃねえか!』。

鼻水だけで悪いモノを追い出す時は透明
になる。鼻水が黄色や緑色っぽいのは
『白血球』がウイルスや細菌を見つけて
攻撃し、追い出そうして戦っている時で
す。白血球も戦死するんですよ。その死
骸が鼻水に混じると鼻水は黄色や緑色っ
ぽくなる。

白血球が細菌・ウイルスを見つけて攻撃します

鼻水が多くなったら、何者かが鼻を通じ
てカラダの中に侵入しようとしているっ
てことです。まあ鼻水が出るのはカラダ
が頑張ってくれていると思えばいい。

タンパク質が歩く(後半)

歩くタンパク質

      【続きです】

キネシンがいろんな荷物を運びながら走
り回っているワケですよ。コレ、何かと
言うと『タンパク質』私たちが食べたも
のからタンパク質を作っている。生きて
はいませんが、動くんですよ。だから動
くから生命っていうわけじゃなくて、食
べ物とか酸素とかから細胞内の中がエネ
ルギーを作るんです。

キネシンの足元にミトコンドリアから作られたエネルギーのATPがばら撒かれる。

『キネシン』の正体は食べ物や酸素から
作られた、エネルギーを利用して動く
『モーターたんぱく質』。例えば、ワタ
クシたちが感じる喜びは『モーターた
んぱく質』のキネシンが関係しています

細胞から細胞へシャワーのように噴き出
すのは感情をつかさどる神経伝達物質。
これを受容体と呼ばれるもので受け取る
ことで、ワタクシたちの感情が生まれま
す。実はこの仕組み、細胞内を歩くキネ
シンたちのおかげで成り立っているんで
す。

神経伝達物質がドバァーっと出る

ここは神経細胞の中心部。たくさんの物
質が浮かぶにぎやかな世界。細胞の中心
部ではこうした物質が絶えず生み出され
ています。

ここは神経細胞の中心部

『あっ、丸い玉が見えてきました。細胞
内の荷物(小胞)です。この中に感情の元
となる神経伝達物質や受容体が入ってい
ます。』『あっ、キネシンがレールに降り
立ちました。』単なる物質であるにもか
かわらず、まるで生きているかのように
、2本足で歩き始めました。

実はキネシンが感情の元を運んでくれな
いと、ワタクシたちは喜怒哀楽を感じま
せん。周りを見ると、他にも沢山のキネ
シンが荷物を運んでいます。その数は神
経細胞1つにつき約200万~1000万もい
ると考えられています。

おや、こっちには形の違うものが動いて
います。こっちは3本のキネシンたちが
協力しながら荷物を運んでいます。あっ
ちにはちょっと形が違うものが動いてい
ます。4本足で動くダイニンです。

3本足のキネシンたちが協力しながら運ぶ

4本足で反対方向に歩いて行くダイニン

ダイニンはキネシンとは逆の方向に荷物
を運びます。つまり、細胞の外から来た
荷物を中心に運んでいきます。キネシン
、ダイニンが逆方向に進むことで細胞内
の荷物が適切な場所に運ばれるんですよ

②免疫細胞はアレルギーの原因の1つの花粉を、寄生虫と勘違いしたらしい

イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に載って忙しくなった茂呂さん

      【続きです】

茂呂さんたちが、この細胞を見つけるま
では、自然免疫というのはマクロファー
ジとか樹状細胞という大きな免疫細胞が
食べるというお仕事をするのが、自然免
疫だと言う風に思われていました。でも
、『ILC2』は食べない細胞だった。

それまで、自然免疫は食べる細胞だと考えられていましたが、茂呂さんの見つけた自然免疫『ILC2』は食べない細胞だった。

従来の認識は『自然免疫は食べるのが仕
事』。新たな認識は『自然免疫にも指令
を出す系統がいる』。アレルギーの世界
では獲得免疫が主役で自然免疫はワキ役
だと考えられて来ました。

アレルギーと言う病気自体が杉や食べ物
にしろ、間違って認識するのは獲得免疫
だけなので、自然免疫というものは抗原
(アレルギーの原因)を間違って認識でき
ないので、あんまり関係ないだろうと考
えられて来ました。自然免疫も主役の1
つであったということです。

寄生虫がいる時に『ILC2』がドンドン
活性化してくれて、粘液を出すってこと
は、寄生虫を排除するためにはとてもい
い事ですが、これがですね、同じメカニ
ズムが花粉のようなアレルゲン(原因物
質)が入って来た時も、粘液を増やすこと
が起きていたんですよ。

寄生虫の代わりに花粉が入って来ても自然免疫『ILC2』は寄生虫と勘違いして、せっせと粘液を増やすんですよ。

まさに『ILC2』はカラダの粘液に侵入し
てきたものが、寄生虫でなく、花粉の場
合も、その刺激によって危険シグナル
『IL‐33』が放出されると自動的に活性化
。寄生虫侵入と同じ状況を作ってしまい
花粉を追い出すために、せっせと粘液を
増やす。これがアレルギー反応となって
現れるのだ。

寄生虫の代わりに花粉が来ても、『寄生虫が来やがった!』と勘違いして、寄生虫を体外に追い出すために、せっせと粘液を増やすんですよ。

相手が何か明確にわかってないのに危険
信号を受け取っちゃいますからね。まあ
、それが自然免疫のおバカさんなところ
です。

『寄生虫か何か知らないけど、何かが来たので何とかしなくちゃ!』と思って、粘液を増して体外に追い出す。

『ILC2』というう細胞は『I‐L33』が出
てくると、『あっ、何かしなくちゃ!』と
いうことで、鼻水とか咳とか痰とかが出
て来る。まあ、清潔な環境に少なくとも
免疫はついって行ってない。

免疫は清潔な環境には少なくともついって行ってない。

有名な論文だと、牧場で牛とか馬とか草
原もあって、そういう所で育った子とい
うのはアレルギー疾患の発症率が物凄く
低いってのはどの国でも言われているこ
とです。

牧場や不衛生な環境で育った子供たちはどこの国でもアレルギーの発生率がもの凄く低いんです。

まあ、アレルギーになりにくい体質って
のは、子供の時にきちんとかかるべき病
気にかかったトカ、そういうことなんで
すよ。

子供時代にきちんとかかるべき病気にかかった子はアレルギー疾患になりにくいんですよ。

       おしまい

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