道新の夕刊から写真家の松原卓二さんのコラムです。
『 猫といえばみなさんご承知のように、目も耳も肉球もシッポも、どこをとってもカワイイところしかないという、いやはやなんとも恐ろしい動物ですが、もちろんω(オメガ)すなわち「クチとその周辺」がいちばん良い部分である、というのが相も変わらず私の主義主張であります。
猫のクチ周りをうまく写すには、ローアングルから狙うのが ベスト。
この猫ちゃんの口周りはどうでしょう。
透き通るようなピンクの鼻、そこからスウッと伸びた中心線もまたピンクで、うっすらと開いた下唇までピンクです。
中心線に向かってふっくらと盛りあがり、かつ下顎にもたれかかるかのような上唇の豊かな造形が素晴らしく、指でそっと触りたくなる気持ちを抑えられません。』・・・・・・なるほどね。動物写真家の皆さんはレンズを通してこのような世界を見てるんですね。
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